五次元世界の冒険 Virtual Library 3

カルビン・オキーフ : Calvin O'Keefe

森の中のおばけ屋敷近くでメグとチャールズはカルビン・オキーフという少年に会います。カルビンはメグより学年が2年上の同じ学校の生徒でバスケットの選手です。


……背が高く、痩せていた。骨張った手首がブルーのセーターの袖から、にゅっとつきでているし、すり切れたコールテンのズボンの裾から10pばかりすねがのぞいている。オレンジ色の髪の毛は床屋に行く必要がありそうだし、顔には髪の毛と似合いのそばかすがある。目の色はめずらしいほど明るいブルーだった。…


数語言葉を交わすだけでカルビンはチャールズが常人とは違うことを見抜きます。実はカルビンもある意味では常人と違うものを持っていたのです。かれはそれを「霊感」が強いと表現していますが、その霊感がカルビンに、ここでメグ達と逢って、共にお化け屋敷に行かなくてはいけないと告げたのです。ワトシット夫人の他に太った小柄なフー夫人、影のような実体の揺らぐウイッチ夫人が登場してメグ達の父に関する情報と、更に全宇宙を巻き込んで迫り来る危機について暗示的なことを語ります。詳細は「まだ、その時期でない」と教えてくれません。ただもうすぐみんなが度に出なければいけないと謎めいた言葉を与えます。



 
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