パリ2日目

「基礎知識」とは別に、建物などの説明もあります。それは、文章中のリンク部をクリックしてくださいね。

(出来たら、パリ市内の地図を見ながら読んでいただけると、地理が分かるかと思うのですが・・)

 やはり、香港を30分遅れて出発したせいで、シャルルドゴール空港(フランスの国際線が止まるとこ)

に到着する時間も遅れてしまった。で、朝6時45分到着。

 着陸が無事だったせいか、周りのフランス人から、拍手がわき起こる。

 なんだか、アジアじゃない国に来たって実感。

 到着した後、入国審査前に、警察官らしき人にパスポートを見せる。で、OKが出たら、次に入国審査。

 前から聞いてはいたんだけれども、やはり、パスポートにはんこを押してくれない。

 これでは、フランスに来たっていう証拠がないじゃないか!

 そして、荷物を取りに行き、手荷物検査を・・・・と、思っていたら、誰もチェックしていなくって

 結局、そのままノーチェックで素通り。

 しばらくすると、「すみません、日本人の方ですか?」と、声をかけられる。

 その人たちも、フリーパックで旅行に来たらしく、「入国審査の時に、はんこを押してくれませんでしたよね。

 手荷物検査って、あんなんでよかったんですかね?」と、念を押されてしまう。

 そして、「なんておおらかな国なんでしょうね」と、妙なところで感心していた。(私もそう思ったけどね)

 彼らは、今から「ユーロディズニーランド」に行くらしい。

 私たちは、というと、RER(高速郊外鉄道)という電車に乗るために、その乗り場を探すけど、見あたらない。

 人に聞いたら、シャトルバス(無料)に乗って、駅まで行けとのこと。

 「本当に、このバスはRERの駅まで着くのかな・・」って少々不安になりながら、

 それでも、無事、駅までは到着。

 で、切符販売口にまで行って「北駅」まで、切符を購入。

 さて、荷物を持って、自動改札口に。

 切符を差し込んで、荷物を前にして、さぁー改札を出ようとしたところ、出られない。

 そう、この改札口は、1人用。荷物は、隣に荷物専用の通路がある。そこに荷物を通さないといけなかったの。

 (って、次に改札を入ったおばちゃんが教えてくれた)

 もちろん、何度切符を通しても、エラー音が出るだけ。

 そばで、ガラス拭きをしていたお兄ちゃんに対策を聞いたけど、なんて言っていいかわかんなかったので

「やっぱり切符を買いにいくわ」って、彼に言ったら、

「切符を2回も買う必要はない。改札を下からくぐっちゃえ」ってジェスチャー混じりで言われる。

 そのときに、彼が私の方に手を差し出してきたから、「握手だ!」って、彼の手を取ったけど、

本当は、私の持っている切符の日付を確認しただけ。ちと、恥ずかしかった。

 ということで、潜ってホームに出ることに。(キセルではないから、堂々としてたけど)

 で、ホームに出たはいいけど、2台も列車が止まっている。

 どっちの列車に乗っていいのか分かんなくって、駅の人に聞きたいけども、

探しても探しても、どこにも見あたらない。

 友達が「こっちの電車だよ」って言ったので、彼女の言葉を信じて、乗ることに。

 北駅まで、約30分。北駅までの間で、停車した駅は、1つのみ。

 車窓を見ていると、パリに近付くにつれて、煉瓦づくりの建物が増えてきて、

 「あー、外国に来たんだ」って、再実感。

 そして、北駅到着。

 そこから、ホテルまで、歩いて約30分くらい。(本当は15分くらいで着くのだけれども、道が分からなかったもので・・・)

 ホテルのチェックインは、15:00から。私たちがホテルに着いたのは、10:00頃。

 で、ホテルの人に荷物を預かってもらうように頼んだら、

 「もう部屋に入ればいいよ」と、言ってくれたので、お言葉に甘えて、部屋に入ることに。

 一休みして、念願のパリ市内を見学開始!。

 全然スケジュールを決めていなかったので、どうしようかと思ったんだけど、

 今日は、日本人向けの市内観光バス巡りで巡る名所を自分たちの足で巡ることに。

 まず、ホテルから東駅まで、歩いて、約5分。(北駅と、東駅は近い場所にある)

