◆ホースレーシング・トピックス(過去ログ)◆
2007年--------------------------------------------------------------
12/31■岩手県競馬組合は31日、岩手競馬所属の千葉博調教師(68)が同日をもって勇退したことを発表した。千葉調教師は39年7月24日生まれ。騎手として活躍した後、71年12月に調教師デビュー。これまでの管理馬にはミスターホンマル(95年全日本アラブ大賞典)、ネイティヴハート(00年朝日杯3歳S3着)、サイレントエクセル(07年青藍賞)などがいる。生涯成績は地方9257戦1269勝、JRA19戦1勝(netkeiba.com)
12/31■07年の地方競馬も31日の大井競馬第12R(17時50分発走)で全日程を終了した。07年のリーディングジョッキーには385勝を挙げた大井の内田博幸騎手が4年連続で輝いた。2位には245勝で兵庫の田中学、3位に大井の戸崎圭太が続いた。07年に200勝以上の勝ち星を残した騎手は赤岡修次(高知)、的場文男(大井)を加えた5名。07年のリーディングトレーナーには3年連続で愛知の角田輝也調教師が戴冠。204勝という驚異の勝ち星を挙げた昨年から数は減ったが今年も158勝と、150という数字はクリアしてのハイレベルでのリーディングとなった。2位に去年の138から更に勝ち星を伸ばした152勝の平山良一調教師(荒尾)が続き、高知の田中守調教師が146勝で3位となった。なお、最高賞金獲得調教師は今年も5億6000万円余りを獲得した船橋の川島正行調教師となっている(ラジオ日経HP)
12/29■29日の東京大賞典は、売上が25億0020万7900円(前年比142.9%)に上り、地方競馬1レースあたりの売上レコードを更新した。従来の記録は04年12月29日の東京大賞典で、24億3706万2000円だった(ラジオ日経HP)
12/28■TCKは28日、大井競馬所属の大山二三夫調教師(60)が12月31日付で、同じく赤間清松調教師(72)が08年1月1日付で引退することを発表した。大山調教師は47年3月24日生まれ。81年4月に調教師デビューし、同年7月に初勝利。これまでに84年浦和記念(タガワリュウオー)、92年東京ダービー(グレイドショウリ)など、28日終了現在で地方通算5678戦446勝の成績を残している。赤間調教師は35年3月4日生まれ。騎手として60年秋の鞍(※現東京大賞典、オンスロート)、83年東京ダービー(サンオーイ)を制すなどの活躍を見せ、84年9月に調教師デビュー。これまでにカウンテスアップ(86年東京大賞典)、ジョージモナーク(91年オールカマーG3)、ドラールオウカン(92年東京大賞典)、ハシルショウグン(93年川崎記念)、オリオンザサンクス(99年ジャパンダートダービーG1)など数多くの名馬を手がけた。00年には大井競馬のリーディングトレーナーに輝いている。28日現在の通算成績は地方4338戦652勝、JRA21戦1勝(netkeiba.com)
12/26■来年のドバイG1競走(3月29日、ナドアルシバ)に出走を予定している、有馬記念2着のダイワスカーレットが、ドバイワールドCに出走する可能性が出てきた。これまでは兄ダイワメジャーが今春3着したドバイデューティフリーが目標とされていたが、25日に松田国英調教師が「1777m(DF)か2000m(WC)。どちらにするか考えている。前に行ける馬はドバイでチャンスがあります。来年どう完成するか楽しみ」とビジョンを語った。さらにWCの布石としてかフェブラリーS(2月24日)でのダート初参戦も示唆。「状態を把握してオーナーの了承を得てからですが、ドバイの前に使うとすればフェブラリーSしかない」と話した。また有馬記念8着メイショウサムソンの高橋成忠調教師は、改めて海外遠征の意思があることを明らかにした。「来年は海外へ行きたい。凱旋門賞という気持ちもある。そのためにはしっかり調整しないと。短期放牧に出すか、2~3日の間に決めたい」と高橋調教師。11着ウオッカと5着ポップロックは1時間の引き運動を行い、「ウオッカは厩舎で様子を見てこの後を決めます。ポップは26日か27日に宮城県の山元TCへ放牧に出ます」と村山調教助手(サンスポ.COM)
12/25■ドリームパスポートが、松田博資厩舎から美浦の稲葉隆一厩舎へ転厩することがわかった。オーナーサイドのサラブレッドクラブセゾンによると、これは松田厩舎との間に方針の違いが生じたため。同馬はこれまで06年きさらぎ賞、神戸新聞杯に優勝。G1でも皐月賞2着、菊花賞2着、ジャパンC2着など好走を見せている。今後は26日に茨城県のビッグレッドファーム鉾田へリフレッシュ放牧に出され、来春のG1戦線に備える予定(netkeiba.com)
12/25■JRAは25日、沢昭典騎手(36、美浦・沢峰次厩舎)が、31日をもって騎手を引退すると発表した。引退後は引き続き、沢峰次厩舎で調教助手となる予定(netkeiba.com)
12/25■JRAは25日、08年から本馬場入場曲の一部が新しくなると発表した。新しくなるのは、一般競走と特別競走のそれぞれ3曲、新馬競走1曲の、合計7曲。今回の楽曲は、作編曲家・椎名邦仁氏の提供によるもの。G1競走を含む重賞競走の入場曲、ファンファーレについては従来のままとなる(netkeiba.com)
12/24■現役時代に43勝を挙げ、サラブレッド日本最多勝記録を持つブライアンズロマン(牡16)が種牡馬生活を引退。北海道新ひだか町の荒木克己牧場で余生を過ごすことになった。ブライアンズロマンは、父ブライアンズタイム、母ダイロマン(その父ブレイヴェストローマン)という血統。93年12月の宇都宮でのデビューから徐々に勝ち星を重ね、地元栃木では95年から98年にかけて、とちぎ大賞典(宇都宮)を4連覇するなどの活躍を見せた。また、98年さくらんぼ記念を制したほか、98年帝王賞6着、00年オールカマー7着など、交流G1や中央の芝重賞にも果敢に挑戦。00年12月にデビュー以来通算43勝目を挙げ、サラブレッド最多勝記録を更新した。01年1月の調教中に発症した右前脚骨膜炎が原因で同年5月末に引退、種牡馬入り。北海道新冠町太平洋ナショナルスタッドに繋養されていた(netkeiba.com)
12/20■ダート競走格付け委員会は20日、岩手競馬のダービーグランプリについて2008年以降ダートグレード競走として実施しないことを発表した。これは、主催者の岩手県競馬組合からダート競走格付け委員会に対し、ダートグレード競走としての格付けを返上したいとの連絡があったもので、その理由は「競走体系上、地方競馬3歳有力馬の確保が厳しく、収益性も見込めないため」としている。ダービーグランプリの今後の実施方法等については現在のところ未定となっている。なお、岩手競馬のその他のダートグレード競走については、従来通りの実施予定。これにより、2008年に実施されるダートグレード競走は、中央・地方合わせて49レースとなり、2007年の当初予定に比べ1レース減となる(ダート競走格付け委員会リリース=ラジオ日経HP)
12/20■岩手競馬を運営する県競馬組合の管理者である達増拓也知事は20日、組合の議員協議会で「本年度の収支均衡達成は確実となった」と述べ、存続条件の単年度黒字をクリアできる見通しとなったことを明らかにした。年内に農林水産省に事業継続を報告する。岩手競馬は、330億円の債務処理をめぐる存廃論議などが影響し、今年4月の開幕当初は売り上げ目標の達成が困難になった。このため競馬組合はレースの賞金や出走手当の削減などを実施して約8億円のコストカットを実現。年末年始から3月末は堅調な売り上げが見込まれるとして、昨年度同時期の売り上げと比べても、本年度は黒字化すると判断した。知事は「9年連続の赤字からの脱却で、県民の岩手競馬に対する信頼も回復できる」と述べた。このほか競馬組合はコスト削減策として馬券販売や競馬場の管理運営などの民間委託も検討。委託先として地方競馬のインターネット発売を展開するソフトバンクや楽天などが候補として挙がっている(日刊スポーツ・コム)
12/20■仏G1凱旋門賞(ロンシャン芝2400m)の賞金が倍増されることになった。フランスの競馬主催者フランスギャロとカタールレーシング馬事クラブがスポンサー契約を結び、総賞金は400万ユーロ(約6億4800万円)と、従来の倍額となる。契約期間は08年からの5年間。これで凱旋門賞はBCクラシックを上回り、ドバイワールドCに次ぐ世界第2位の高額賞金レースとなる(サンスポ.COM)
12/17■08年に北海道安平町の社台スタリオンステーションに繋養される種牡馬の種付料が決定した。新種牡馬は2頭で、有馬記念を最後に引退するダイワメジャーが500万円、ローエングリンが30万円となっている。最高額は、種牡馬入り2年目となるディープインパクトで、昨年と同じ1200万円。以下、アグネスタキオンが1000万円で続いている。08年の繋養種牡馬と種付料は以下の通り(250万円以上と新種牡馬のみを抜粋)。
ディープインパクト(牡5、サンデーサイレンス)1200万円(同1200万円)
アグネスタキオン(牡9、サンデーサイレンス)1000万円(07年度1200万円)
キングカメハメハ(牡6、Kingmambo)500万円(同600万円)
シンボリクリスエス(牡8、Kris S.)500万円(同500万円)
スペシャルウィーク(牡12、サンデーサイレンス)500万円(同800万円)
ダイワメジャー(牡6、サンデーサイレンス)500万円(新種牡馬)
ファルブラヴ(牡9、Fairy King)500万円(同300万円)
タニノギムレット(牡8、ブライアンズタイム)400万円(同300万円)
ダンスインザダーク(牡14、サンデーサイレンス)400万円(同500万円)
ネオユニヴァース(牡7、サンデーサイレンス)400万円(同300万円)
ハーツクライ(牡6、サンデーサイレンス)400万円(同500万円)
フジキセキ(牡15、サンデーサイレンス)400万円(同600万円)
フレンチデピュティ(牡15、Deputy Minister)400万円(同500万円)
クロフネ(牡9、フレンチデピュティ)300万円(同400万円)
ゼンノロブロイ(牡7、サンデーサイレンス)300万円(同400万円)
ゴールドアリュール(牡8、サンデーサイレンス)300万円(同120万円)
サクラバクシンオー(牡18、サクラユタカオー)300万円(同400万円)
マンハッタンカフェ(牡9、サンデーサイレンス)300万円(同400万円)
ジャングルポケット(牡9、トニービン)250万円(同250万円)
ローエングリン(牡8、Singspiel)30万円(新種牡馬)
※価格は全て税込、馬齢は今年のもの(netkeiba.com)
12/15■中京11Rの愛知杯をディアデラノビアが勝利したことで、サンデーサイレンス産駒のJRA重賞通算勝利数が300となった。これは史上初の記録で、2位ヒンドスタンの113勝を大きく引き離した。サンデー産駒は、1994年の札幌3歳SG3でプライムステージがJRA重賞初勝利を挙げて以来、ハイペースで重賞勝ちを積み重ね、先週のハイアーゲームによる鳴尾記念G3勝利でJRA重賞勝ち鞍を299としていた(ラジオ日経HP)
12/14■川崎競馬場所属の酒井忍騎手(八木仁厩舎)が来春、シンガポールで騎乗することになった。この準備のために17~21日に予定されている川崎競馬次回開催には騎乗しない予定。酒井騎手が騎乗するのはシンガポールのクランジ競馬場で、1月1日~3月31日までの3カ月間の騎乗が予定されている(川崎競馬リリース=ラジオ日経HP)
12/14■06年にゴドルフィンへ移籍したユートピア(牡7、英・S.ビン・スルール厩舎)が現役を引退し、米・ニューヨーク州サラトガ・スプリングスにあるマクマホン・オブ・サラトガ・サラブレッズで種牡馬入りすることがわかった。種付料は7500ドル(約84万円)の予定。ユートピアは父フォーティナイナー、母ドリームビジョン(その父ノーザンテースト)という血統。半兄に97年函館記念G3など重賞2勝のアロハドリーム(父クリエイター)がいる。日本では栗東・橋口弘次郎厩舎に所属しており、02年全日本2歳優駿、03年ダービーグランプリ、04年、05年南部杯と交流G1を4勝。日本調教馬による初の海外ダート重賞制覇となった06年ゴドルフィンマイルG2後、ゴドルフィンに400万ドル(約4億5000万円)でトレードされ現厩舎へ。移籍初戦となった今年5月のウエストチェスターHG3を快勝し、日本・UAE・米国の3か国で重賞制覇を飾った。その後は、10月5日のメドウランズCHG2で6着と敗れ、11月17日のスタイヴァザントHG3・2着が現役最後のレースとなった。通算成績34戦9勝(うち中央18戦3勝、地方12戦4勝、重賞7勝)(netkeiba.com)
12/13■短期免許で来日しているオリビエ・ペリエ騎手は、9日の香港ヴァーズで1着ドクターディノ(仏、牡5)に騎乗した際の不注意騎乗(残り300m付近で外側に斜行し、7着ディラントーマスの走行に影響を与えた)のため、香港ジョッキークラブ裁決委員より、10日から19日までの騎乗停止および、過怠金4万香港ドル(約57万円)の処分を受けた。この処分を受け、JRAでは裁定委員会の議定により、日本中央競馬会施行規程第147条18号に基づいて10日から19日までペリエ騎手の騎乗を停止する。今週は騎乗できないが、次週の有馬記念に支障はなく、JC2着馬ポップロックでグランプリ4勝目を狙う(サンスポ.COM)
12/12■90年のセントウルSG3に優勝したエーコーシーザー(牡22)が、繋養先の茨城県の矢板ホースリンクスで急性心不全のため死亡したことがわかった。同馬は、父コインドシルバー、母ブレスアゲン(その父エタン)という血統。87年12月に阪神でデビューし、旧3歳時は2戦1勝。旧4歳春のクラシックは不出走だったが、秋に入り着実に力をつけて旧4歳時に自己条件戦で2勝を挙げオープン入り。その後、軽快な逃げ脚を武器に淀短距離S、札幌日経賞、シルクロードSなどのOPレースに勝ち、8番人気で臨んだ旧5歳秋のセントウルSでは追い込み勝ちを決めて重賞初制覇を成し遂げた。通算成績は27戦8勝(重賞1勝)(netkeiba.com)
