Audi  

Audi ひとくふう 1


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ホイール交換

 ホイール交換した時、少し困るのが、ホイールの固定はナットではなく、ボルトだという事だ。
ホイールの内径とハブの径が合っていれば、問題ないが、社外品を付けた場合、合わない事もある。この場合、ハブのネジ穴をホイールの穴から覗いてあわせてやらなければならない。
これがなかなかめんどくさい。と、言うより、実は穴を合わせる為の棒もついているが、問題はもっと重要なところだ。


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シミー

 つまり、ホイールの中心とハブの中心(回転中心)が必ずしも一致しないと言う問題が発生しうる。
 現象としてはシミーの発生だ。この車の場合、100km/h付近でシミーが発生する。(ハンドルがぶれる)そのスピード帯域を外れるとシミーはおさまるが、不快な上、安定性に問題が有る。
 当初、タイヤショップでオンザホイールバランサなどにかけて調整してもらったが治らなかった。
やはり、回転中心の同軸度は絶対必要だ。ふだん会社で機械の回転中心を必ず0.01mm以下に調整しないと気が済まない私としては絶対に調整必要箇所だ。


カラーの活用

 いかにして、ハブとホイールの回転中心をあわせるか。そう、ハブとホイールの空白部分にカラー(スペーサ)を入れれば、良い。
 早速、ハブの外径とホイールの内径を測定し、図面を描いた。公差は経験から決定した。次に図面をもとに旋盤を使用し、カラーを製作した。当初、アルミニュームを使用して作製し、取り付けるつもりだったが、会社の余り材料をキープしておいたのがいつの間にやら捨てられていた。
仕方なく、S45C(機械構造用炭素鋼)で作製。取り付けたまま走ったのでは重量が増えてしまう、取り付け時だけのカラーとした。
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ロードインプレッション

 さっそく、タイヤ交換の時、カラーを使用してみる。
 が、、、公差を厳しくし過ぎた為、取り付けてボルトを固定した後ではカラーがしっくりとはまって、非常に抜きにくい。
 それでも時間がかかるがなんとか取り外してタイヤ交換を終わらせ、テスト走行。
 実に快適である。シミーは嘘のようになくなり、走り自体も変わったようだ。これでポテンザの限界にチャレンジできる。(うそうそ)
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