 そこのスタンドで、パリ生活初食事を。フラン(タルトみたいなものかな・・)と、リンゴパイを友達と半分ずつに。

 量も多くて、甘くってちょっと胸が悪くなったけど、嫌いな味じゃない。

 東駅から、ストラスブルグ通りを南へ下っていくと、サンマルタン門、そして、サンドニ門が見える。

 そして、そこの近くから地下鉄に乗ってコンコルド広場へ行くことに。

 切符は、回数券を購入。1枚だと8フランだけど、10枚で55フラン。日本の回数券よりお得かも。

 でも、自販機ではない、窓口で購入。

 改札は、自動改札。

 日本と違うところは、切符を改札口に入れて、出てきた切符を取ってから、改札を通ること。

 地下鉄は、冬の福井のJRの様に、乗りたい人、降りたい人自身が、自分の手でドアを開けること。

 珍しい地下鉄内をキョロキョロしている間に、乗り継ぎしてコンコルド駅へ。

 地下鉄を出るときには、切符は回収されないのには、びっくり。

 地下鉄の階段を上がって出てみると、もうそこは、コンコルド広場。

 まず目に入ってきたのは、噴水、オベリスク。そして、旅行前に聞いていた観覧車。

 通りを挟んだ向こう側を見ると、街並みが石造りで統一されていて圧巻。

 後ろを見れば、チュイルリー公園があり、緑がいっぱい。その奥には、あこがれのルーブル美術館が・・

 ここにも噴水があり、パリ市民(たぶん)が、ベンチに座ったりして、くつろいでいる。

 本当に、ここはフランスの首都なのだろうか、と疑うばかりに、時間がゆっくりと進んでいるよう。

 この公園には、あちこちに彫刻があり、なんか日本の公園と質自体が違うよう。

 公園を散歩して、オランジュリー美術館の前を通る。(ここは、2001年まで閉館中)

 意外と小さいのに、びっくり。

 ベンチに座って、写真を撮ったりしていると、

 ベンチの後ろに座っていたおじさんが、何か言いたそうにこちらを伺っている。

 「日本人は、うるさくて仕方がないね」って言われるのかと思っていたら

 「Ca vas?」(お元気?)って、聞いてくるので、私も調子に乗って話をすることに。

 彼は、この場所が好きらしい。

 おじさんは、私が片言でもフランス語を話せたことがうれしかったみたい。

 そして、別れを告げて、観覧車に乗ることに。

 この観覧車は、2000年限定のものらしい。

 乗り場へ行くと、片言の日本語を話すお兄ちゃんが乗せてくれた。

 (彼は、ドイツ人には、ドイツ語で、アメリカ人には、英語で話しかけていたけど)

 観覧車には、私たち2人と、一人旅をしているというアメリカ人女性の3人が相乗りに。

 乗ると、日本の観覧車では、想像が付かないくらい早いスピードで回ってる。

 それも、1周だけではなく、5〜6周くらい回ったんじゃないのかな。

 私たちは、観覧車が上に行くたびに、うれしそうに写真を撮ってた。

 そして、下を通るたびに、お兄ちゃんに手を振っていた。

 あんなに観覧車が楽しい乗り物だとは思わなかったな〜。

 観覧車を降りて、今度は、シャンゼリゼ通りへ。

 ここは、私が想像していたよりも、なんか華やかじゃない。

 でも、凱旋門に近付くにつれて、お店がたくさん増えてきた。

 ここで、食事をすることに。

 HISからもらっていたパリのパンフレットに書いてあるクレープのお店に行こうと決める。

 でも、地図が詳しくなかったのと、自分が持っていったガイドブックには載っていなかったので

 なかなか見つからない。

 やっと見つけたんだけど、入り口には、日本語で何かが書いてある。

 店の雰囲気は、暗い。お客さんはいない。出されたメニューは、日本語。

 いや〜な予感はしたんだけど、その予感は的中。

 と、いうのも、はっきり言ってまずかった。

 そう言えば、「込んでいる店の方がおいしいよ」って聞いていたっけ。

 その店を選んだことにむちゃくちゃ後悔する私。でも、いい教訓に。

 「日本人に迎合しているお店はおいしくない」

 ちょっと、そのまずさのショックを引きずっていたけれども、凱旋門へ。

 凱旋門の下は車は通れないようになっている。

 凱旋門の上に上がるには、お金が必要なので、40フラン支払ってチケットを購入。

 そして、凱旋門を上ることに。

 エレベータがあると本に書いてあるので、その場所を探すが、見あたらない。

 仕方がないので、螺旋階段272段(ガイドブックによる)を上る。

 パリの街が360度見渡せる。

(凱旋門の上から見た風景)