12/12■85年の札幌記念G3(ダ2000m)や87年のフェブラリーHG3(ダ1600m)に勝ったリキサンパワー(セン26)が9日、繋養先の山梨・谷口牧場で加齢性の全身衰弱により死亡したことがわかった。同馬は、父オーバーサーブ、母イスズアロー(その父アローエクスプレス)という血統。83年に函館でデビューし、共同通信杯4歳Sでビゼンニシキの2着するなどクラシック戦線をにぎわせた。その後、ダート路線を歩むと頭角を現し、札幌記念、フェブラリーHを勝ったほか帝王賞を2着するなど活躍した。引退後は門別町(現・日高町)の白井牧場で種牡馬となったが産駒に恵まれず、96年に2頭の繁殖牝馬に配合したのを最後に種牡馬生活を引退していた(netkeiba.com)
12/11■9日の香港ヴァーズをドクターディノ(牡5、フランス)で制したオリビエ・ペリエ騎手が、同レースで騎乗停止処分を受けていたことが分かった。期間は香港競馬の開催2日間(20日まで)。これにより今週末(15、16日)の日本では騎乗できなくなった。有馬記念では予定通り、ポップロックに騎乗できる(日刊スポーツ・コム)
12/9■8日の中山2R(2歳未勝利、ダ1200m)で、白毛馬のユキチャン(美浦・後藤、牝、父クロフネ、母シラユキヒメ、母の父サンデーサイレンス)が外から抜け出し、1分13秒0(良)で快勝。デビュー2戦目で、全兄ホワイトベッセル(栗東・安田隆、牡3)に続くJRA2頭目の白毛馬Vを決めた。騎乗した吉田隼人騎手は「馬が良くなっていた。砂を被って嫌がる感じはあったが、外に出したのが良かったみたい」と笑顔。後藤由之調教師も「強かったですね。デビュー時より体が柔らかくなっていました。(次走は未定だが)芝にも使ってみたいと思います」と、朝から大勢のファンに祝福されてホッとした表情だった(サンスポ.COM)
12/3■インターネット上でのサービスを利用して投票が出来る「即PAT」のサービスが、これまでのジャパンネット銀行・イーバンク銀行に加えて、平成20年1月5日から新たに三井住友銀行の口座でも利用できることになった。三井住友銀行のインターネット・モバイルバンキング(One'sダイレクト)に登録済みの預金口座を持っていれば、インターネット上の簡単な操作だけで即時に会員登録ができ、会員登録が終了した時点からすぐに投票が行える。また、土日でも投票資金の追加入金や払戻金の引き出しが可能になる。
★注意★A-PAT会員・ARS会員が現在使用している三井住友銀行の電話投票専用口座では、One'sダイレクトに登録できない。このため、三井住友銀行版即PATの会員になるためには、専用口座とは別に、三井住友銀行のOne'sダイレクトに登録済みの口座が必要となる。運用開始は来年の東西金杯当日(平成20年1月5日)から。運用開始に先立ち、12月15~23日の開催日、発売時間内のみ、即PAT新規加入の先行登録を実施する。One'sダイレクトの登録を行なったうえで、JRAホームページから登録する(ラジオ日経HP)
12/2■1・2日、阪神競馬場で行われた第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズは、第1戦14着、第2戦2着、第3戦1着、第4戦4着で47ポイントを獲得したクレイグ・ウィリアムズ騎手(豪)が、2位の後藤浩輝騎手(美浦)に4ポイント差をつけ、2度目の参戦にして初優勝を飾った。海外招待騎手の優勝は昨年のA.スボリッチ騎手(独)に続く2年連続で、オセアニアの騎手としては初優勝となった。最終順位は以下の通り。(1)C.ウィリアムズ(豪) 47点 (2)後藤浩輝(美浦) 43点 (3)赤岡修次(高知)・安藤勝己(栗東) 35点 (5)岩田康誠(栗東)・角田晃一(栗東)・D.ホワイト(香) 31点 (8)S.パスキエ(仏) 29点 (9)S.サンダース(英) 26点 (10)A.シュタルケ(独) 21点 (11)O.ボッソン(新)・E.プラード(米) 13点 (13)武豊(栗東) 12点 (14)J.ルパルー(米) 8点 (15)田中勝春(美浦) 5点(netkeiba.comほか)
11/29■馬主登録事務の取扱いについて---このたび、地方競馬全国協会では、定年退職された方が馬主登録を希望する場合の経済的な要件を、次のとおり取り扱うことといたしました。また、「組合馬主」の組合員の方が、複数の「組合馬主」の組合員を兼ねることができるようになりましたので、併せてお知らせいたします。(なお、「個人馬主」の方については従来から兼ねることができます)この機会に、ぜひ、「馬主として楽しむ地方競馬」を考えてみてはいかがですか?
●定年退職された方が馬主登録を希望する場合の経済的な要件の取扱いについて---給与所得者が定年退職後に馬主登録を希望する場合、現行所得基準(年間所得500万円)に達しない方であっても、例えば、おおむね60歳以上で厚生年金(共済年金)の加入期間が40年程度、保有する資産(預貯金等)の額(負債を除く。)が2000万円(組合の構成員にあっては1000万円)以上の方については、その他馬主登録欠格事由に該当しないかどうか審査し、競走馬を調教師に継続的に預託することが可能で、競馬の公正確保上も問題のない方であると馬主登録審査委員会で判断された場合には、馬主登録できることとします(keiba.go.jp)
11/28■ジャパンC優勝馬アドマイヤムーンを所有するダーレー・ジャパン・ファーム(DJF)が27日、中央馬主登録抹消をJRAに申請した。高橋力代表は、近いうちに退くとみられる。馬主資格消滅によって、ダーレーの日本への本格進出は一時、棚上げされることになった。DJFが、今年7月に3年越しで取得した中央の馬主資格を返上した。27日に申請書類がJRA免許登録部に提出された。折しも25日のジャパンCをアドマイヤムーンで勝ったばかりで、日本で地歩を固める矢先。7月の認可から、わずか4カ月で撤退した。高橋代表は職を退くとみられる。理由は明らかにされていないが、ダーレーを取り仕切る急進的なファーガソン氏と、穏健派の高橋氏との間に生じた考え方の違いが原因とみられる。繁殖牝馬約60頭を抱えるDJFの生産業務は、新代表の下で存続。アドマイヤムーンはダーレー・ジャパンが買い取り、種牡馬入りすることが決まっている。東京ダービー馬シーチャリオットは馬主不在では出走できないため、トレードされる。DJFは一から馬主資格申請をやり直すことになる。ダーレーのスポンサーであるモハメド殿下は、ドバイ首長(UAE副大統領兼任)に就任して以降多忙を極め、実務を任されていた側近のファーガソン氏が実権を握った。日本でも急激な変化を求め、クールモアと2大勢力を形成する欧州型を目指した。英国やオーストラリアからスタッフを送り込み、種牡馬を続々導入。セールでは馬を売る側に徹した。高橋氏はダーレー・ジャパンとダーレー・ジャパン・レーシングの役員を今月1日に解任され、ダーレーと日本競馬産業の共存共栄や融和を実行できない状況下に置かれた。中央に馬を送り込めなくなったダーレー。日本への本格進出計画は、一頓挫を余儀なくされる(日刊スポーツ・コム)
11/28■オーナーの山本英俊氏が、獲得賞金を慈善団体に寄付すると宣言したことで話題になったタイガーマスク(牡3)が、美浦・藤沢和厩舎に再転厩することが、27日に分かった。同馬は、今年5月に東京でデビューしたが、4戦未勝利。盛岡・桜田勝男厩舎へ移籍した。岩手では2戦2勝の成績を残し、JRAへの再転入の条件を満たしたことから、今週中に地方競馬の登録を抹消。藤沢和厩舎へ戻ることになった。12月23日の中山、3歳500万戦(ダ1800m)に、武豊とのコンビで出走する予定。藤沢和師は「“武者修行”から帰ってきたって感じかな。地方の走りを見ていると、ダートで良さそうだからね。みんなへのクリスマスプレゼントになれば」と楽しみにしている様子だった(スポーツ報知)
11/27■現地時間26日、2006/07年シーズンの豪州年度代表馬が発表され、昨年のメルボルンCを勝ったデルタブルースが最優秀ステイヤーに選ばれたことがわかった。デルタブルースは04年の菊花賞を勝ち、アジア調教馬として初めて豪州最大のレースであるメルボルンC優勝という快挙を成し遂げた。豪州の代表馬に日本調教馬が選ばれたのは史上初となる。なお、年度代表馬には昨年のマニカトS、今年のライトニングS、オーストラリアS(いずれも豪G1)などを勝ち、短距離で活躍しているミスアンドレッティ Miss Andretti(牝6、豪・L.フリードマン厩舎)が選ばれている(netkeiba.com)
11/27■ダイワメジャーがグランプリを最後に種牡馬入りすることになった。「ダイワメジャー・ダイワスカーレット感謝の会」が26日、都内ホテルで行われた。「ダイワ」の大城敬三オーナーと社台ファーム・吉田照哉代表が主催となり、長嶋茂雄氏をはじめとする著名人、競馬関係者ら約600人が出席。今年のG1で合計5勝を挙げた兄メジャー、妹ダイワスカーレットの功績をたたえた。メジャーは来年、北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする。その最後のレースは有馬記念に決定。また、3000万円×60口の総額18億円でシンジケートが組まれたことも明らかになった。吉田代表は「アメリカの大きな牧場からもオファーがあったが、サンデーサイレンス(産駒)の大物としては、これが最後かもしれないから。即日で満口になったし、期待している」と声を弾ませる。さらに吉田代表は「(メジャーとスカーレットの)兄妹対決もあるかもしれません」と、あらためて有馬記念で夢の競演が実現する可能性を示唆。これを受けて、スカーレットを管理する松田国師は「チャンスがあるなら使って締めくくりたい」と前向きにコメントした。同馬は現在、2週連続で15-15の調教を順調に消化。出走となれば、ともに主戦となっている安藤勝騎手が、どちらの手綱を取るかが焦点となる(日刊スポーツ・コム)
11/26■福山市競馬事務局は26日、「Mr.PINK」こと内田利雄騎手(46)が、福山競馬場で期間限定騎乗することを発表した。同騎手は'78年10月に宇都宮でデビュー。05年3月の同競馬場廃止に伴い、これまでにフリー騎手として岩手、笠松、浦和、兵庫、佐賀の各地方競馬で期間限定騎乗を行なっており、福山での期間限定騎乗は今回が初めてとなる。また、今年2月からのマカオ遠征では重賞1勝を含む10勝を挙げるなど、海外でも活躍している。26日時点での通算成績は地方19473戦3180勝、JRA47戦3勝。騎乗期間は12月9日から08年1月27日までの2カ月間で、期間中は福山・田代専二厩舎に所属。また、12月2日の7R終了後、表彰台にてファンへの紹介が行われる(netkeiba.com)
11/22■桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯を制したダイワスカーレットが、来年3月29日のドバイワールドCデーのドバイデューティフリー(芝1777m)に挑戦するプランがあることを、21日にオーナーサイドが明らかにした。ドバイDFはアドマイヤムーンが今年優勝して国際的に名をなしたレースで、兄ダイワメジャーは3着だった。実現すれば、兄の無念を晴らすか大いに注目される。加えて、スカーレットの次走を有馬記念にしたい旨も明言。これは今後の最大目標をドバイ挑戦に置いたため、陣営の「レース間隔をあまり開けたくない」方針から、出走の意志を固めたもの。なおマイルCSを連覇したダイワメジャーは、有馬記念の出否は未定。オーナーサイドは「距離がこの馬には若干長い」(昨年3着)という見解を持っており、このままレースを使わずに引退する可能性も示唆した。結論が出るのは週明けの26日とされており、成り行きが注目される(サンスポ.COM)
11/22■EVA(馬ウイルス性動脈炎)の陰性が確認できず、JCに出走できなくなったディラントーマス(愛、牡4)が、香港ヴァーズ(12/9、芝2400m)に向かう可能性が出てきた。香港では、日本で馬インフルエンザが発生したことによる検疫上の問題からJC出走馬の参戦を認めない方針だったが、今回のトーマスは日本の入国検疫をクリアしなかったことから「日本に入国していない」という扱いになる。このため、香港ジョッキーCが行き場をなくした大物の招待に動いているというもの。オブライエン調教師も遠征に積極的な姿勢を見せ、香港とアイルランドの2国間の検疫さえクリアできれば、遠征が実現する可能性が広がっている(サンスポ.COM)
11/20■ジャパンCに出走を予定していたディラントーマスは日本に入国するために必要な検査で、馬ウイルス性動脈炎(EVA)の陰性が確認できなかったために、日本とアイルランド両国間の衛生条件上の規定により、日本への入国が許可されず、同レースへの出走が不可能となった。なお、ディラントーマスは来日直前にEVAウイルスの接種を行なっていたため、ワクチン抗体である可能性が考えられるが、現段階ではその確認はできていない。※他の外国馬については検疫を終了し、明日、東京RCへ移動する予定(ラジオ日経HP)
11/19■JRAは19日、08年度の競馬番組、開催日程などを発表した。大きな変更点としては、ジャパンCダートの施行場変更、国際シリーズ「ジャパン・オータムインターナショナル」の実施、天皇賞のセン馬開放などがある。詳細は以下のとおり。
◆開催日程=1月5日(土)からスタート。1回中京を10日開催、1回福島を6日開催とし、秋の3回福島を10日開催、3回中京を6日開催とする。また、9月15日(月・祝)、11月24日(月・休)にも開催が行われ、当該週は3日間開催となる。日本ダービーは6月1日、有馬記念は12月28日に行われる。
◆ジャパンCダートの改善=ジャパンCダートが東京ダ2100mから阪神ダ1800mに変更。施行時期も従来より1週繰り下げ、それに伴って武蔵野Sも5回東京1日に変更となる。
◆「ジャパン・オータムインターナショナル」の実施=4週連続する秋競馬の国際G1競走であるエリザベス女王杯、マイルCS、ジャパンC、ジャパンCダートおよびワールドスーパージョッキーズシリーズについて、「ジャパン・オータムインターナショナル」(秋季国際G1競走シリーズ)という賞金総額12億円の国際シリーズとし、ボーナス制度の整備や外国馬の招待を行う。
