1月の巻 (12月もちょっとある)

大晦日も押し迫ったある日のこと。

映画を見終わって、さて帰りましょうとなった時に、これからの私の人生が大いに変わってしまう一言が・・・

「結婚しよう」ってあの一言さえなければ・・・って何回思ったことか。今でも時々、思ったりするんだけどね。

来年の試験の予定をたてるのに、結婚の日程を聞かないといけない、と思ったアタクシ。

思わず「OK」の前に「いつ?」って聞いてしまい、これがこれからのエピソードとして、相方(旦那or主人なんて言えない)

がいろんなところで、話しているらしい。

だって、「2年後に・・」なんて言われても具体的じゃないから「口約束だけかも」だって思わないのかなって

いっつも不思議に思ってるアタクシです。

ま、それはおいといて、二人での話し合いの結果、「3月の確定申告が終わった後(下旬)」と言うことに。

会場は、相方が前から考えていたらしい出雲大社(島根県)。

えっ?私は、結婚なんて、紙一枚だけでもいいと思っていたから、多少抵抗が・・・

でも、相方が「結婚式を挙げたい」と、言うものだから、しぶしぶ了承。

そして、「いままでの友達へのご祝儀を取り返したい」と言うものだから、披露宴もすることに。

この結婚、花婿と花嫁の、結婚式に対する情熱が、逆のような・・・

 

で、それぞれ、親に報告を。

家に帰るまで、どーやって言おうか、っていろいろ悩んだ結果、ストレートに言うことに。

家に着くと、雑魚寝をしている親を見下ろしながら、「結婚する」って言ったら

「誰と?」「ふ〜ん、よかったな」ってそれだけ。

それと、「3月の下旬を予定している」って言ったら「3月18日だけは、だめ」だって。

理由は、せっかく取ったサンドームである吉本新喜劇は、絶対に行きたいから。

と、言うことで何の反対もなく、この結婚話は始まってしまったわけで。

 

そして、4日後には私の家に挨拶に、その2日後には、相方の家に挨拶に。

相方の家にいったときにびっくりしたのは、その時点で、2世帯住宅のような造りだったんだけど、

それまで使っていなかった方の台所の改装の予定がすでに決まっていて、

挨拶に行ったはずなのに、キッチンの高さ、ブラインドの色等々を決める羽目に。

話の進み方が異様に早いような・・・

さっきも書いたように、本当は、出雲大社(島根)で結婚式を。と思っていたんだけれども、

3月下旬の予定をメールで問い合わせても、なんの返事もなく、結局、福井の出雲大社福井分院ですることに。

とりあえず、式場を押さえなければ・・・と、年末慌ただしい中を訪れることに。

式場も、年末の大掃除をしているような中で、3月25日をとりあえず仮押さえ。

5月のGWの時期も空いているらしい。それは、田植えの時期と重なるからと、いう理由。

 

「結婚」までの、過程が、全然分かんなかったワタクシ。とりあえず、リクルートから出ている北陸版の結婚情報雑誌

(名前は、忘れた。季刊誌。)を購入。でも、購入するときに、コッパズカシイのなんのって。

 

そして、相方は「饅頭まき」と、言うものを是非ともしたいという。

「饅頭まき」とは、花嫁が、嫁ぎ先に入り、仏壇参りというものをする。その時に2階から、花嫁を見に来た人たちに、

「饅頭」等々をまくらしい。私の住んでいる町では、そのような習慣はなく、「福井には、”饅頭まき”というかわった風習がある」

って、噂には聞いていたくらいで。

と、言うことで、私は、仏壇参りするために、白無垢を着、嫁ぎ先にはいるために、色打ち掛けを着る羽目に。

シンプルな結婚を希望していた私の意見なんて、なんにも取り入れられず。

ま、結婚の主導権を相手に渡してしまった方が、楽かな〜。って思ったりして、反対もせず。

と、言うのも、先に結婚した友達が

「結婚の準備の時に、手伝ってくれず、”もー別れてやる”って何度思ったことか・・・」って言っていたので、

自分が主導になるよりも、言われたことをハイハイと、やっていた方がいいと判断したわけで。

結局、結婚式&披露宴も、「花嫁のための」じゃなくって、「花婿のための」結婚式&披露宴。

その話は、「3月の巻」で。

 

そして、正月という期間が入り、着々と自分の思ったように準備が進まないので、半泣き状態に。

「やっぱ、結婚するなんて言わなきゃよかった」って思ったりして。

それでも、正月休みが明ければ、式場の本契約をして、結納の日取りを決めて、自分の部屋の荷物をまとめて

と、やっと話が進んできて「結婚するなんて言わなきゃ良かった」って考える時間がなくなったことは、良かったんだけど、

結婚衣装を決めたり、家具の下見に行ったりして、ゆっくり映画を見たり遊びに行ったりする時間が

なくなってしまった訳で、多少ストレス。

それにしても、結婚を決めてから、半年とか1年とか、言っている人がいるけど、

よく、こんな状態で半年・1年ともつもんだなーって思ってしまう。

私なんて、3ヶ月で、もうgive up。

 

こんな状態だから、年賀状にも結婚するということを書くこともできず、結局、披露宴に出席してくれる友達には、

メールアドレスを知っている人については、メールで、その他の人には、招待状を直接送ることに。

(これは、2月のお話なんだけど)

その他の人には、結婚してから、1ヶ月以上経つけど、まだ報告していない・・・

 

結婚を決めた1ヶ月後の1月26日には、結納。

私の家は、もらわれる方なので、私の家で結納を。

簡単に・・と言うことだったので、簡単だったのだろうけど、結納金の入った包みの水引の豪華なこと豪華なこと。

結納に関しては、親に任せたのだけれど、親も初めてのこと。と言うことで、デパートの結納コーナーへ聞きに行ったよう。

デパートから、「福井の結婚」「福井の結納」についての冊子をもらってきて、結納の前に予習していたみたい。

結納の後に、小料理屋でお食事。これらは、すべて花嫁さんの支払い。

そうそう、自分なりに理解した言葉。

それは、破談の時の「結納倍返し」。これは、結納金をもらった人に対しての言葉。

花嫁さんから、破談を申し出た場合。・・・結納金を返金+結納金と同額を相手に渡す=結納金*2

(結納金は、相手方のものだからね・・・)

花婿さんから、破談を申し出た場合。・・・結納金を破棄

要はお互いに、結納金分を捨てれば破談できる。ってこと。

こんなことを、ずーっと考えていた1月でした。

2月になったら・・・

おっとこれは、次のページで。

 

2月の巻

3月の巻

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