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STORY

ふるさと紹介 私の村案内をします。若狭湾にのびる内外海半島の先に私のふるさとがあります。夫婦亀や大門小門など天下の奇勝をほこる蘇洞門があり、美しい風景に包まれています。磯見漁などの伝統漁法も残る海に生き海に生かされる村です。岬に続く心の道、地蔵が微笑み、平安と祈りがあります。この豊かな自然や伝統や精神文化を未来に継承するために泊の歴史を知る会を結成し、神社で車座になって酒を汲みかう神事酒事などの伝統行事も多く残っています。民謡など民俗文化を記録したり、かわらばんを発行するなどの地道な活動を続けています。村の氏神様若狭彦姫神社の近くに、泊岳の山麓から流れる水があふれ出る名水まじょ川があります。泊新漁港が完成し区民が集い夕涼み会など新しい交流行事も始めました。泊の写真ニュースふるさと近況ファイルもご覧ください。

歴史・国際交流 この村に1900年1月の事件韓国船遭難救護の歴史があります。2000年1月、百周年記念行事を行い、日本語と韓国語で表記した絵本「風の吹いてきた村出版、現場を望む海岸に「海は人をつなぐ母の如し」と刻んだ記念碑を建てました。少年の像が海を見つめて立っています。海の少年は歌い続け語り続けます。海風がオーケストラを奏でます。この美しい風景の中に子どもたちは遊び、祖先の魂も遊んでいます。記念碑の前で丁讃宇(ジョン・チャヌ)さんが「イムジン河」など美しいバイオリンを演奏してくれました。雨森芳洲の生誕地高月町雨森の小中学生がサムルノリの演奏をしてくれました。浦項海洋科学高校サムルノリのメンバーも来日しコンサートをして交流をしました。琵琶の川村旭芳さんと胡弓の木場大輔さんが千年の風音楽会 を海照院でしました。公園にはムクゲが新しい芽をのばしています。今後、ムクゲを植樹し続けムクゲの公園を夢見ています。私の村は地球郡アジア村字泊(とまり)です。 

夢海道 若狭小浜は東アジアに海道が続く海の玄関です。小浜水産高校の実習船雲龍丸で小浜から函館へ、隠岐へ、佐渡へ、十三湊へと海道をゆくで航海し小浜の歴史を再発見しました。 2000年、ついに小浜から韓国への海道もつながり、高校生が小浜から韓国へ、韓国から小浜へと船で行き来して5年目となります。 朝鮮語の「ワッソ、カッソ」(行ったよ、来たよ)が「若狭」の語源かという説がありますが、まさにこの相互交流はそれです。海をつなぐ若者はやがて国をつないでくれます。小浜湊は夢湊、つづく海の道は夢海道です。人生に夢なくして航海はできない。夢あるところに海道は続いていきます。

歌・出会い・交流 に出会ってができ、を歌ってに出会う。人生はうれしいです。遭難救護の記念碑に寄せて創作曲ができました。日韓友好のつどい 歌手の荒井敦子さんが歌ってくれました。旅の詩が続きます。曽我ひとみさんが帰国後に会見した詩のような言葉を聞いて感動し「帰ってきました ありがとう」という歌ができました。うれしい出会い、佐渡からの帰りの船で「海は人をつなぐ母の如し」という曲ができました。

執筆・出版 自己紹介トークエッセイ なども載せてみました。日々の心窓去来も綴り始めました。掲示板BBSメールでの交流、相互リンクもよろしくおねがいします。情報BOXもご覧下さい。 

心に続く道 今、勤務している下根来小学校の子どもたちとお水送りの里から発信しています。前にお世話になった音海でも、若者たちが音海和太鼓倶楽部で活躍し、一生懸命を打ち込んでいます。卒業した子どもたちとタイムカプセルを開けて再会するのも楽しみです。ぼくらの学んだ堅海小中学校の木造の校舎もまだまだがんばっています。

 

 

 

 

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