◆天皇賞をセン馬に開放=天皇賞・春・秋をセン馬も出走できるよう変更。07年のメルボルンC(豪G1)優勝馬(エフィシェント Efficient)を08年天皇賞・春に招待する。
◆2歳重賞競走の施行時期の変更=朝日杯フューチュリティSおよび阪神ジュベナイルフィリーズを、5回中山6日および5回阪神4日にそれぞれ1週間繰り下げて実施。阪神JFの移設に伴い、これまで12月に施行していたフェアリーSを09年1月に移設し、3歳牝馬限定の重賞競走とする。
◆ダート重賞、カペラSを新設=5回中山4日にカペラS(G3・ダ1200m)を新設する。これに伴い、1月に施行しているガーネットSは09年以降廃止する。
◆父内国産馬、市場取引馬限定競走の取りやめ=父内国産馬および市場取引馬限定競走については、在籍頭数の動向および出走状況等を踏まえ、取りやめる。中日新聞杯については、父内国産馬限定競走から混合競走に変更して施行する。
◆レーティングによる優先出走=これまでのジャパンCおよびジャパンCダートに続き、安田記念およびスプリンターズSについても、レーティングをもとに定める順位の上位5頭に対して、優先出走を認める。
◆G2競走の負担重量の変更=AJCC、京都記念、中山記念の負担重量を、賞金別定からグレード別定に変更する。
◆サマーシリーズの実施=07年に引き続き、「サマーシリーズ」として、「サマースプリントシリーズ」「サマー2000シリーズ」「サマージョッキーズシリーズ」を実施する。
◆外国産馬の取扱いについて=3歳馬5大競走における外国産馬の出走可能頭数を各競走7頭とする(前年6頭)。国際競走は07年同様111競走。混合競走も07年同様全競走数の55%程度とする。
◆未勝利競走および3(4)歳上500万下競走の出走馬決定方法の改善=優先出走を認める前走の着順を「3着以内」から「5着以内」に拡大。平地の未勝利競走においては、新馬競走出走後に初めて未勝利競走に出走する馬に対する優先出走を廃止する。
◆3走成績による出走制限の中止=3歳未勝利競走および3(4)歳以上500万円以下競走において実施している、3回連続して8着以内の着順を得なかった馬に対する出走制限を中止(netkeiba.com)
11/19■JRAは19日、'08年度から「払戻金への上乗せ」を実施することとし、同日付で農林水産大臣に認可申請をしたことを発表した。実施内容については以下の通り。
【JRAプレミアム】下記の対象競走について、通常の払戻金に売上げの5%相当額を上乗せして払い戻す。
◆08年度の対象競走(計14競走)=1月5日:中山金杯、京都金杯 6月1日:日本ダービー 12月28日:有馬記念を含む当日の中山・阪神・中京競馬のすべての特別競走(計11競走) ※上記対象競走についてすべての投票法(賭式)が対象となる。
【JRAプラス10】通常の払戻金が100円元返しとなる場合、10円を上乗せして払い戻す。
◆08年度の対象競走=年間のすべての競走 ※すべての投票法(賭式)が対象となる。
なお、特定の馬番・組番に人気が著しく集中し、賭式毎の“払戻金の総額”と“上乗せすべき金額の総額”の合計額が“売上げの総額"を超える場合には、競馬法附則第5条第3項により、100円元返しとなる(netkeiba.com)
11/19■中央・地方のダートグレード競走について格付けを行うダート競走格付け委員会は19日、'08年1~12月に行われるダート競走の格付けを発表した。08年は50レース(G1=12レース、G2=11レース、G3=27レース)が実施される予定で、全体の競走数は07年の当初予定と同じ。なお、高知競馬の黒船賞G3については、主催者の高知県競馬組合から、08年3月のレースについては実施を取りやめたいとの申請があった(netkeiba.com)
11/17■13日に閉幕した平成19年度ホッカイドウ競馬の開催結果が、北海道競馬事務所の調べでまとまった。4月18日の門別開催からスタートした今年度のホッカイドウ競馬は、馬インフルエンザによる開催中止(8月21~23日)を除き、17開催83日間(当初計画86日間)行われ、119億2096万円と、2日間開催が多かった前年(119億3003万円)とほぼ同額を売り上げた。一日あたりの発売額は前年対比102.2%の1億4363万円。今年度の収支は、年度末までの場間場外発売額によるが、約9億円程度の赤字になる見込みで、平成13年度の28億4000万円から3分の1以下にまで圧縮された(netkeiba.com)
11/16■11月17日から大井・田中康弘厩舎に所属して期間限定騎乗を行う予定だった井上俊彦騎手が、私事都合により、期間限定騎乗を辞退したことが16日、TCKより発表された。同時に、山口竜一騎手が、11月26日~翌1月25日までの間、船橋・林正人厩舎の所属騎手として南関東地区で期間限定騎乗すると発表された(nankankeiba.comほか)
11/16■JRAは15日、'08年度新規騎手・調教師免許一次試験の合格者数が騎手4人、調教師15人と発表したが、騎手合格者の中に高知競馬の2000勝ジョッキー鷹野宏史騎手(43=高知・松木厩舎)が含まれていることが明らかになった。JRAでは氏名を公表していない。一次試験は10月24日に行われ、競馬学校の生徒3人、地方騎手12人が受験していたが、合格者は鷹野騎手と競馬学校の生徒3人の計4人だった。鷹野騎手は82年にデビューし、05年に通算2000勝を達成。交流レースは、98年白山大賞典でマルカイッキュウに騎乗し2着がある。騎手試験は今回が4度目の挑戦だった(日刊スポーツ・コム)
11/15■千代田牧場代表取締役会長の飯田正氏が15日午前1時、急性心不全のため死去、80歳。葬儀・告別式は19日午前10時半から成田市、八富成田斎場で。喪主は長男正剛(まさたけ)氏。ダービー2着イチフジイサミ、ビクトリアクラウン、ニッポーテイオー、タレンティドガールなど多くの名馬を生産した(日刊スポーツ・コム)
11/15■特別区競馬組合(大井競馬場)は15日、大井競馬の蛯名末五郎調教師(6馬房)、澤佳宏調教師(6馬房)、立花貢調教師(2馬房)の認定厩舎(外厩)を16日付で「境共同トレーニングセンター」内に認定すると発表した(netkeiba.com)
11/14■オークス馬カネヒムロなどを育て、去年春に定年のため調教師を引退した成宮明光・元調教師が10日(土)に亡くなった。72歳だった。成宮氏は1935年11月2日生まれ。昭和39年に調教師免許を取得した。初出走は昭和40年3月7日、東京1Rクニイワキ(4着)。初勝利は同年8月15日、福島4Rフアントム(延べ38頭目)。以来、40年余りの調教師生活で8664戦733勝(うち障害競走277戦31勝)の成績を残した。昭和46年のオークスをカネヒムロで制したほか、スルガスンプジョウ、カネミカサ、ビゼンニシキ、カネクロシオなどの活躍馬を輩出し、重賞勝利は26を数える。調教師を引退後は、青森県の明成牧場の運営を手がけていた。(社団法人日本調教師会関東本部、JRAほか発表=ラジオ日経HP)
11/14■第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)に出場予定だったジョン・ムルタ騎手(アイルランド)から、出場辞退の申出があったことが今日発表された。このため、セバスチャン・サンダース騎手(イギリス)が代わって出場することになった。サンダース騎手は1999年と2000年にJRAで短期免許を取得し、通算11勝。日本での騎乗は2005年のエリザベス女王杯(サミットヴィル)以来となり、WSJSへの参加は初めて(ラジオ日経HP)
11/14■今日午後、美浦トレーニングセンターでは、日本で初めてトレーニングセンターに導入される「ニューポリトラック」で試走会が行われた。南馬場のCコースの内側10mだけ芝を残し、外側15mをニューポリトラックコースを導入。今日は騎手や助手、調教師などが数頭に跨り、コースをキャンターで走り、その感触を確認。試走後は馬場担当者等と活発な意見交換が行われていた。開場は今週金曜日の16日。世界では競馬場への導入が進められているニューポリトラックが、日本で今後どの様な展開を見せるのか。漸く本格的なスタート切られた。●試走後の関係者のコメント=田中勝春騎手「ダートと違いクッションが良くて、走る時の足音も蹄の後も気になりません。それにウッドチップだと調教後はすぐボコボコになりますが、全体に均一で悪くならないので、そういった面も気になりませんでした。ですから、馬の脚にとっては優しい馬場だと思いますよ。ただやわらかいだけに、それなりのパワーがなければ走れないでしょうから、それなりのパワーはつきそうです。蹴り上げた砂が体につかないので、馬も人も傷つくことはないでしょう。匂いがあるとも言われていましたが、今日のところは気になりませんでした。感触としては、札幌や函館の洋芝が一番似ていると思います。初めてだし、みんな手探りの状態ですからね。これから使いながら考えていきます」(ラジオ日経HP)
11/14■ローエングリン(牡8)が、18日のマイルCSを最後に現役を引退し、来年から北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りすることがわかった。ローエングリンは、父Singspiel、母が95年仏オークス(仏G1)を制したカーリング(その父Garde Royale)という血統。今秋はスプリンターズSで始動し6着。前走のスワンSは13着に終わっている。通算成績47戦10勝(うち海外3戦0勝、重賞4勝)(netkeiba.com)
11/14■ジャパンCに出走を予定しているコスモバルクが、五十嵐冬樹騎手から松岡正海騎手に乗り替わることがわかった。同馬は前走の天皇賞・秋で5着と好走したが、直線で斜行して他騎手から非難の声が挙がっていた。JCには3年連続で出走しており、04年2着(C.ルメール騎手騎乗)、05年14着(D.ボニヤ騎手騎乗)、06年4着(五十嵐冬樹騎手騎乗)という成績を残している(netkeiba.com)
11/12■11日のエリザベス女王杯に出走を予定していたウオッカが、レース当日の午前6時30分、出走を取り消した。「右寛跛行」の症状を見せており、右後肢の蹄球炎が再発したものと思われる。断然の1番人気馬の突然の取り消しに、関係者だけでなくファンも動揺を隠せなかった。気になる今後については、軽症の診断を受け、25日のジャパンCに登録。JC回避の場合には有馬記念出走の可能性がある。
異変が起こったのは11日の未明。角居勝彦調教師が作業開始の午前2時に栗東トレセンの厩舎に到着したところ、ウオッカを担当する中田陽之調教助手から、右トモに違和感があるとの報告を受けた。ウオッカのテンションが上がっていたために、馬房の中で不安が生じた部位を確認することがなかなかできず、角居師が異変を確認できたのは15分後。すぐに獣医師を呼んで診察を受けた。「私は(出走は)無理だと思いました。けさ、馬房で(右後肢の)蹄踵部の付け根が炎症を起こしているのが分かりました。違和感のある歩様で、蹄を地面につけることができない状態です。昨日までは大丈夫だったんですが…。この夏に発症した部位と同じところだと思います」と角居師は症状を説明。発症した原因は、馬房内で右後肢が何かにぶつかったものと思われる。ウオッカはこの夏、右後脚の蹄球炎を発症して凱旋門挑戦を断念した。そして秋華賞(3着)→女王杯のプランに切り替えたが、再び不測の事態。ただ、獣医師の診断は軽症とのことであり、すぐに復帰できる可能性もある。オーナーの意向を受け、ジャパンCに登録。調整を進めていく。
「馬が第一だけど、改善が早ければ、(JC出走を)諦めないでほしいとオーナーに言われました。また有馬記念出走に関しては、オーナーと相談してみないことには何とも言えません」と角居師は慎重ながらも、JCに取り組む発言をした。
出走取消が確定したのは11日の午前6時30分。それまでにウオッカ絡みの馬券は15億円以上を売り上げて、当然1番人気(200円前後)だった。午前7時の時点での売り上げは約24億7000万円で、その中の約62%が返還されたことになる。「たくさんのファンがいる馬なので…。私の管理ミスです…」と角居師。それだけ注目されているウオッカだけに、ファンも早期の復帰を願っている。
ジャパンCに出走してくるのか、それが無理ならば、有馬記念なのか。有馬記念に出走すれば、ダイワスカーレットとの4度目の対決が、そこで叶うかもしれない。64年ぶりに牝馬としてダービー馬になったウオッカには、苦難の道のりが続くが、不屈の闘志で乗り越えていく。
★凱旋門賞断念も同じ箇所---ウオッカが仏G1凱旋門賞挑戦を断念したのは8月上旬。8月2日に右後肢の蹄球炎(蹄の部分的炎症)を発症、7日に回避を決めた。角居調教師は当時、「皮膚病かそれに近い軽い程度」と説明していた。
★ダイワの松田国師もショック
ウオッカの宿命のライバルであるダイワスカーレットの松田国英調教師も、取り消しにショックを隠せなかった。ダイワはエリザベス女王杯を優勝できたが、オークスを熱発で回避した経緯もあり、ひとごとではない。「ウオッカがああいう状態になっているので喜んでいるのを見せるわけにはいきません。会見は控えさせていただきます」と、レース終了後に予定されていた記者会見に出席しなかった。
◆谷水雄三オーナー
硬いものに右後肢が当たったので、栗東トレセンで獣医に診断してもらいました。使えない状態ではないということでした。しかし、一抹であっても不安があればレースに出走すべきではない、と決断し、エリザベス女王杯の出走は取り止めることにしました。気持ちをひと言で表すのであれば、“残念”です。私だけでなく、厩舎スタッフが一丸となって、全力投球してきましたので、スタッフも同じ思いでしょう。ただし、軽症ですので、ジャパンCに登録はします。ファンの皆さまには大変ご心配をおかけしましたが、ウオッカのパフォーマンスが見せられるように、次走に向けて調整していきたいと思います。どうか、引き続き応援のほど、よろしくお願いします(サンスポ.COM)
