5日目 のページ
この日は、2日前にローマ市内観光で案内してもらえなかったコロッセオの中を見学することに。
と、言うことで、地下鉄に乗り、「Colosseo」駅まで行く。
9:00からのオープンを待っている人たちが、100人くらいいる。
多分、この人たちは、イタリア以外の観光客が大半なんだろうな〜って思いながら、一緒に並ぶ。
1人10,000リラを払い、入場。ガイドブックを読みながら中を回ろうと思い、購入したんだけど、日本語版がおいていない。
仕方がないから、英語版を購入。(結局日本から持っていったガイドブックを見ながら中を回ったので、ここで買ったものは、
今まで一度もあけていない結果に・・・)
で、音声ガイドを借りようとした、私の相方は、アイデンティティーカードがないからといって、借りられない。
パスポートは、盗まれるといけないから、という理由でホテルの金庫においてきたんだったっけ。
そういえば、パリのルーブル美術館で友達が、音声ガイドを借りようとして、パスポートを持っていなかったから、クレジットカードを
代わりにおいてきたって話していたっけ。音声ガイドを簡単に借りれるって言うのは、日本だけなんだろうか?
中に入ると、まさに、グラディエーターの世界。
とは言っても、競技場内は、簡単な板張り通路になっていて、地下の発掘調査が見れるようになっていたんだけどね。
(これが、発掘調査中の競技場の中)
それにしても、2000年前から、こんなに地下がしっかりと作られていたなんて・・・”すばらしい”。
コロッセオを後にして、次に向かったのは、カラカラ浴場跡。
と、言うことで、再び「COLOSSEO」駅へ。
コロッセオへ向かうときには気づかなかったけれども、こんな張り紙が改札口のところにあった。
いや〜、日本人が多いんだね。それも、スリに遭う日本人が・・・。スリに遭ったのは、私もか・・・
それにしても、何かをお手本にしてイタリア人が書いたような張り紙を私は気に入ってしまった。
そして、「Circo Massimo」駅まで。
地下鉄で大分コロッセオから離れたかと思ったけど、コロッセオや、コンスタンティヌス帝凱旋門が、見える。
そして、カラカラ帝浴場跡へ向かう途中、ジプシーの妊婦さん。私たちの姿を見つけると、少々苦しそうにおなかをさすっている。
そして、私たちが、通り過ぎると、今まで何事もなかったかのように、すたすたと別のところへ移動していった。
おいおい、たかりかよ〜!!
途中、カラカラ浴場競技場があって、一瞬、「ここが、カラカラ浴場跡か。」って思ってしまったけど、
地図をよくよく見ると全く違う場所。
と、言うことで、改めてさらに歩くことに。
で、やっと目的地に着いたんだけど、あまりメジャーなところではないからか、見るところが少ないからか、
観光客があまりいない。もちろん、日本人なんていない。
う〜ん、こんな日本人のいない環境に浸りたかったのよね。って思いながら歩いていると、
向こうから、見慣れた絵柄のTシャツを着た外国人( 注)日本人以外ってこと )が。
それは、「相撲の取り組み図」+「自然生活」の文字の絵柄。
漢字入りのTシャツが流行っているとは聞いていたけど、絵柄と漢字があっていないなんて!!
ま、その話はおいといて、カラカラ浴場跡では、壁画がかざってあった。1800年くらい前の壁画が
雨ざらしになっているなんて。それくらいの価値しかないの?それとも、1800年前っていうのは、つい最近のことなの?
ここは、郊外ということもあってか、とても静かで、時間がゆっくりと過ぎているような、こんなところでもう少し時間がすごせたら・・
って思うような場所。でも、ベンチが少なくて、休憩する場所があまりなかったのは、ちょっとネックかな。
地下鉄に乗り、テルミニ駅へ。
車内で、パリであったようなアコーディオンを弾くミュージシャンに出会う。面白いことに、テルミニ駅に近付くにつれて、
演奏のテンポが速くなっている。チップは、みんな渡していなかったので、私たちもそのまま渡さず、逃げるように
地下鉄を出る。
BARで、昼食。
ちょっと躊躇していたら、お店の人が、ボディーランゲージで優しく注文の仕方を教えてくれた。
まず、注文−>席に着く−>食事−>会計(レジで) 。
今回は、チップを渡すぞーってがんばっていた、相方は、結局チップのタイミングを計り損ねて、渡すことができなかった。
そろそろお土産を買わなくては・・・と、ローマ三越へ。
ここは、三越だけあって、日本人向けにすべてができている。
日本語をしゃべるイタリア人(店員)。ただで飲めるミネラルウォーター。日本語のポスター。ローマの休日の上映。
私たちが入ったときは、静かだったんだけど、しばらくすると、団体客が・・・もちろん日本人。
「えっ、ここは、日本?」って思うくらい、イタリアを感じさせなかったな。
ま、取扱商品は、イタリアものが多かったけど。
そして、荷物を置くために、ホテルへ戻る。部屋では、なぜか鍵穴を修理中。
なんかいやな予感が・・・でも、この予感は、当たらなかったけどね。
「今日は日本語メニューのある美味しい店で食事を取りたい」という相方の希望で、
JTBにそのような店を予約しておいてもらう。
一服をして、もう一度ショッピングへ。
まず、目に付いたお菓子屋で、量り売りのお菓子を買う。1キログラムあたりの金額しか書いていなかったので、
おそるおそる「200グラム買えますか?」って聞いたところ、快くOK。の返事。
おいしく食べながら歩く。
そして、テルミニ駅の地下へ行く。
まず、本屋。
パスタの本、絵本を購入。本当は、ドラゴンボールの漫画が欲しかったんだけど、日本の漫画でイタリア語になっている漫画は、
手塚漫画と、SEXY漫画だけ。(おいおい日本人ってそれだけじゃないよ)
日本を紹介する本の写真を見ると、竹の子族を未だに紹介しているし、
あんまり日本に対しての関心がないのではないのかな〜って思ったりした。
次に、ドラッグストアー。
ここでは、バニラ・ピーチと箱の外にまで匂いがぷんぷんしている紅茶を購入。
グリコのポッキーもあったんだけど、それは、「MIKADO」という名で売られていた。
そして、ジェラテリアで一服。
初めて、自分たちでジェラートを注文。でも、この前トレビの泉で食べたジェラートが美味しかった。
しばらく、町を歩き、レストランの予約時間が来たので、「マングローヴィア」へ。
途中、酔っ払いに「CHINESE」ってからかわれる。
”いらっしゃいませ〜”と、思いっきり日本語で迎えられる。
私たちの席には、片言日本語のできる人が付いてくれた。
皿を下げに来るたび、「オイシカッタ?」って聞いてくる。
確かに美味しかったので、「美味しかった」って答えてばっかり。
それにしても、日本人があちこちにいる。これは、JTBのせい?
別室では、誕生日パーティーなのか、むちゃくちゃうるさくて、カンツォーネを歌う人まで来て、えらい迷惑だったんだけど、
楽しそうで、うらやましかった。
今回の食事には、日本語がわりと通じたし、美味しかったので、満足してホテルまで帰ることに。
途中、またまた、別の酔っ払いに会い、「おしっこ」「うんこ」と言われる。おいおい意味を知っているんかよ。