雑草の仕業
雑草は嫌われ者に思われていますが、その仕業が福井を支えている
2001.07.15更新
                   

 

花にも負けない雑草

雑草がまちをデザインする

雑草がまちをデザインするT「はみ出し」

雑草がまちをデザインするU「道を彩る」

雑草がまちをデザインするV「電柱をカバーする」
 
 
 
 

自然の仕業

自然の反逆
 




      
花にも負けない雑草
  
雑草といってもいろいろあります。けっして普通の草花には負けません。

                                  


ヘビイチゴと小判草

福井市内の市街地の道端で見かけました。なつかしいですね。

ヘビイチゴ(蛇苺)

この赤い実のようなものは、偽果といって本当の実ではなく、小さなゴマのようなものが実だそうです。

小判草(タワラムギ)

ヨーロッパ原産の帰化植物です。
小穂を小判と見るか、俵と見るかで名前が変わりますが、やはり小判ですよね。英名は揺れる草だそうです。


雑草がまちをデザインする

雑草と馬鹿にしないでください。私たち雑草も、まちづくりに貢献しています。
 


 
 

  
雑草がまちをデザインするT
「はみ出し」
  
道路に堂々とはみ出して、まちに潤いを与えています。
  
  
 なにかと殺風景な駐車場ですが、雑草たちは駐車場の周りを取り囲んで、街並みから車を消し去ってくれるばかりでなく、勢い余ってついには道路にまで堂々とはみ出してしまって、まちに彩りを添えてくれています。
  

 
タチアオイ(立葵)
(別名ホリホック,梅雨葵)

ここまで来ると、雑草とはいえないぐらいりっぱ。でも,花が済んでからの後始末は大変草。


 
オオキンケイギク

最近良く見かけるんだけど、北アメリカの野草を改良したものが、日本でふたたび野生化しているそうです。


 
アジサイ

雑草とはいえませんが、ここまで道路へはみ出す勢力、あり様は、りっぱに雑草の資格あり。


 

 
 



 

 

  
雑草がまちをデザインするU
「道を彩る」

道から直接顔を出しています。
 


 アスファルトで塞いでしまった地面の下から、雑草は必死に顔を出して、自分の存在を誇示しています。透水性舗装などに金をかけなくても、車の通らないところなら、アスファルトのひび割れをつくって、そこから雑草に顔を出してもらうというのも良いかも。金はかからないし、何が生えてくるかの楽しみもあるしね。
 

 
 
シソ(紫蘇)

さすがに木田地区。特産の木田紫蘇が道路のアスファルト舗装割れ目から顔を出している。紫蘇の道?

タンポポ

これはみなさんおなじみのタンポポです。タンポポロードもいいかも。
  

調査中

道の前の犬走りの割れ目から顔を出して咲いた小さな花。
  
 


 

 


 
  

  
雑草がまちをデザインするV
「電柱をカバーする」

道の端っこの邪魔者の電柱を,カバーしています。


 道の端っこを占領している,歩くものにとっては邪魔者の電柱。ひょっとすると、雑草君は何かをやってくれているかもしれないと思って、探してみました。
 ありました,やはりやってくれますね。この殺風景な邪魔者の足元を装飾している雑草がありました。彩りはいまいちですが、でもかならずいつかはやってくれるでしょう。
 

 
電柱設置のアスファルトのつなぎ目に1列にならんでガードしている。
電柱の周りを取り囲んでいる。

 

  








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