 エッフェル塔、さっき乗った観覧車、新凱旋門等々見事な風景。

 「凱旋門から、放射線状に通りが延びている」というのは、一目で分かった。

 ここで、発見。

 日本人じゃなくっても、カメラを首から提げているし、ビデオカメラでも、撮っている。

 外国映画の日本人って、今はどうか分かんないけど、だいたい

 首からカメラを下げて、めがねをかけて・・っていうシチュエーションが多かったので、

 首からカメラを下げるのは、日本人の特徴だって思っていたけど、大間違いだったことに気づく。

 (普通に考えれば、そんなの当たり前だけどね)

 パリの風景にも満足したので、凱旋門を降りることに。

 エレベータの乗り口らしき場所を見つけたので、(というのも、ボタンがない)

 帰りはエレベーターで帰ることに。

 でも、扉が開くと、職員らしき人に、

 「あなた達は、階段で降りれる人だから、階段で下りなさい」らしきことを言われる。

 そう、エレベーターは、弱者(幼児など)を連れている人が優先。(専用かも)

 それも、そうだなって思い、昇ってきた階段とは違う階段で降りる。

 そして、エッフェル塔へと向かった。

 お昼ご飯に食べたクレープが、塩辛かったので、のどが渇いてきた。

 シャンゼリゼ通りには、たくさんのお店があったので、

 エッフェル塔に向かう通りにも、お店があって、ジュースも簡単に買えると思っていたのが、大間違い。

 全くと言っていいほど、お店がない。コンビニもない。(コンビニは、最後まで見つけられなかったけど)

 自販機もない。

 仕方がないので、一本違う道を通ることに。

 やっとお店を見つけて、念願のジュースを買い、飲み干す。

 そして、しばらく歩くと、エッフェル塔が。

 まず、セーヌ川の反対側にあるシャイヨー宮の庭園からエッフェル塔全体を撮る。

 そして、セーヌ川(思ったよりも狭い川)を渡って、エッフェル塔の下へ。

 エッフェル塔には、4カ所から上へ昇るところがある。

 しかし、北側入り口は、開いていない。東側と西側はむちゃくちゃ混んでいる。

 なぜかしら、南側だけすいているので、そこへ行ってみる。

 そして、なぜ空いているのかが判明。階段で上るの。

 凱旋門だけでも、ひ〜ひ〜言っていた私たち。あっさり、エッフェル塔に昇ることをgive up。

 そして、エッフェル塔を後にして、バスチーユ広場へ向かう。

 バスチーユ広場へは、地下鉄で乗り継いでいくことに。

 地下鉄を出ると、大きな建物があって、階段に人が座っている。

 そして、道の真ん中にモニュメントが、ずんと立っているのみ。

 横を見ると、公園らしき場所が。ここが、バスチーユ広場なのだろうか・・・

 そして、夜ご飯をこの辺りで、調達することに。

 入ったのは、お総菜屋さん。表示価格は、日本と違い、1キロ単位で。

 だから、「1キロで、買わないといけないのかな・・」って心配したけれど、そんなことはなかった。

 「これを、200グラムと、これを100グラムと・・・」って、おいしそうなものを購入。

 結局6種類くらい買っただろうか。

 これをホテルに持って帰って、晩御飯とする。

 一番おいしかったのは、エビのオリーブ油付け。あとも、おいしかったけどね。

 そうそう、この日の復習をするため、ガイドブックを見ていたら、

 バスチーユ広場の近くの大きな建物が、オペラバスチーユ(新オペラ座)だったことに気付く。

 これで、パリ滞在1日目、旅行2日目は無事終了。

 

1日目 2日目 3日目 4日目 5日目
6日目 7日目 基礎知識 旅行記へ