11/10■10日、水沢競馬場で行われた4R・フューチャー2歳 新馬戦(ダ850m、9頭立て)に、額に愛らしいハートマークを持つトレジャースマイル(牝2、岩手・村上昌幸厩舎)が村上忍騎手騎乗、2番人気で出走。好位追走から直線に向いたがやや伸びを欠き、デビュー戦は勝ち馬から1.0秒差の5着に敗れた。レースは齋藤雄一騎手騎乗の5番人気ホワイトティアラ(牝2、岩手・小西重征厩舎)が、3番人気サラマンドネクサスに2馬身1/2差をつけて快勝した。勝ちタイムは53秒2(良)。トレジャースマイルは、父オースミタイクーン、母オンワードレベッカ(その父ソーブレスド)という血統で、次走は早ければ来週になる予定(netkeiba.com)
11/9■香港マイルに、コンゴウリキシオーが出走することになった。今日、招待馬として選出され、関係者が招待を受諾したもの(JRA報道室=ラジオ日経HP)
11/9■12月9日(日)に香港のシャティン競馬場で行われる香港国際競走に出走する日本馬の輸出検疫が14日間に短縮されることになった。香港政府と日本政府の調整の結果によるもので、14日間の輸出検疫を阪神競馬場の国際厩舎で実施する。出走予定馬は11月13日(火)までに入厩し、28日(水)に出国するスケジュールとなる(JRA報道室=ラジオ日経HP)
11/9■12月1日(土)(5回中山・5回阪神第1節、3回中京第2節)から、地方馬の(特指)競走への出走を再開いたします。なお、(指定)競走への地方馬の出走は10月27日(土)から再開しております(JRA・HP)
11/8■JRAは、12月1日(土)2日(日)阪神競馬場で行われる第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)に騎乗するJRA所属騎手6名(特別参加1名、美浦2名、栗東3名)、地方競馬からの代表騎手1名および海外招待騎手8名を決定したと発表した。出場騎手は以下の通り。
●JRA所属騎手
田中勝春(関東・勝利度数1位)
後藤浩輝(関東・勝利度数2位)
武 豊(関西・勝利度数1位)
岩田康誠(関西・勝利度数2位)
安藤勝己(関西・勝利度数3位)
角田晃一(サマージョッキーズシリーズ優勝)
●地方競馬代表騎手
赤岡修次(高知・工藤英嗣厩舎所属)初出場
〔補欠騎手〕
杉村一樹(荒尾・工藤榮一厩舎所属)
●海外招待騎手
エドガー・プラード(米)5年連続6回目の出場
ジュリアン・ルパルー(米)初出場
ステファン・パスキエ(仏)2年ぶり2回目
アンドレアシュ・シュタルケ(独)初出場
ジョン・ムルタ(愛)7年ぶり4回目
クレイグ・ウイリアムズ(豪)2年連続2回目
オピー・ボッソン(新) 3年ぶり4回目
ダグラス・ホワイト(香)2年ぶり4回目、'04年に同点優勝(JRA報道室=ラジオ日経HP)
11/6■8月に地方通算2000勝を達成した花本正三騎手(44)が、4日付で高知・山岡恒一厩舎から笠松・伊藤強一厩舎に移籍したことがわかった。花本正三(はなもと・しょうぞう)騎手は63年1月3日生まれ、島根県出身。79年に益田でデビュー。その後、高知に移籍。これまでに04年高知県知事賞(高知、イブキライズアップ)、97年黒潮菊花賞(高知、シンメイアーサー)、96年高知県知事賞(高知、ミョウエイアリー)、95年高知市長賞(高知、イチヤ)などの重賞に勝利している。6日現在の通算成績は地方15037戦2003勝。同騎手は今年4月から10月までの半年間、笠松で期間限定騎乗を行なっており、期間内に東海地区で253戦32勝の成績を残していた。22日の笠松開催から騎乗する予定(netkeiba.com)
11/6■4日の佐賀競馬場で行われたシリウス賞(2歳、ダ1750m)で2着に敗れ、デビューからの連勝が4でストップしたフサイチサガントス(牡2、佐賀・東眞市厩舎)が、レース後のレントゲン検査の結果、右前管骨の骨折が判明したことが、6日にフサイチネットより発表された。全治には約3カ月かかる見込みで、近隣の牧場で休養する予定。同馬は父タニノギムレット、母イブキコンテッサ(その父フジキセキ)。叔父に04年浦和記念を勝ったモエレトレジャーがいる血統。06年セレクトセール1歳にて750万円(税抜)で落札されている。初戦から4戦目まで8馬身差、4馬身差、7馬身差、7馬身差と圧勝を続けていたが、シリウス賞では中団追走から伸びを欠き、キリンジから1/2馬身差の2着に敗れていた。通算成績5戦4勝(netkeiba.com)
11/3■3日、京都競馬場で行われた1R「2歳未勝利」(ダ1400m)でスカイビューティー(牡2、栗東・本田優厩舎)が優勝。29日の天皇賞・秋をメイショウサムソンで制し、JRA通算勝利数を2999としていた武豊騎手は、デビューから20年8カ月、14288回目の騎乗でJRA通算3000勝を達成した。武豊騎手はこれまでにJRA重賞はG1・59勝を含む248勝を挙げている。3日1R終了時点のJRA通算成績は14288戦3000勝、他に地方614戦131勝、海外104勝。【コメント】「こんなにあっさりしてすいません(笑)。この馬は初めて乗りますが、よく頑張ってくれました。先週あと1つとなり、今日は絶対に決めたいと思っていましたので、1Rで勝てて良かったです。今まで応援していただき、本当にありがとうございます」(netkeiba.com)
11/2■今年馬主資格を取得したダーレー・ジャパン・ファーム(DJF)の高橋力代表が、兼任していたダーレー・ジャパン(DJ)会長とダーレー・ジャパン・レーシング取締役を1日に解任されたことが明らかになった。「ダーレー側の弁護士から書面で通知された。理由が分からず困惑している」と突然の解雇に疑問を呈した。これまでドバイ資本のダーレーと日本競馬とのギブ・アンド・テークによる緩やかな融合を目指して取り組んできたが、最近は劇的な変化を求める急進勢力が海外から送り込まれるなど、微妙な立場に置かれていた。DJF代表は継続する。天皇賞(秋)6着のアドマイヤムーンは現役中はDJFが所有。「年内は有馬記念も視野に入れながら、次はジャパンCを考えている」と同代表は語った(日刊スポーツ・コム)
11/2■ホッカイドウ競馬の今後のあり方などを考える北海道地方競馬運営委員会が1日、札幌市内で行われた。9月に道が出した赤字脱却のための改革素案について、有識者らで構成する同委員会でまとめられた。素案の主要な計画では、道競馬事務所を廃止し、新公社を門別町に置き開催事務を委託。旭川開催を'08年度いっぱいで廃止し、門別を主要場にすることが盛り込まれている。この日の委員会で、各項目について意見が交わされ、今月中旬に高橋知事に提出する。ホッカイドウ競馬は、06~08年の3年間で、05年度の赤字額(14.9億円)の半減と単年度収支均衡の見通しを図ることを迫られている。今年度は10月31日現在(78日間)で計画額120億3649万円に対して、113億880万6000円(94%)。1日当たりの発売金額は前年比103.3%と伸びている(日刊スポーツ・コム)
11/1■母がエアグルーヴという良血で注目を集めたサムライハート(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)が、1日付でJRA競走馬登録を抹消したことがわかった。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションに移動し、来年から種牡馬入り(繋養先未定)する予定。サムライハートは、父サンデーサイレンス、母が96年オークスG1、97年天皇賞・秋G1を勝ったエアグルーヴ(その父トニービン)。2歳上の全姉に03年、04年エリザベス女王杯G1を勝ったアドマイヤグルーヴがいる血統。当初は栗東・伊藤雄二厩舎に所属し、04年11月のデビュー戦(京都芝2000m)を快勝。しかし、単勝1.1倍の圧倒的人気で臨んだエリカ賞(500万下、阪神芝2000m)で5着に敗れた後、全治6カ月の骨折が判明。10カ月後に復帰戦、05年ドンカスターC(1000万下、京都芝1800m)と2連勝を果たしたが、体質の弱さから順調にレースに出走できず、昨年3月のアクアマリンS(1600万、中山芝1600m)8着が最後のレースになった。今年2月に伊藤師が定年したことに伴い、現厩舎に転厩していた。通算成績5戦3勝(netkeiba.com)
11/1■教育用馬から馬インフルエンザの陽性が確認され、9月7日に輸入検疫施設としての指定が取り下げられていた競馬学校が、1日に輸入検査場所として再指定を受けたことがJRAから発表された。これにより、ジャパンC等に出走予定の外国馬が同校に滞在し、輸入検疫を受けながら調教することが可能となる(netkeiba.com)
11/1■千葉県競馬組合は1日、佐藤祐樹騎手(39、船橋・矢野義幸厩舎)が10月31日付で現役を引退したと発表した。今後については未定で、引退式などは行われない予定。佐藤祐樹騎手は1968年2月1日生まれ、東京都出身。86年にデビューし、重賞は98年スパーキングレディーCG3(ホクトロビン)、98年黒潮盃(大井、エスケイタイガー)、96年グランドチャンピオン2000(大井、マキバサイレント)など14勝。通算成績は地方11112戦1165勝、JRA10戦1勝(netkeiba.com)
11/1■ダーレー・ジャパンは10月31日、2008年度に北海道日高町のダーレージャパンスタリオンコンプレックスで繋養する種牡馬と種付料を発表。来年からの種牡馬入りが決定しているアドマイヤムーンの種付料は同場最高額の500万円になることがわかった。他の新種牡馬と種付け料は次の通り。ディクタット(牡12、父ウォーニング、250万円)、ストーミングホーム(牡9、父Machiavellian、250万円)、ザール Xaar(牡12、父Zafonic、200万円)(netkeiba.com)
10/31■2004年の米国セールにて800万ドル(約8億8000万円)で落札され話題を集めていたミスターセキグチ Mr.Sekiguchi(牡4、米・B.バファート厩舎)が、来年からケンタッキー州のヒルンデイルファームで種牡馬入りすることがわかった。種付料は5000ドル(約57万円)の予定。ミスターセキグチは、父Storm Cat、母が00年ドッグウッドSG3勝ち馬Welcome Surprise(その父Seeking the Gold)という血統の米国産馬で、伯父にA.P.Indy(BCクラシックG1)などがいる良血馬。04年9月の米キーンランドイヤリング(1歳馬)セールでは、1歳馬としては史上4番目、同セールではレコード価格となる800万ドルで落札されていた。“フサイチ”の冠名で知られる関口房朗氏の所有馬として、06年2月18日にデビュー。初戦は2着に敗れたが、4月8日のメイドン(ダ6.5F)で初勝利。その後長期休養を経て、今年3月2日のアローワンス(ダ7F)で2勝目を挙げていたが、頸骨の負傷により復帰は叶わなかった。通算成績4戦2勝(netkeiba.com)
10/30■帯広市の砂川敏文市長は30日、記者会見し、ソフトバンクグループの支援を受けて単独開催しているばんえい競馬について、売り上げが好調だったとして来年度も存続させる考えを明らかにした。運営を委託している同グループの「オッズパーク・ばんえい・マネジメント」(藤井宏明社長)と協議し、年内に正式決定する。帯広競馬場の改修やナイトレース開催の効果で、新スタートを切った4月以降、入場者数が前年比約1.8倍の約15万2000人になった。売り上げもインターネットの馬券販売が好調だったため予想を15%上回る約69億7000万円となった。砂川市長は「関係者の努力やファンの力で想定以上に伸びた。全員参加型で努力した結果であり、来年度以降もこのやり方を推進したい」と述べた。同席した藤井社長は施設改修などに億単位近くの先行投資がかかったため、2007年度は営業利益を見込むことは難しいとの認識を示した。ばんえい競馬をめぐっては、2006年度まで共同開催してきた旭川、北見、岩見沢の各市が撤退、ことし4月から帯広市が単独開催していた(日刊スポーツ・コム)
10/29■サニーブライアン(牡13)が種牡馬生活を引退。北海道浦河郡浦河町の優駿ビレッジAERUで余生を過ごすことになった。1998年から種牡馬となり、'01年にはNARファーストシーズンチャンピオンサイアーになったほか、JRA重賞ウイナーはカゼニフカレテ(03愛知杯G3)、グランリーオ(05中日新聞杯G3)の2頭を出したが、近年では種付け希望が減少していた(netkeiba.com)
10/29■ウイングアロー(牡12、父アサティス)のシンジケートが解散。今後は青森県の東北牧場に移動することが決まった。2002年に静内スタリオンステーションで種牡馬となり、初年度産駒から岩手の最強牝馬サイレントエクセル(牝4)を送り出していたが、シンジケートは解散を決めた(netkeiba.com)
10/26■女性騎手の日本最多勝記録を更新中の宮下瞳騎手(30=名古屋・竹口勝利厩舎)が26日、名古屋競馬7Rでシャルウィダンサーで勝利し通算500勝を達成した。'95年10月22日の初騎乗から6409戦目。05年7月18日には女性騎手の日本新記録となる351勝をマークしている。宮下は「日本記録を達成したときは500勝までいけるとは思っていなかったし、今年の夏場も勝てず焦りがあった。これからも人馬一体となった騎乗を心掛け、1つ1つ勝ち星を重ねていきたい」と話した。なお、30日の6R終了後には同競馬場ウイナーズサークルでセレモニーが行われる予定(日刊スポーツ・コム)
10/26■12月に阪神競馬場で行われる第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズの地方競馬代表騎手を決める、WSJS地方競馬代表騎手選定競走「スーパージョッキーズトライアル」の第2ステージが名古屋競馬場で行われ、高知の赤岡修次騎手が代表に決まった。第3戦は第1ステージトップの荒尾の杉村一樹騎手が優勝。これで代表は決まりかと思われたが、最終第4戦で杉村騎手が11着と敗れる一方で、高知の赤岡修次騎手が2着に食い込み逆転。通算49ポイントでWSJS地方代表の座を掴んだ。赤岡修次は1977年3月15日生まれの30歳。通算1036勝。去年、初めて高知リーディングを獲得すると、今年もリーディング争いの首位を独走している。今シリーズ4戦では、9番人気、13番人気、6番人気、12番人気と人気馬への騎乗はなかったものの、2着、6着、3着、2着とまとめて、代表の座を射止めた。●赤岡騎手のコメント「自分が(WSJSに)行くと思っていなかったのでビックリです。地方競馬の代表として恥ずかしくないレースをしたいです」(コメントは高知競馬組合による)(ラジオ日経HP)
