6日目 のページ

いつものように、朝食を取り、その後、出発。

今日の目的は、「ヴァチカン美術館」。

レパブリッカ駅へ行くつもりが、なぜか、テルミニ駅の前に出てきてしまった。

こっから乗ってもヴァチカン美術館近くのオッタビアーノ駅に着くから、この駅から出発することに。

で、ホームに向かって歩いていると、ジプシー姿の女の人が、ダンボールの看板を持って近づいてくる。

あんまりかかわりたくないので、彼女から少し距離を置いた。

そしたら、彼女は、別のアジア系ツーリストに近づいていったでは。そしたら、突然、周りからジプシーの子供たちが出てきたらしく、

そのツーリストにたかっている。すっごい迫力なので、びっくりしてしまったけど、そのツーリストは、大声を出して子供たちに

抵抗していたら、子供たちが逃げていってしまった。通行人は、いつもの風景なのか、何もなかったように歩いている。

もしかして、ジプシーの女の人から、距離をおかなければ、私たちが、あのようになっていたのでは・・・

って考えると、ちと怖くなって、やっぱり外国では気を張って歩かねば!!と気持ちを引き締める。

 

地下鉄に乗って、「オッタビアーノ」駅へ。

道を歩いていると、またまた、ジプシーの女の人たちが・・・それにしても、ジプシーの男の人は何をしているのだろうか?

ヴァチカン美術館は、サンピエトロ寺院に隣接しているのに、入り口は違う。目の前に見えている寺院を横目に、大分歩くことに。

疲れた〜って思うころに、美術館の前に到着。

入り口が2階になっている。

ガイドブックを見ながら歩いているはずなのに、迷路みたいになっているため、すぐに自分のいるところが、分からなくなる。

この美術館には、礼拝堂しかないのかっていうくらい、「システィーナ礼拝堂はこちら」という看板矢印が目立っている。

システィーナ礼拝堂には、よくジグソーパズルにもなっている、「天地創造」(天井画)や、「最後の審判」(”最後の晩餐”ではない)

の壁画があるんだけど。・・・

確かに、この礼拝堂に入ったとたんに、「うわ〜、すっげーかんど〜」って思うくらいの迫力。(語学力がないのでこれくらいしか

表現の方法がわかんない・・・)

その礼拝堂では、観光客は、みんな上を向いている。天井画を見るために。

フラッシュをたいて写真を撮ってはいけないんだけど、とっている人がいる。警備員がフラッシュが光ったところまで行って、

注意している。

私も、上を向いて天井画を見て、首が疲れると「最後の審判」を見る。と言うことを繰り返す。

写真はもちろん、撮影しない。

以前、ルーブル美術館に行ったときに、うれしそうに写真を撮っていたんだけど、そんなことをしていたら、

見たはずの絵の記憶がない。写真に写したから、そのそばまで行ったはずなのに。

そして、写真を現像すると、焦点が合っていなくて、ピンボケしている。

そんな写真よりは、市販されている作品集を買ったほうが、きれいに写っている。あの私のとった写真は何だったの!!

っていう経験をしたので、美術館では、なるべく写真を撮らないように心がけている。

それにしても、この天井画&最後の審判だけを見られただけでも、ま・ん・ぞ・く。

この礼拝堂には、20分くらいいたかもしれないですね。

ときどきある美術館ショップ。見ながら歩いていると、店によって取り扱っているものが違う。

入り口の近くにあったショップにしか取り扱っていなかったジグソーパズルを買っておけばよかったと、後悔。

後悔先に立たず。で、結局出口に出てしまった。

そのまま、テルミニ駅へと向かう。

ちょうどそのころにお昼になったので、駅のそばのリストランで、あんまりおいしくないもの(でも、この店の人に勧められたんだよ)

を食べる。そして、注文していないはずのもの(多分。頼んでいたのかもしれないけど)まで食べることに。

そこのボーイさんは、「日本人か?」って聞いてきて、「そうだ」って返事をすると次は、「英語は分かるか?」って聞いてくる。

そして、「I love you」「You are beautiful」は、日本語でどういうのか?と聞かれる。

おいおい、女の子と口説く日本語を教えてくれってか!!って思いながら、教えることに。

そして、彼を観察していると、オーダー表にその言葉を書きとめ、暗記しているでは。なんとかわいらしいことで。

 

食事が終わると、近くの国立博物館へ。

13:30分ころに入ったのに、14:15分までに出てくれと言われた。(その日は、開館時間が短かったのかどうかわからずじまいで

言われたままに出て行ってしまったけど)

ヴァチカン美術館に比べると閑散としている。一人できたら、なんだか怖いくらいに静か。

伝説の神の彫刻などが飾ってある。発掘されて出てきたみたい。

時間に制限がなかったら、もっとじっくり見ていたかったですね。

 

一度、ホテルで休憩して、夕飯に向かう。今回のレストランも、JTBの紹介。

「TARGET」というところ。

生ハムスパゲッティーを食べたけど、生ハムのくどさが・・・でも、おいしい。やっぱりイタリアは、パスタだね。

これで、ローマでの散歩はおしまい。

う〜ん、満足したような、そうでないような・・・

 

ホテルに戻り、帰り支度をしていると、電話がなる。

JTBより、電話。相方が応対したんだけど、電話を切った後、「アリタリア航空がストで、管制塔も、ストなんだって」

って、何にも切迫した感じで報告してくれない。

「帰れなかったらどうするの?」などなど、問い詰めたんだけど、「多分大丈夫だろう」ってのんきな答えが・・・

次の日に、あわてるのは、相方なんだけどね。

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