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宴席お遊び説明図-お座敷編

 

 



 

 

お座敷遊び
「漫画家・安藤なつ作」


 京都の高級お座敷で遊ぶ基本。
 お客様おひとりに対して、「地方(じかた)」と言われる「げいこ」の3人と、舞いをされる「げいこ」1人と「まいこ」2人に艶話や艶芸をする「太鼓持ち」1人を入れた計7人を呼んで遊んでいる所。

 以下、詳しく役割や道具を説明いたします。

 

 



 

 

 「げいこ」「まいこ」さんの舞いや「太鼓持ち」の艶話や艶芸を観賞したり、皆さんで面白い色々なお遊びやお話をしてお客様にお酒を勧め楽しんで頂くのが宴席です。

(1)お客様
お遊びの部屋では普通「旦那様」と呼ばれるが、ご年輩だと「おとうさん、若い人だと「おにいさん」とも呼ばれていて、何も言わなくても好みは判っていて好みのものが出て来る。

(2)芸者(げいしゃ)
正式名称は芸妓(げいぎ)で京都では「げいこ」と言われている舞いをするので「立方(たちかた)」と言われます。「げいこ」同士の時には自分より先輩の「げいこ」には「おねえさん」と呼ぶ。

(3)舞妓(まいこ)
「げいこ」になる前の段階で「半玉(はんぎょく)」と言われるが京都では「まいこ」と呼ばれている

 

 



 

 

(4)げいこ=芸者
唄を担当している人
(A)唄の本

(5)げいこ=芸者
リズムを担当している人
(B)打楽器の和太鼓

(6)げいこ=芸者
メロディを担当している人 
 この人は「げいこ」の中で一番ご年輩なので他の「げいこ」からは「おねえさん」と呼ばれている
(C)弦楽器の三味線

(4)(5)(6)の「げいこ」は座って唄や楽器を演奏されるので「地方(じかた)」と言われる

 

 



 

 

(7)舞妓(まいこ)
(D)「日本髪」と言われる伝統的な日本の未婚の女性の髪型に自分の頭髪で結ってもらい、そこに毎月事に髪を飾る花簪(はなかんざし)を差しますので季  節を感じます。
(E)衿(えり)は「げいこ」の白い衿と違って赤系の色が入っている。
(F)帯(おび)は後ろで結ばれるが、床まで垂れ下がっている「だらりの帯び」といい、舞妓(まいこ)さんだけが用いる。
(G)振り袖の袂(たもと)も「げいこ」より長くなっている。


(8)太鼓持ち
正式名称は「幇間(ほうかん)」で別名「男芸者(おとこげいしゃ)」とも言われ、「げいこ」「まいこ」の品の有る歌舞音曲に対して、くだけた艶っぽい話や芸で宴席の流れにメリハリを付けて、その場の雰囲気を盛り上げる役割の男で、「まいこ」の着物の着付けやお伴や用事をする「男衆(おとこし)」とは又別です。

 この場面は、身体を悪くした勝五郎(かつごろう/太鼓持あらい)を連れて初花(はつはな/まいこ)が遠出して、人の気配が無いので愛し合おうとする艶芸をしています。

 

 



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