10/26■来年4月に入学予定の競馬学校騎手課程27期生の合格者が発表された。応募総数148人の中、狭き門を突破したのは10人。順調に行けば、平成23(2011)年にジョッキーとしてデビューする。合格者は以下の通り。●片山文裕(かたやまゆきひろ・15歳・高知県)、嶋田純次(しまだじゅんじ・14歳・埼玉県)、杉原誠人(すぎはらまこと・14歳・埼玉県)、高嶋活士(たかしまかつじ・14歳・千葉県)、竹山直希(たけやまなおき・15歳・兵庫県)、谷川駿輝(たにかわとしき・14歳・青森県)、菱田裕二(ひしだゆうじ・15歳・京都府)、藤懸貴志(ふじかけたかし・14歳・長野県)、森 一馬(もりかずま・14歳・神奈川県)、横山和生(よこやまかずお・14歳・茨城県=横山典弘騎手の長男)※年齢は10月26日現在(ラジオ日経HP)
10/24■所属していた厩舎の男性調教師からセクハラを受け、所属厩舎の変更を余儀なくされたとして、調教師に約550万円の損害賠償を求める訴訟を起こしていた愛知の山本茜騎手が24日、名古屋地裁に訴訟を取り下げる書面を提出したことがわかった。山本騎手は理由について「レースに勝ちたい、もっとうまくなりたいというのがわたしの思い。時間と労力を訴訟ではなく、馬に乗ることに使いたい」としている。民事訴訟法は「訴えの取り下げは相手方の同意を得なければ、効力を生じない」と規定。調教師は取材に対し「地方競馬のファンや関係者に迷惑を掛けたくない」と話し、取り下げに同意する意向(netkeiba.com)
10/24■12月9日に香港・シャティン競馬場で行われる香港国際競走に出走を予定していたアドマイヤムーン(香港C)などの有力馬が、各レースを回避することがわかった。これは、今年の馬インフルエンザの影響により、開催されていない競馬場(基本的に中山か阪神)で今月28日から1カ月(通常は1週間)に及ぶ検疫を義務付けられたため。その間はマイルCS、ジャパンCなどレースへの出走が不可能になり、調整も困難になる。アドマイヤムーン以外にも、アストンマーチャン(スプリント)、サンアディユ(スプリント)、デルタブルース(ヴァーズ)、ポップロック(ヴァーズ)、ドリームジャーニー(ヴァーズ)などが回避する予定。他馬も同様の理由で回避することが予想される(netkeiba.com)
10/22■22日、盛岡競馬場で行われた8R・C2・2組(ダ1600m、1着賞金19万円)に、賞金の一部を児童養護施設などに寄付することで話題を集めたタイガーマスク(牡3、岩手・櫻田勝男厩舎)が小林俊彦騎手を鞍上に1番人気(単勝2.1倍)で出走。スピードの違いでハナに立ち、直線に入り楽な手応えで後続を突き放すと、9番人気ダニエルジェードに3.1秒をつける大差で初勝利を飾った。勝ちタイムは1分39秒9(重)。同馬は父Kingmambo、母がラプレヴォワイアントH(米G2)を勝ったKrisada(その父Kris S.)という血統の米国産馬。'60~70年代のアニメ『タイガーマスク』で主人公のプロレスラー・タイガーマスクがファイトマネーを施設に寄付していたことから、この馬名が付けられた。今年5月に美浦・藤沢和雄厩舎からデビューし9着と敗れた後、2戦目の3歳未勝利(函館芝2000m)で2着に入り賞金200万円(うち190万円が寄付された)を獲得。その後2戦して10着、6着と敗れ、9月26日付けでJRA競走馬登録を抹消し、現厩舎に移籍。今回の出走が移籍初戦だった。通算成績5戦1勝(うちJRA4戦0勝)(netkeiba.com)
10/21■12月9日に香港・シャティン競馬場で行われる香港国際競走に出走する日本馬が、今月28日から30日間の出国検疫を受けなければ出国できないことが分かった。詳細としては、28日に開催の行われていない競馬場(例・中山や阪神)に入厩し、30日間の出国検疫を受け11月29日に香港へ出国しなければならない。この出国検疫中に競馬場にいる乗馬から馬インフルエンザの陽性反応が出た場合などは、出国を断念しなければならない。これによりエリザベス女王杯やマイルCS、ジャパンCに出走した日本馬は事実上、香港への出国は不可能となる。21日の菊花賞、28日の天皇賞を使った馬は、28日までに競馬場に入厩すれば出国は可能だが、競馬場での調整が1カ月に渡ることや、他に馬がいない中での調整などマイナス面が多く、今年の香港に日本馬の出走がゼロになることが考えられる(サンスポ.COM)
10/20■名古屋競馬の山本茜騎手(24)が、所属していた厩舎の男性調教師(48)からセクハラを受け所属厩舎の変更を余儀なくされたとして、調教師に約550万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴していたことが20日、分かった。訴えによると、調教師は山本騎手にたびたび抱き付くなどしたほか、今年1月には厩舎にある自分の住居に山本騎手を呼び出し、「おれはおまえに全部を見せることができる」「おまえも包み隠さずに見せてみろ」などと裸になり、山本騎手にも服を脱ぐよう求めたという。こうした要求を拒み続けてきた山本騎手は同5月、厩舎を辞めさせられ、別の厩舎に移った。調教師は「性的な意味はなかった。訴訟の中で事実関係などを明らかにしたい」としている(日刊スポーツ・コム)※山本騎手は今年、原口次男厩舎から川西毅厩舎に所属変更になった
10/19■種牡馬ミルジョージが19日、老衰のため死んだ。32歳。繋養先の中村畜産(北海道新ひだか町)が明らかにした。同馬は産地の米国で4戦2勝した後に骨折。そのまま日本に輸入され、種牡馬入りした。主な産駒は'89年に天皇賞・春、宝塚記念、有馬記念を勝ったイナリワンを筆頭に、'90年宝塚記念のオサイチジョージ、同年のオークス馬エイシンサニーなど。中央G1通算6勝を含め重賞32勝を挙げている
(日刊スポーツ・コム)
10/16■16日、札幌競馬場で行われた9R・JAしずない万馬券特別(ダ1700m)で、キャサリンダイヤ(牝3、北海道・村上正和厩舎)が優勝。騎乗した五十嵐冬樹騎手(32)は今年のホッカイドウ競馬での勝ち星を131とし、年間最多勝記録を31年ぶりに更新した。五十嵐冬樹騎手は、75年9月30日生まれ、北海道深川市出身。93年10月4日にデビュー。昨年は年間107勝を挙げ、6年連続7度目の北海道リーディングに輝いた。また、コスモバルクとのコンビで04年弥生賞G2、04年セントライト記念G2、06年シンガポール航空国際CG1を制すなど、地方のみならずJRAや海外でも活躍している。16日9R終了時点の地方通算成績は7005戦1148勝、JRA789戦48勝。これまでの記録は76年に千島武司騎手が打ち立てた年間130勝(427戦)。千島騎手はホッカイドウ競馬で5度のリーディングに輝き、77年12月に25歳の若さで調教中の事故により亡くなった名騎手。五十嵐騎手は11日、この記録に31年ぶりに並んでいた(netkeiba.com)
10/15■経営再建中の岩手競馬を運営する岩手県競馬組合は15日、社台スタリオンステーション(北海道安平町)から経営支援に向けてダンスインザダーク、ハーツクライ、ネオユニヴァースなど有名馬13頭の種付け権利の無償提供を受けたと発表した。種付け権利は約4000万円分で、21日からのメーンレースで優勝馬の副賞となる予定。競馬組合は「13頭はJRAのG1レースで活躍した歴代の名馬。副賞を得るために馬主が良馬を出すことで、レースが活性化し、魅力ある競馬になる」と集客効果を期待する。また社台スタリオンステーションは「岩手競馬の危機は知っており、競馬界の仲間として手伝えることをした」としている。岩手競馬は単年度赤字を出さないことを条件に存続中だが、8日までの売り上げは目標値より7.3%低い約158億円と厳しい状態という(日刊スポーツ・コム)
10/13■馬インフルエンザの影響で中断されていた中央競馬指定交流競走が、27日以降に実施される指競走より限定的に再開される。12日にJRAが発表した。なお、特指競走には28日の競走まで地方所属馬は出走できない。交流競走の再開に伴い、9月30日に盛岡の地方交流重賞オーロCを4馬身差で圧勝したコスモバルクが、目標の天皇賞・秋に出走できることになった。田部和則調教師は「ホッとしました。バルクは瑞穂賞(3着)、オーロCを使って調子を上げていますし、頑張りたい」と昨年4着に続く秋の盾参戦に意欲をのぞかせる。現在、ビッグレッドファーム明和で調整しているバルクは17日に門別競馬場へ移動。25日に門別を出発し、26日に東京競馬場へ入厩する(サンスポ.COM)
10/12■松元省一調教師(栗東)が、来年度の調教師免許の更新申請を行わず、平成20年2月いっぱいで勇退することになった。松元省一調教師のコメント「これまで応援していただいたファンの皆様本当にありがとうございます。最後(来年2月)までがんばりますので、引き続き応援くださいますようお願い申し上げます」(ラジオ日経HP)
10/12■道営ホッカイドウ競馬の平成19年度旭川開催が、11日終了した。5月22日から10月11日までの60日間(馬インフルエンザにより中止となった3日間を除く)の開催で総売上は89億4612万3900円(計画対比92.3%)にとどまった。一日あたりの発売額は1億4910万円(前年対比99.9%)と健闘したものの、同入場人員は5980人(同93.2%)と低迷した。19年度の総売上は102億4511万円3900円で計画対比は93.8%。残り13日間の札幌開催で巻き返しを狙っている(netkeiba.com)
10/12■平成20年度の、JRAの調教師及び騎手免許試験の申請が11日に締め切られ、新規調教師免許申請者は106名、新規騎手免許申請者が17名だった。騎手免許申請者のうち3名は競馬学校の生徒で、残りの14名は外部からの申請であり、地方騎手などが多く含まれると見られる。なおこのうち、大井所属の内田博幸騎手(37)も申請している。第一次試験の合格発表予定日は11月15日、最終合格発表予定日は来年の2月14日。内田博は過去5年以内にJRAで年間20勝以上を2回以上マークしているため、一次試験は免除される(サンスポ.COM)
10/11■春・秋の天皇賞が、来年度からセン馬に開放されることが、10日までに分かった。天皇賞はこれまで「種牡馬選定競走」としての意味合いが強く、牡馬三冠(皐月賞、ダービー、菊花賞)、NHKマイルC、朝日杯FSと同様にセン馬は出走できない規定だったが、近年はトップホースの引退・種牡馬入りが早められている事情もあり、フルゲート割れや、条件馬の出走が目立ってきていたため、JRAが数年前から緩和策を検討して、その結果、セン馬に開放することが決まった。また春の天皇賞については、同じ芝3200mのメルボルンCを頂点とする豪州・ニュージーランドのオセアニア馬にとっては注目の的。セン馬が多くを占めるオセアニアからトップクラスが参戦してくれば、盛り上がりが期待できる。さらにオセアニアからの輸入馬が多い香港もセン馬が多数おり、参戦が期待される。これまで日本ではトップホースの去勢には否定的だったが、今後は気性の難しい馬などが、去勢されるケースも増えてきそうだ。セン馬が出走することにより、天皇賞がレベルアップすることは確実。パートI国としての国際的なレース価値も上がりそうだ(サンスポ.COM)
10/9■馬インフルエンザの影響で地方馬の中央出走は中断されたままだが、今後、再開するかどうかの結論が、12日までに出されることになった。9月30日に盛岡の重賞オーロCを勝ったコスモバルクは天皇賞・秋を目標としているが、現状では出走不可能。天皇賞の登録は14日、その前に地方馬の中央参戦が解禁となるか注目される(サンスポ.COM)
10/5■元JRA調教師の星川薫氏が5日午前4時5分、病気のため滋賀県守山市の病院で死去、78歳。北海道出身。星川師は'73年に調教師免許を取得し、'75年開業。JRAで通算4393戦し、'94年フェブラリーSG2をチアズアトムで制するなど重賞8勝を含む410勝を挙げ、'01年に引退した(日刊スポーツ・コム)
10/4■馬インフルエンザの影響で中止された8月18・19日開催の代替開催が行われる11月23日(金・祝)~25日(日)のメイン競走が、今日JRAから発表された。24日(土)実施予定だった重賞の京阪杯G3は、23日に変更されている。
<11月第4週のメインレース>
○11月23日(金・祝)
東京競馬第9日 キャピタルS(芝1600m)
京都競馬第9日 第52回京阪杯G3(芝1200m)
○11月24日(土)
東京競馬第7日 第8回ジャパンCダートG1(ダ2100m)
京都競馬第7日 貴船S1600万(ダ1200m)
中京競馬第9日 大須特別1000万(ダ1700m)
○11月25日(日)
東京競馬第8日 第27回ジャパンCG1(芝2400m)
京都競馬第8日 アンドロメダS(芝2000m)
中京競馬第10日 納屋橋S1600万(芝1200m) (JRAリリース=ラジオ日経HP)
10/4■代替開催に伴う第3回福島競馬の変更点も、今日JRAから発表された。10月20日(土)から始まる第3回福島開催は1週延長され、11月17日(土)に第9日を、18日(日)に第10日を追加しての実施となる。第9日のメイン競走には秋保特別(3歳以上1000万円以下・ダート1150m)、第10日のメインには栗子特別(3歳以上1000万円以下・芝2000m)が組まれている。なお、この2日間の東京・京都競馬は発走時刻が一部変更になる。
<3回福島競馬の変更点>
○芝馬場保護の観点から、既に発表の競馬番組の条件が以下のように変更される。
・10月21日(日)第5競走 3歳以上500万円以下 芝1200m
→距離・コースを「ダ1000m」に、競走番号を「第3競走」に変更
・10月21日(日)第3競走 3歳以上500万円以下 芝1200m(牝)
→競走番号を「第5競走」に変更
・10月28日(日)第5競走 3歳以上500万円以下 芝1800m
→距離・コースを「ダ1700m」に変更
○使用コース変更
