このコースは、福井県大野市上打波の鳩ヶ湯温泉の奥の上小池から、三ノ峰を経て、別山、南竜ヶ馬場、室堂に至るコースです。水場が少ないので要注意です。
上小池の駐車場から打波川に沿って林道を歩きます。やがて橋を渡り林道の傾斜が急になってくると
三ノ峰登山口の標識が現れます。上小池から約20分です。ここから登山道がはじまります。
いきなり急登です。左手からの谷川の水音を聞きながら15分ほどで、山越屋敷跡に着きます。今はりっぱなベンチがあります。見通しのきかない杉林や広葉樹林の中を登り詰めるとやがて尾根に取り付きます。上小池から約1時間30分です。ここは「六本檜」と呼ばれています。、加越国境の赤兎山、杉峠からの道と合流します。天気がよければ北東の方向にこれから目指す三ノ峰が見えています。
ゆるやかに視界のきく尾根道を登っていきます。だんだん傾斜がきつくなってくるとやがて前方に大きな岩が見えてきます。岩の左側を巻いて上にでます。「剣ヶ岩」と呼ばれています。六本檜から約45分です。
さらに道は傾斜を増していきます。はるか右下には、森の中にぽっかりと「刈り込み池」が見えます。右側には二ノ峰、一ノ峰、銚子が峰、願教寺山、前方には三ノ峰が間近に見えます。
どんどん登っていくと、やがて傾斜が緩くなり、新婚まもなく遭難した二人の慰霊碑の前を通り、三ノ峰避難小屋に到着します。剣ヶ岩から1時間15分、上小池から3時間30分です。ここで、「石徹白道」と合流します。
ガイドブックにはこの近くに水場があると書いてあります。たぶん二ノ峰との鞍部にある水汲釈迦堂跡の水場だと思います。が私には見つかりませんでした。早い時期では雪渓から水を得ることが出来ます。このコースはほとんど水場がないので注意が必要です。
別山に向けて出発です。少し行くと三ノ峰の山頂を通ります。
そこから道は二度アップダウンをくりかえし、岐阜県側を巻ながら、やがて別山の太平壁が見えてきます。道はなだらかな登りとなり突然平らな草原にでます。別山平に到着です。三ノ峰避難小屋から約1時間です。
ここには御手洗池(みたらしいけ)があります。池の水は沸かして飲めば、飲めないこともありません。小休止するにはもってこいの場所です。
ここから別山の山頂までジグザグの登りが続きます。