7日目 のページ
この日で、最後のローマ。JTBの人が迎えに来るまでに、まだ時間があったので、いつものように朝食をとった後、ホテルの周りだけ
散歩することに。
まず、ピア門を遠くから眺める。ピア門はミケランジェロが最後に手がけた建築物で、中には博物館があるらしい。
そして、大蔵省を回って、ディオクレティアヌス帝の浴場跡へ。
西暦300年前後にできた浴場で、一度に3000人が利用できたらしい。
いつもこのそばを通るたびに、気になっていた場所なので、入ってみることに。
浴場跡には、ローマ国立博物館(テルメ博物館)がある。
しかし、博物館は、9:00オープンだったので、それまで時間があったのでテルミニ駅で時間をつぶすことに。
このテルミニ駅の名前の由来は、”浴場”(テルメ)から来ているらしい。
今回は、ジプシーに会うこともなく、無事に、駅前を通り過ぎることができた。
そして、時間が来たので、入館することに。
前庭は、無料。それでも、いろいろな彫刻がかざってある。
中に入るには、8000リラ。
オープン直後だったこともあって、昨日のローマ国立博物館(マッシモ宮)と同じくらい人がいなかったけど、
昨日よりは、いい品揃えがしてあったような気が・・・それにレイアウトもGOODでした。
ゆっくり見回って、のんびりして、やっぱりローマって歴史の国だな〜って感じていたところで、TIME UP。
ホテルについて、10:30にチェックアウト。
ホテルに着いたときには、日本語を話す人が対応してくれたので、帰りもそのつもりでいたら、
迎えに来てくれたおばちゃんは、日本語だめ。英語は、"落ち着いて話せよ”っていうくらいむちゃくちゃ早口。聞き取るのにせいいっぱい。
空港までは連れて行ってくれるらしい。
ホテルを出ると、黒塗りのベンツが止まっている。その車に乗り込んで、空港へ。(初めてのベンツでした)
飛行場の近くに行っても、飛行機が飛んでいない。な〜んかいやな予感。
飛行場につくと、人がいっぱい。「やっぱ、イタリアのハブ空港だから」って思っていたら、何のことはない。みんなストで足止め
くらっているだけ。
空港には、JTBの人が待っていてくれている。(今度は日本語を話せる人)
おばちゃんは、そのJTBの人と何か話をしてチケットの手配に駆け回ってくれている。愛想はないけど、仕事はきっちりしてくれているよう。
そして、出た結果。今晩、パリには行けるけど、キャンセル待ち。
明日の朝、パリから大阪にいけるかも。ってことに。
パリで今晩滞在になり、ホテルの手配もJTBがしてくれた。
昨日わりと冷静だった旦那は、もう半分パニックに。最悪のことを考えない人なんだから!!って怒ってみてもだめなので、ほっておく。
私は、最初から腹をくくってたので、冷静でしたね。
そして、一仕事終えたおばちゃんが、JTBの人にまたまたなにやらしゃべりかけている。イタリア語の聞き取りに朝鮮!!って
思って聞いていると、私の知っている単語ばっかり。「私ジェラート食べてくる」
自分の耳を疑ったんだけど、しばらくして目の前には、ジェラートをなめているおばちゃんの姿が・・・
でも、むちゃくちゃよくしてくれたおばちゃんのおかげで、なんとか、AIR FRANCEに乗れることに。
出国審査もあったようななかったような感じで、「はい、ここに並んで」といわれ、列の後ろにつくことに。
結局、空港の免税店で買い物って思っていたのに、買う時間もなく、お土産の「予定が狂ってしまう。
2時間30分くらいの旅。食事は、さすが食の国フランス。おいしかったですね。
着陸の時には、一同拍手。そういえば、以前パリ旅行に行ったときもパリに着いたとき拍手していたっけ。
フランス人って着陸が無事に行われると拍手するのかな・・・って思ってしまった。
シャルルドゴール空港に到着して、JTBの地図に従って、ホテルのバス乗り場へ。
でも、それらしきものがないので、ポーターに場所を聞くと、場所が違うとのこと。
それで、荷物を持って、その場所へいってみる。
2時間くらい待ってもなかなか来ないので、タクシーに乗ろうとしたら、「ただでいけるんだから、そっちで行ったら?」って商売っ気なし。
やっとシャトルバス乗り場を見つけるが、どのバスも停まろうとしない。
旦那は半分泣きそうな顔で、つかれきっていたので、仕方がない。私の出番。
ひっしこいて、バスを一台停める。すると、「このバスは、違うホテルだよ」って言われてしまう。
そして、もう一台とめたら、やっとホテル行きのバス。
ホテルには、夜12:00に到着。
で、チェックインして、部屋に入ると目を疑う。
掃除前の部屋じゃないですか。日本に帰ってきてからその話をすると、日本のホテルの掃除の後とは違うよって言われたけど、
そんなんじゃない。確かに、さっきまで人がいましたって気配だらけの部屋。
フロントに「この部屋掃除していない部屋だから、替えてくれ」って文句を言って、替えてもらう。
そしたら、フロントのにーちゃんは、鍵を渡してくれるとき「今度は、きれいな部屋だよ」。だって。
おいおい、最初の部屋は、わざとかい。文句言えない日本人だからってそんな部屋あてがうのかい!!。
って思ってしまったくらい。
フランスでそんなことがあったけど、やっぱりフランスは好きだ〜!!
おっと話がそれてしまった。
新しい部屋に入ると、クーラーらしきものがない。窓を開けて寝るのは、怖いので、仕方なし、我慢して寝てしまった。
疲れていたから、ぐっすりと眠れたな〜。
それにしても、いろんなことがあったようななかったような一日でした。