第3・4日はBコースからAコースに、第5・6日はCコースからBコースに変更する。なお、追加された第9・10日はCコースを使用する (JRAリリース=ラジオ日経HP)
10/3■兵庫県競馬組合は3日、JRA代替開催実施に伴い、11月23日(金・祝)の園田開催を11月13日(火)に変更することを発表した。また、11月23日に予定されていた兵庫ジュニアグランプリ(2歳、交流G2・ダ1400m、1着賞金2400万円)は、11月20日(火)に日程を変更して実施されることも併せて発表された。出走資格や賞金等の競走条件についての変更はない(netkeiba.com)
10/3■岩手県競馬組合は2日、岩手競馬ファンの掘り起こしや全国的な認知度の向上を図るため、全国の地方競馬に所属する競走馬による地方交流競走「オッズパークグランプリ2007」を新設することを発表した。このレースは、11月12日(月)に水沢競馬場のダ1600mで行われる3歳以上(アラ系含む)の特別レース。1着賞金は1000万円で、出走可能頭数は12頭。出走馬は、東日本地区から2頭、それ以外の他地区(金沢、笠松、愛知、兵庫、福山、高知、佐賀、荒尾)から主催者推薦馬を各1頭、岩手所属馬から2頭がそれぞれ選定されることになっている。これに伴い、東日本地区では10月29日(月)に、オッズパークグランプリ2007東日本地区トライアルとして「赤松杯」(ダ2000m)を盛岡競馬場で実施することも併せて発表された。同レースの1・2着馬には優先出走権が与えられる。※詳細は岩手競馬ホームページ(http://www.iwatekeiba.or.jp/index.html)をご覧ください(netkeiba.com)
10/2■馬インフルエンザの影響で中止された8月18・19日の札幌・新潟・小倉の開催については、平成19年度事業計画の一部を変更した上で振替施行されることが、今日JRAから発表された。中止になった3場合計6日分の開催は、11月17日(土)・18日(日)に福島、11月24日(土)・25日(日)に中京、11月23日(金・祝)に東京・京都で振り替えて開催される。これにより、8日間の日程で行われる予定だった第3回福島競馬は2日間延長(3回福島第9・10日)、第3回中京競馬も開始が1週早まり、開催日が2日増加する(3回中京9日・10日)。また、ジャパンCダートとジャパンCの行われる11月第4週の東京・京都では、23日(金・祝)から3日間にわたって開催が行われる。
<11月の開催の変更点>
11月17日(土) 東京 / 京都 / ※福島(3回福島9日)
11月18日(日) 東京 / 京都 / ※福島(3回福島10日)
11月23日(金・祝) ※東京(5回東京9日) / ※京都(5回京都9日)
11月24日(土) 東京 / 京都 / ※中京(3回中京9日)
11月25日(日) 東京 / 京都 / ※中京(3回中京10日)
(※のついている部分が、代替開催として行われる開催)
<その他の変更点>
○この振り替えに伴う3回福島競馬の番組変更、および11月23~25日の各場のメイン競走は10月4日に、第5回東京・第5回京都・第3回中京競馬の番組変更は10月11日に発表される予定となっている。
○11月23~25日の開催の出馬投票は、21日(水)に行われることになった。これに伴い、ジャパンCダート(11月24日)とジャパンC(11月25日)の馬番を付した出馬表の発表は、21日14時10分頃となる。
○23日に行われる予定だったジャパンCの前々日発売、およびウインズ後楽園・新橋・梅田・難波での金曜日発売(19時まで)は行われない。通常の開催日同様、前日発売を24日17時まで実施する。なお、電話投票の夜間発売は23日も行われる(JRAリリース=ラジオ日経HP)
9/30■シーキングザベスト(牡6、栗東・森秀行厩舎)が、来年から米・ケンタッキー州のヒルンデイルファームにて種牡馬入りすることがわかった。初年度の種付料は7500ドル(約86万円)の予定。シーキングザベストは、父Seeking the Gold、母Mackie(その父Summer Squall)という血統の愛国産馬。伯父に93年ケンタッキーダービーG1を制したシーヒーロー Sea Heroがいる。02年キーンランドセプテンバーセールにて100万ドルで落札されていた。04年4月にデビュー。JRA2戦0勝で北海道に転厩し、移籍初戦で初勝利を挙げると現厩舎に再転入。昨年は重賞初制覇となった武蔵野Sなど5勝を挙げて本格化した。今年に入り、根岸S2着、フェブラリーS6着の後、ドバイゴールデンシャヒーンG1に出走して11着。その後は戦列を離れており、10月8日の南部杯に出走を予定している。通算成績21戦9勝(うち地方3戦1勝、海外1戦0勝)(netkeiba.com)
9/28■05年の南関東2冠(羽田盃、東京ダービー)馬で、04年のG1全日本2歳優駿でも2着になるなどダーレージャパンレーシングの看板馬として活躍してきたシーチャリオット(牡5、船橋・川島正行厩舎、父シーキングザゴールド、米国産)が、中央入りすることになった。レーシングから、中央馬主登録を取得したダーレージャパンファームにトレードされ、同ファームが先に購買したアドマイヤムーンと同じ勝負服で走ることになる。転厩先は栗東の中竹和也厩舎。中竹調教師は「10月1日に大山ヒルズに移動します。入厩時期や具体的な出走レースは、大山ヒルズでの様子を見てから決めることになりますが、芝を使ってみたいということでした。(ダーレージャパンファームにとって)在厩中の移籍ではない新規の入厩は今回が初めてということですので、非常に光栄ですね」と、ドバイ(モハメド殿下)が送りこんできた大物の移籍に目を輝かせている(サンスポ.COM)
9/27■賞金の一部を児童養護施設などに寄付することで話題を集めたタイガーマスク(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)が、26日付でJRA競走馬登録を抹消したことがわかった。今後については未定。同馬は父Kingmambo、母がラプレヴォワイアントH(米G2)を勝ったKrisada(その父Kris S.)という血統の米国産馬。'60~70年代のアニメ『タイガーマスク』で主人公のプロレスラー・タイガーマスクがファイトマネーを施設に寄付していたことから、この馬名が付けられた。今年5月のデビュー戦で9着に敗れた後、2戦目の3歳未勝利(函館・芝2000m)で2着し賞金200万円を獲得。その後2戦して10着、6着と敗れていた。通算成績4戦0勝(netkeiba.com)
9/27■ラジオNIKKEIで実況中継アナウンサーとして活躍した広瀬伸一アナウンサーが昨日26日午後0時41分、病気のため逝去されました。49歳でした。昨年夏に発見された胃がんの治療に懸命につとめて参りましたが、誠に残念なことに復帰は叶いませんでした。広瀬アナウンサーは1981年(昭和56年)、日本短波放送(現日経ラジオ社・ラジオNIKKEI)に入社、レース実況アナウンサーとしてデビュー。数多くのG1レースを実況するなど第一線で活躍を続けました。昨年は天皇賞・春(勝ち馬:ディープインパクト)、菊花賞(ソングオブウインド)、マイルCS(ダイワメジャー)を実況したほか、過去には89年有馬記念(イナリワン)、2003年牝馬三冠馬スティルインラブの桜花賞と秋華賞、2000年のラジオたんぱ杯3歳S(アグネスタキオン)、宝塚記念ではメジロライアンやメジロパーマー、サイレンススズカ、メイショウドトウのG1初戴冠の瞬間を実況しました。広瀬伸一アナウンサーのご冥福を心よりお祈り申し上げます(ラジオ日経HP)
9/27■世界で初めての国際スプリントシリーズとして'05年からスタートした「グローバル・スプリント・チャレンジ」は現在、豪州、英国、香港及び日本の4カ国の主要スプリント競走を結ぶ短距離シリーズとして年々盛況を呈し、成長を続けている。そして、'08年度のグローバル・スプリント・チャレンジには、新たに英国のジュライCが加わり、また、オーストラリアSをジ・エイジ・クラシック・ウェイト・フォー・エイジ(The Age Classic WFA)に変更のうえ、より一層充実したシリーズとして実施されることになった。
●2007年からの変更点
(1)ジュライC(G1、6F、英・ニューマーケット競馬場)の新規加入
(2)オーストラリアにおける競走のうちオーストラリアS(G1、1200m、豪・ムーニーヴァレー競馬場)をジ・エイジ・クラシック・ウェイト・フォー・エイジ(G1、1200m、豪・フレミントン競馬場)に変更 (JRAリリース=ラジオ日経HP)
9/26■JRAは、'04年の中山大障害に優勝したメルシータカオー(セン8 栗東・竹宏平厩舎)が、放牧先のMS遠野において昨日25日の運動中に骨折し、きょう安楽死の処置が取られたという連絡があったと発表した。メルシータカオーは平地戦8戦1勝で4歳春に障害入り。以降は順調に力をつけ、'04年の中山グランドジャンプ2着、東京ハイジャンプ3着など好走を続けた。同年暮れの中山大障害で重賞初制覇、ビッグタイトルを手に入れた。その後は休み休みの出走となり、去年秋の福島戦で平地戦(500万下)に出走してから長期休養していた。通算成績は24戦4勝、うち障害では15戦3勝。なお同馬は、今日9月26日付けで競走馬登録を抹消されている(JRAリリース=ラジオ日経HP)
9/23■23日、高知競馬場で行われた3R(ダート1300m、1着賞金9万円)に、サラブレッド最高齢出走記録および勝利記録を持つオースミレパード(牡16、高知・細川忠義厩舎)が4番人気で出走。石本純也騎手を背に、後方追走から徐々に進出すると、8番人気セフティージェットに1馬身1/2差をつけ優勝。自身の持つ記録をさらに伸ばした。オースミレパードは父アンバーシャダイ、母キョウエイシェアー(その父フォルティノ)という血統。'91年4月26日生まれで、同期にはナリタブライアン、ヒシアマゾン、サクラローレル、エルハーブ(G1英ダービー)などがいる。'93年にデビューし、JRA46戦6勝の成績で'98年2月に高知に移籍。昨年12月9日に、'49年にヒサトモが記録したサラブレッド最高年齢出走記録を57年ぶりに更新。その後も3勝を挙げており、今回が4度目の最高齢勝利記録更新となった。通算成績219戦33勝(うちJRA46戦6勝)(netkeiba.com)
9/23■ライデンリーダー(報知杯4歳牝特G2)やシンプウライデン(名古屋優駿G3)などの父ワカオライデンが21日夕方、繋養先である北海道安平町の吉田牧場で老衰のために死亡した。26歳だった。ワカオライデンは、父ロイヤルスキー、母オキワカ(その父リマンド)という血統。'83年11月に栗東・戸山為夫厩舎からデビューし、ニシノライデンの失格により繰り上がり優勝となった85年朝日チャレンジCG3などを制した。その後、金沢を経て移籍した笠松で快進撃を続け、東海菊花賞、名古屋大賞典などに優勝。通算27戦13勝(うちJRA18戦6勝、重賞6勝)の成績を残した。母が伝説の名馬テンポイントの半妹という血統を買われて生まれ故郷の吉田牧場で種牡馬となり、上記2頭のほかにもトミケンライデン(全日本サラブレッドCG3)、サブリナチェリー(東海ダービー)など多くの活躍馬を残している(netkeiba.com)
9/21■馬インフルエンザの影響により休止していたダートグレード競走が、10月3日に大井競馬場で行われる東京盃から再開されることになった。全国的な馬インフルエンザの流行が沈静化し、地区間の馬の移動が可能となったためで、10月に行われる東京盃G2(3日)、マイルチャンピオンシップ南部杯G1(8日)、エーデルワイス賞G3(11日・旭川)は、ダートグレードレースとして実施される。これにより、8月16日に表面化した馬インフルエンザによる影響で、ダートグレードレースとして実施されない(されなかった)レースは、ダービーグランプリと日本テレビ盃、10月9日の白山大賞典の3レースにとどまることとなった(ダートグレード競走格付け委員会リリース=ラジオ日経HP)
9/20■NARは20日、平成19年度第2回調教師・騎手免許試験の合格者を発表したが、元・高知所属の名ジョッキー、中越豊光が兵庫県所属として騎手免許を再取得した。中越騎手は32歳。高知所属として地方通算1576勝を挙げ、昨年いったん騎手を引退。園田競馬で厩務員として再出発し1年後に騎手免許を取るという「兵庫方式」により移籍を果たしたことになる。中津の有馬澄男、高知の北野真弘、笠松の川原正一らの名騎手が、これまでにこの方法で兵庫に移籍している(keiba.go.jpほか)
9/20■JCの前日に東京競馬場で行われている国際招待レース、JCダートが、来年から、WSJSと同じ週(12月第1週)の阪神ダート2000mに舞台を移すプランがあることが19日、明らかになった。JCダートは日本のダート体系が確立され、世界の一流馬を交えての王者決定戦として2000年に新設。JRA創立50周年記念としてJCと同日に行われた'04年を含めこれまで7回行われ、'01年にクロフネが米国No.1ダートホースのリドパレスを相手に圧勝を演じたり、'02年(中山開催)にデットーリ騎乗の日本調教馬イーグルカフェが制するなど好勝負が繰り広げられてきたが、外国馬が勝ったのは'03年のフリートストリートダンサーのみ。招待馬の頭数がJCほど集まらず、昨年に至っては招待馬ゼロで行われ、テコ入れが必要となっていた。そこで浮上してきたのが舞台を翌週の阪神に移すプラン。(1)関西に国際招待レースを望む声が大きい (2)同じ日にWSJSが行われることで、有力馬に外国人騎手が騎乗するケースが増えて国際色豊かになる (3)2000mは世界のダート競馬の根幹距離-などが大きな理由に挙げられる。なお、現在WSJS週に行われている阪神JFと、その翌週の朝日杯FS(中山)はともに1週ずらす形となり、エリザベス女王杯から有馬記念まで、G1は7週連続となる。ファン、JRA双方にとって嬉しい番組改革といえそうだ(サンスポ.COM)
9/20■12月1、2日に阪神競馬場で行われるワールドスーパージョッキーズシリーズの地方騎手出場権をかけて争われる、『スーパージョッキーズトライアル2007』に参戦する地方騎手14人が決定した。五十嵐冬樹(道営)、小林俊彦(岩手)、内田博幸、戸崎圭太、的場文男(以上大井)、今野忠成(川崎)、吉原寛人(金沢)、東川公則(笠松)、岡部誠(愛知)、田中学(兵庫)、渡辺博文(福山)、赤岡修次(高知)、鮫島克也(佐賀)、杉村一樹(荒尾)で、TRは第1ステージが10月18日に札幌で、第2ステージが10月26日に名古屋で行われる。第2ステージに進めるのは第1ステージのポイント上位12人で優勝者が地方代表騎手、2位が補欠騎手となる(サンスポ.COM)
9/18■10月9日に金沢競馬場で実施予定の第27回白山大賞典が、ダートグレード競走としてではなく、金沢在厩馬による重賞競走として実施されることになった。これにともない、1着賞金も2500万円から400万円に変更となる。全国的な馬インフルエンザの発生で、現時点では交流競走(中央・地方全国)を行うことが困難であり、スケジュールや競走体系の関係から延期して実施することも困難と判断されたもの。なお、実施日やレース距離についての変更はない(石川県競馬事業局リリース=ラジオ日経HP)
9/13■屈腱炎からの戦列復帰を目指していたカネヒキリが、同不安を再発。12日に北海道安平町のノーザンファームへ休養放牧に出された。同馬は昨年6月の帝王賞2着の後、右前浅屈腱炎を発症。1年以上の長期休養の後に8月上旬から函館競馬場で復帰に向けた調整を再開して、6日に栗東に帰厩したばかりだった。全治9カ月の診断で、復帰までにはさらに1年の期間を要する見込み。角居調教師は「同じ個所を悪くしてしまいました。大変、残念です。時間はかかると思いますが、ファンの多い馬ですし、また再起を目指します」と話していた
(サンスポ.COM)
9/12■'81年の菊花賞を制したミナガワマンナ(牡29)が11日、故郷の北海道浦河町の谷川牧場で老衰のため死んだ。10日午後から体調を崩し、一夜明けたこの日朝にスタッフが馬房を訪れたところ、眠るように横たわり息を引き取っていた。同馬は現役時25戦7勝。皐月賞12着、ダービーでは8着だったが、14番人気で臨んだ菊花賞ではサンエイソロンに4馬身差をつけて優勝。5冠馬の父シンザンに種牡馬として初クラシック制覇をプレゼントした。自身も'85~94年に種牡馬として供用され、アサヒパシィオン(89年府中3歳S)を送り出したほか、現役で活躍するアサヒライジングの母の父として、その血を後世に伝えている。種牡馬引退後は同牧場で功労馬として過ごしていた。同牧場の谷川寿郎専務(37)は「晩年は歯が抜けるなどもしていましたが、長い間元気に過ごしていました」と惜しんだ(日刊スポーツ・コム)
9/11■JBC実行委員会では、「JBC出走馬選定要領」において優先出走権付与競走(Road to JBC)、指定競走を定め、JBC競走の出走馬の充実を図るとともに、有力馬のローテーション決定の指針としてきたが、今回の馬インフルエンザの影響による主要競走の施行条件の変更(交流の制限等)にともない、今年に限りこの取扱いを次のとおり変更することとした。
※優先出走権付与競走(Road to JBC)……JBCに向かうローテーションとして競走距離、時期等最も適切な施行条件で実施されるG1/G2競走で、優勝馬には中央競馬、地方競馬の区別なくJBCの優先出走権が付与される。
※指定競走……地方競馬各地区の有力馬を選定するための指標として定められた地方競馬の重賞競走で、優勝馬に優先出走権はないが、選定に際してグレードの付された競走に次いでその成績が参考とされる
(付記)
●優先出走権付与競走(Road to JBC)の取扱い……当該競走が相当程度の交流が可能な状況で、格付け競走として実施された場合に優先出走権を付与する。(ダービーGP、日本テレビ盃については格付けを取り消したので、優先出走権は付与されない)
●指定競走の取扱い……当該競走が原則として当初想定された競走条件(交流範囲等)で実施された場合に指定競走として取り扱う。(青藍賞[盛岡]、オータムC[笠松]については、当初の交流範囲で実施されないため指定競走とならない)(JBC実行委員会リリース=keiba.go.jp)
9/10■05年かしわ記念を勝ったストロングブラッド(牡8、美浦・増沢末夫厩舎)が、9日付でJRA競走馬登録を抹消したことがわかった。今後については未定。02年1月にデビュー。03年カブトヤマ記念で重賞初制覇を挙げると、その後は、03年さくらんぼ記念、04年群馬記念を制すなどダート交流重賞を中心に活躍。交流G1への格上げ初年度となった05年かしわ記念でG1初制覇を飾った。前走はマーキュリーCで5着だった。通算成績38戦8勝(うち地方12戦3勝、重賞4勝)(netkeiba.com)
9/8■中村均調教師は、中山9Rをマイネルキーロフで制し、'84年以降ではJRA新記録となるJRA11週連続勝利を達成した。ちなみに、従来の記録である10週連続勝利は中村調教師の他に、橋口弘次郎、安田隆行、角居勝彦、池江泰郎各調教師が記録していた。中村均調教師のコメント「まさか(今週出走予定のうちの)1頭目で記録が達成できるとは思いませんでした。気付かないうちに8週くらいまで記録が続いていて、9・10週目あたりから少しプレッシャーもありましたが、達成できて本当に良かった。リーディングトレーナーの方でも成し得ていない記録なので、とても嬉しいです。周りの皆様のおかげだと感謝しております」(ラジオ日経HP)
9/8■赤字が続くホッカイドウ競馬の運営を見直す「北海道競馬改革ビジョン(素案)」が7日、北海道から発表された。現行の3場制を取りやめ、来年'08年度を最後に旭川から撤退し、'09年度から門別(日高町)と札幌の2場開催とする案が示された。中心となるのは門別で、日高町に新たに組織を置き、馬産地の支援を得ながら生き残りをかける。道知事の諮問機関である「北海道地方競馬運営委員会」(小林好宏委員長)がまとめた改革素案では、'09年度以降、門別開催は5月から10月までとしている。現在は4~11月で、事実上門別に絞り込んだ開催となる。旭川に代わってナイター開催を行う計画だ。同競馬場は集客定員500人と3場の中で最も集客数が少ない。門別本場の売り上げ比率は9.4%で、札幌(23.7%)に比べ場外依存率が高いが、経費削減にはやむを得ない措置。旭川は競馬場賃借料など年間2億円の経費が発生し施設の老朽化も問題視されている。JRA施設の札幌は、'10年に施設貸付特例が廃止され、以降は借上費が高騰することが見込まれている。トレセンを兼務し競走馬の輸送の必要がない門別開催で経費を抑える方針。今後インターネットでの発売促進や、ミニ場外の増設に力を入れていく。ホッカイドウ競馬の存続については、高橋はるみ知事が'05年4月に、'06~08年度の3年間で'05年度の赤字額(14億9000万円)を半減させ、かつ単独収支が均衡する見通しを得ることを条件とした。門別に集約することで、'10年度までに単年度収支均衡の実現を図る。北海道地方競馬運営委員会では来月中旬に開催予定の第2回委員会で知事への提言として取りまとめ、本年度中の成案を目指す(日刊スポーツ)
9/8■05年に香港マイルとマイルCSを制して最優秀短距離馬に選出され、今年のマイラーズC(6着)を最後に引退したハットトリック(牡6)が、ケンタッキー州レキンシントン近くのウォルマックファームで、種牡馬として繋養されることが決まった。初年度の種付け料は1万5000ドル(約173万円)に設定されており、南アフリカへのシャトルも予定されている。「サンデーサイレンス産駒の中でも、スピードという面においては最も優れている中の1頭だろう」と同ファーム関係者は大きな期待を抱いており、SSの生まれ故郷である米国で、“SS系”がさらに発展しそうだ(サンスポ.COM)
9/7■7日付で理事長から任命されたJRA公正審査委員は以下の7名。岡本金彌(JRA副理事長)、頃安健司(大阪高等検察庁検事長)、酒井啓子(東京外国語大学大学院地域文化研究科教授)、白石真澄(関西大学政策創造学部教授)、那部吉正(産経新聞社取締役)、野田哲也(内閣法制局第四部長)、林則清(警察庁刑事局長) (JRAホームページ)
9/7■9月24日に船橋競馬場で予定されている日本テレビ盃(1800m)が、今年はダートグレード競走(G2)ではなく、南関東所属馬限定の競走として行われることになった(名称も変更の可能性がある)。これは、主催者の千葉県競馬組合からダート競走格付け委員会に対し、ダートグレード競走として実施できない旨の連絡があったもので、その理由は「現在、馬インフルエンザ発生の影響によりJRA・他地区との馬の移動が制限される状況であり、交流レースとしての実施が困難なだけでなく、スケジュールの問題から延期も困難と判断されるため」となっている。今回は、南関東所属のサラ系3歳以上の馬のみが出走することになった。なお、これに伴って1着賞金も4000万円から1200万円に減額される。馬インフルエンザの影響でダートグレード競走が実施できなくなった例には、他に9月17日のダービーグランプリがある(ダートグレード競走格付け委員会リリース=ラジオ日経HP)
9/7■佐賀県競馬組合は、内田利雄騎手(45歳)が平成19年9月15日~11月18日までの約2カ月間にわたり、三小田幸人厩舎所属として期間限定騎乗することを発表した。なお、佐賀での期間限定騎乗は今回で2度目、前回(06年9月16日~11月12日)の騎乗成績は137戦16勝(うち重賞1勝)となっている(keiba.go.jp)
9/6■北海道は、赤字経営が続く道営「ホッカイドウ競馬」について、3カ所の開催地のうち旭川競馬場(旭川市)での開催を2009年度から取りやめ、'10年度までに黒字転換しなかった場合には翌'11年度から全廃する方針を6日までに固めた。7日の道地方競馬運営委員会でこうした改革素案を公表、本年度中に改革案を決定する見通し。毎年度500億円前後の歳入不足が見込まれるなど道財政自体が逼迫する中で、道営競馬の累積赤字は昨年度末で226億円に上っている。これまで旭川、札幌、門別の3競馬場で開催してきたが、'09年度からは旭川開催分の大半を門別で実施。道軽種馬振興公社と道競馬事務所の2機関が担当してきた運営についても、事務所を廃止し公社に一元化する。道営競馬をめぐっては高橋はるみ知事が'05年に(1)単年度赤字額を'08度までに半分以下にする(2)単年度収支均衡の見通しを付ける-ことなどを条件に当面3年間の存続を表明していた(サンスポ.COM)
9/5■5日、地方通算3000勝を達成した内田博幸騎手(27)が、JRA騎手免許試験を受けることを明らかにした。中央競馬で「5年間20勝以上2回」の1次試験免除の条件をクリアしているため、2次試験からの受験となる。内田博騎手は「(南関東に)残ることも考えましたが、騎手をやめた後で後悔だけはしたくない。受験できる権利を得ている以上、チャンスを逃したくはない。(試験の)結果はともかくチャレンジします。これまでは関西のジョッキーばかりなので、関東の地方ジョッキーでも中央に行けることを見せたい」と話した(日刊スポーツ・コム)
9/5■コンビニで店員に「殺すぞ」などと脅し、買い物の支払いを免れたとして、京都府警東山署は5日、恐喝容疑で、元中央競馬騎手、安田康彦容疑者(34)ら2人を逮捕した。調べでは、安田容疑者らは8月13日、京都市東山区のコンビニで、店員に「日曜に買った新聞が前日のだった」などと因縁をつけ、缶ビールなどの購入代金約4600円を踏み倒した疑い。安田容疑者は酒に酔っていたとみられ、店員に商品を投げ付けたり、「1000万円払え。殺すぞ」などと脅したという。安田容疑者は1999年のG1秋華賞で12番人気のブゼンキャンドルに騎乗し、大穴を開けて自身初のG1勝利を飾ったほか、2001年のG1宝塚記念でメイショウドトウに騎乗して勝利した。通算400勝を達成し、昨年4月に引退している(産経)
9/5■きょう5日の大井競馬第3Rでカイジンドーベルが1着となり、騎乗した内田博幸騎手(37歳 大井・荒井隆厩舎)が地方競馬通算3000勝を達成した。これは地方競馬史上16人目、現役では9人目の快挙となる。内田騎手は1989年にデビュー。初騎乗は同年4月6日の大井競馬7R、ハツマドンナに騎乗して7着。初勝利は同年5月7日の大井競馬4R、ハツマドンナで挙げた(デビュー10戦目)。以来、16895戦目で3000勝の大台に到達した。内田騎手の勝ち星は2000年前後から飛躍的に伸び始め、去年は地方・中央合わせて年間524勝。40年振りに年間最多勝の日本記録を更新。また、去年まで2年連続で年間400勝以上を挙げており、今年は史上初の「3年連続400勝」の記録達成も期待されている。これまで3年連続で地方競馬の全国リーディングに輝いている。3000勝到達時点の今年の勝ち星は287勝(ほか中央で20勝)。また、内田騎手は通算2000勝を'05年6月8日に達成していて、それからわずか2年3カ月での3000勝達成となった。これは佐々木竹見元騎手(通算7151勝)の2年9カ月を上回り、歴代最速記録を更新した(keiba.go.jp=ラジオ日経HP)
9/4■日本中央競馬会経営委員会の委員長に、奥田碩氏が今日選任された。また、委員長代理には米倉弘昌氏が選任された(JRA報道室=ラジオ日経HP)
9/3■この秋に豪州で行われるG1競走に登録していた日本馬について、全ての馬が登録を取り消したことがJRAから発表された。去年11月のメルボルンC(G1)でデルタブルース・ポップロックがワンツーフィニッシュを決めたこともあり、この秋も以下の4つのG1競走に日本馬5頭が登録をしていたが、いずれも登録を取り消した。
●コーフィールドC(10月20日コーフィールド・芝2400m)
●メルボルンC(11月6日フレミントン・芝3200m)
デルタブルース、トウショウナイト、ポップロック ※3頭とも2つのレースにダブル登録
●コックスプレート(10月27日ムーニーヴァレー・芝2040m)
シャドウゲイト
●ヴィクトリアダービー(11月3日フレミントン・芝2500m)
ロックドゥカンブ
※オーストラリアでも現在、馬インフルエンザが流行していて、一部の競馬場では馬の移動制限の措置が取られ、レースの開催が中止された。また秋の大レースも日程どおりの開催ができるかどうかは今後の状況次第となっている(ラジオ日経HP)
9/2■第1戦の七夕賞G3で3着に入った後、第4戦の新潟記念G3を制して合計14ポイントを挙げたユメノシルシが今年の「サマー2000シリーズ」優勝馬となった。●大久保調教師のコメント「サマーシリーズ3着、1着という好成績を挙げ、シリーズを制することができて嬉しく思います。春先までダートの500万条件を走っていましたが、芝の長いところを使ってみたら思った以上に走ってくれました。今年に入ってからはハナを切る競馬が多かったのですが、2、3番手から競馬ができるような自在性が出てきたことがこの好成績につながったのだと思います。これからも応援よろしくお願いします」(ラジオ日経HP)
8/31■農林水産大臣による土川健之(つちかわ・けんじ)氏の日本中央競馬会理事長への任命が、9月1日付で発令されることとなった。なお、現理事長の高橋政行氏は、今日付で退任となる。土川氏は昭和19年生まれの63歳。岐阜大学農学部卒業後、昭和43年に日本中央競馬会に入会。審判部長、業務部長、番組企画部長などを経て平成11年に理事となり、15年からは常務理事、平成16年からは副理事長を務めていた。●土川健之氏のコメント「このたび、日本中央競馬会理事長を拝命することとなりました。中央競馬は、これまでの諸先達や関係者のご尽力により、数多くのお客様に親しまれるスポーツエンターテインメントに発展して参りました。現在、JRAは、半世紀余の歴史の中でも特に大きな変革期にございます。こうした中で、理事長職を仰せつかることになりましたが、今後とも、お客様の信頼を第一に、中央競馬の発展に全力を尽くして参りたいと考えております」(JRA報道室=ラジオ日経HP)
8/31■9月17日に盛岡競馬場で予定されている3歳馬のビッグレース、ダービーグランプリ(ダ2000m)は、従来はダートグレード競走(G1)として実施されていたが、今年のレースはダートグレード競走とせず、地元馬限定競走(1着賞金4000→600万円)として実施されることになった。現在、馬インフルエンザの影響によりJRAで移動禁止措置がとられていることに加え、一部の地方競馬や岩手競馬でも競走馬の入退厩が制限されているために、全国交流の競走とすることが困難となっている。また、レースのスケジュールや競走体系の問題から、ダービーグランプリを延期して実施することも難しいと判断された模様。今回はダートグレード競走として実施せず、岩手競馬在厩馬による3歳馬限定の重賞競走として行われることになった。なお、レースの日程(9月17日)、コース(盛岡ダ2000m)、斤量(56kg、牝2kg減)に変更はない(keiba.go.jp、岩手競馬HP=ラジオ日経HP)
8/29■昨秋の豪G1メルボルンCでワンツーフィニッシュを決めたデルタブルースとポップロックが、予定していた豪州遠征を中止することになった。28日に角居調教師が発表した。2頭は現在、北海道安平町のノーザンファームで調整中。昨年同様に豪G1コーフィールドC(10月20日、コーフィールド芝2400m)からメルボルンC(11月6日、フレミントン芝3200m)へ向かう予定だった。今後は国内の競馬に専念。ともにジャパンCと有馬記念が大目標になる。●角居調教師「オーストラリアのルールで、そのレースから2カ月以内にインフルエンザを発症した場所の馬は出走できないことになっているんです。仕方がありません。国内のレースを使いますが、2頭とも栗東に入厩すればすぐに使える状態です」(サンスポ.COM)
8/27■JRAは、昨日(26日)、10月7日、フランスのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞に登録し出走を目指していたメイショウサムソンについて、凱旋門賞への出走を取り止めることが下記のとおり管理する高橋成忠調教師から伝えられたと発表した。●高橋成忠調教師のコメント「凱旋門賞への挑戦は、馬の健康状態などを考慮して残念ながら断念することにしました。馬インフルエンザは陰性にはなったので時機を見て栗東に帰りたいと思うが、今しばらくは美浦にいることにします。この後は、国内の秋のレースを目指します」(ラジオ日経HP)
8/19■250戦の出走記録を保持していたウズシオタロー(牝)が、10日午後、白老のイーハトーヴ・オーシャンファームで老衰により死亡していたことがわかった。33歳だった。同馬は77年4月に益田競馬場でデビュー。87年10月に引退するまでの10年と6カ月で250戦(15勝)して、地方競馬全国協会(NAR)の競走馬成績書が整備された69年以降、11日に高知のヒカルサザンクロスに更新されるまで最多出走記録をもっていた(サンスポ.COM)
8/16~■以後「馬インフルエンザ騒動」に関しては、[こちらを]
8/16■【JRA】JRAのトレーニングセンター場長、競馬場長、広報部長の連名での発表によると、昨日、美浦・栗東の両トレーニングセンターで、馬インフルエンザに罹患した疑いのある馬が確認された。ただし、開催競馬場に滞在している馬や、他のJRA施設では馬インフルエンザに感染した疑いのある馬は確認されていない。現在、馬の移動は見合わされており、監督官庁との協議が整うまでは再開されない見通し。今週以降の競馬開催については、追ってJRAから発表される。
<馬インフルエンザとは>
・鳥インフルエンザや人間のインフルエンザとは違うウイルスによる。
・高熱や鼻水、咳と言った症状を発症する病気。
・馬から馬へは感染するが、他の動物や人間には感染しない。
・現在は、全ての競走馬に対してワクチンが接種されている(ラジオNIKKEI競馬HP)
8/9■アドマイヤムーンの所有権が、近藤利一氏および吉田勝己氏から、ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社に移転した。また、ダーレー・ジャパン・ファーム(有)から服色登録の申請があり、今日付で登録された。服色は「海老、白十字襷」となる(JRA広報=ラジオ日経HP)
8/8■凱旋門賞に登録し、出走を目指していたダービー馬ウオッカが、凱旋門賞への出走を取り止めることになった。これは管理する角居勝彦調教師からJRAに連絡があったもの。角居勝彦調教師のコメントは以下の通り。
「8/2の調教後、右後肢に蹄球炎(蹄と肉との間に炎症が起きる症状)が認められた。(自分は)フランスで下見中だったが、自分の目で確認ができなかった。症状は軽く、2日くらいで治まったが、4~5日馬房から出しておらず、体が緩んでいる状態にあり、これから無理に調教しても、検疫や輸送などで足りない部分が出てくるだろうから、中途半端な状態では行かせたくない。また、この馬には沢山のファンが期待されているなかで、凱旋門賞には挑戦でなく勝ちに行くので、ただ出走すればよいというものではない。状態を自分で確認した上でオーナーと協議し、昨日の夕刻に出走しないことを決定した。今後は完全に治して、国内の秋のレースに万全な状態で出走させたい」(JRA広報=ラジオ日経HP)
8/2■2003年に史上2頭目の牝馬三冠を達成したスティルインラブ(牝7)が、今日午前7時、小腸の腸重積のため死亡したという連絡が、繋養先の下河辺牧場(北海道日高町)からJRAに入った。スティルインラブは7月25日の午後3時頃、急激な腹痛を起こしたため、三石のNOSAI日高三石家畜センターで診察したところ、小腸ねん転と診断され、腸のねじれを直す開腹手術が行われた。その後、28日に再び腹痛を起こし、小腸に数箇所の壊死した部分があると診断され、その箇所を切除して縫合手術を施し、順調に回復していた。ところが、8月1日の午後8時頃、三たび腹痛を起こし、2度の手術で体力も落ちており、今日午前7時に永眠した。なお、スティルインラブの産駒は父キングカメハメハの牡馬(当歳)1頭のみとなった。 ※腸重積…腸の一部が腸の中に滑り込んで腸が二重になってしまい、腸閉塞を引き起こす病気(JRA広報=ラジオ日経HP)
7/29■JRAから秋季競馬番組が発表された。オープン特別ではアルデバランS(京都ダ1800)が新設、ベテルギウスS(阪神ダ2000)が復活。福島民友C(福島)、オーロC(東京)、トパーズS(京都)、霜月S(東京)、アンドロメダS(京都)、ターコイズS(中山)、ファイナルS(阪神)の7競走が新たに国際競走となる
7/27■40億円でドバイ移籍が基本合意に達していたアドマイヤムーンを、中央の馬主登録が認められたばかりのダーレー・ジャパン・ファーム(北海道日高町=高橋力社長)が購入することになった。27日、同ファームが発表した。引き続き松田博厩舎で天皇賞・秋を目指し、来年日本で種牡馬入りする(日刊スポーツ・コム)→→ゴドルフィン(UAEシェイク・モハメド殿下)が近藤オーナーの意向を飲むために、JRAの馬主登録されたばかりのDJFを使った格好
7/26■ダーレー・ジャパン・ファーム(高橋力代表)が25日、中央競馬会報で正式に馬主登録を告示された。今月3日に開かれた中央競馬の馬主登録審査委員会で賛成が反対の5票を大きく上回り、翌4日にはJRA内部の諮問機関であるJRA審査会で認可。それを受けて25日に同審査会で理事長の決裁を経て正式に認められる運びとなった。牧場の規模は総面積200ha、生産牧場は富川ヤード(本場)など6カ所。繁殖頭数は6頭でダーレー・ジャパンからの預託を含めると約50頭に上る。服飾登録は未定。制度上では8月にも参戦は可能だが、第1号入厩馬などはまだ決まっていない(日刊スポーツ・コム)
7/25■JRAの「官報」に当たる「日本中央競馬会会報」が今日発行され、5月21日から7月18日の間に新たに馬主登録された32の個人、組織が掲載された。内訳は個人26、法人3、組合3で、法人の中にはダーレー・ジャパン・ファーム(有)の名前も掲載されている(日本中央競馬会会報=ラジオ日経HP)
7/25■近藤利一オーナーは24日、JRA六本木事務所で記者会見を開き、アドマイヤムーンを世界の競馬最強軍団「ゴドルフィン」に40億円でトレードすることで基本的に合意し、その条件として天皇賞・秋への出走を挙げたことを明らかにした。「ゴドルフィン」が条件を受諾すれば、ムーンは近藤オーナー所有のまま天皇賞・秋で日本のラストランを終えた後、世界へ旅立つこととなる。 日本の現役最強馬アドマイヤムーンにゴドルフィンが提示した40億円のオファーに、近藤オーナーは基本的に合意した。ただし、近藤オーナーは天皇賞・秋を日本でのラストランにしたい意向が強く、正式な契約はかわしていない段階。当初は今月中にも移籍、海外へと旅立つ可能性が大きかったが、ゴドルフィンが条件を受け入れれば、ムーンは秋まで日本で競走生活を送ることになる。会見で近藤オーナーは「秋の天皇賞は、ムーンの(日本での)最後の花道だと考えています。それは、オーナーとしての責任でもあります」と話し、日本のファンにその雄姿を最後に披露することにこだわりを見せた。ゴドルフィンに移籍して[外]馬となっても天皇賞・秋の出走は可能だが、秋には欧州、アメリカでもビッグレースが目白押しで、ゴドルフィンが日本遠征を選択する可能性はゼロに等しい。だからこそ、天皇賞・秋まで近藤オーナーは自身で所有しておきたい気持ちを抱いている。ゴドルフィンは、専属の獣医が7月10日に宮城県・山元トレセンで放牧中のムーンの馬体チェックを行なった後、翌11日に正式に40億円でオファーを出した。「いいときに旅立ちさせてあげるのがオーナーの使命だと思いました」と、近藤オーナーはトレードそのものは受け入れる構え。「天皇賞を使うことになれば、直行になるか、もしくは間を挟むか。ただし、(出走プランがあった)札幌記念は使いません」と近藤オーナー。「若干の条件を煮詰めている」という天皇賞・秋出走をゴドルフィンが了承すれば、それ以降に正式にトレードとなる(サンスポ.COM)
7/22■7歳セン馬エリモハリアーが函館記念3連覇を達成。中央競馬の平地重賞では、セカイオー(鳴尾記念、1956~58)、タップダンスシチー(金鯱賞、2003~05)に続き史上3頭目。障害ではAUSの[外]カラジ(中山グランドジャンプを現在3連勝中)、バローネターフ(中山大障害・秋、1977~79)、アラブ重賞ではシゲルホームランのセイユウ記念3連覇(1993~95)が一度だけ記録されている。地方の交流重賞ではアドマイヤドンのJBCクラシック(2002~04)があり、これが同一馬による国内平地同一G1の連勝記録でもある
7/21■小倉で騎乗した武豊騎手は、11Rでこの日3勝目を挙げ、岡部元騎手の持つ騎手のJRA最多勝利記録2943勝に並ぶと、次の最終レースであっさり記録を更新。岡部が37年10カ月かけた記録を20年と4カ月で成し遂げた。なお、最終レース後に行われた表彰式では父・武邦彦調教師が花束のプレゼンテーターを務めた
7/19■シャドウゲイトがこの秋、豪G1コックスプレート(10/27、ムーニーバレー、芝2040m)に直行で挑むことが分かった。18日に加藤征弘調教師が明らかにした。「(直線が短い)コース形態、馬場は合っていそうだし、フルゲートが14頭なのもいい。レース間隔が開いても問題はない馬。シンガポールがいい経験になったし、現地へ2週間前に入れる予定です。まずは登録(8月1日締切)から」と話した。同馬は宝塚記念14着後、宮城県の山元トレセンで放牧中。なおコックスプレートには05年に森厩舎のトーセンダンディが挑戦して、11着に敗れている(サンスポ.COM)
7/17■世界最大の馬主軍団ゴドルフィンがアドマイヤムーン獲得に乗り出し、40億円の巨額トレードを近藤利一オーナーに申し入れたことが16日、明らかになった。条件には種牡馬だけでなく、競走馬としての権利も含まれる。今月中にも合意に達して海外へ移籍。ロイヤルブルーの勝負服で飛躍する。仰天のトレードマネーが、ゴドルフィンを率いるシェイク・モハメド殿下から提示された。アドマイヤムーン獲得のために用意された金額は40億円。近藤オーナーに対しては、6日に正式な申し入れがなされた。日本競馬史上、海外からこれだけ巨額のオファーを受けた馬はいない。アドマイヤムーンは今年3月、ドバイデューティフリーで持ち前の瞬発力を発揮し快勝。さらに香港のクイーンエリザベス2世C3着、宝塚記念1着と、世界のG1で好走を続けたパフォーマンスが高く評価された。獲得の条件には、種牡馬としてだけではなく現役競走馬としての権利も含まれる。トレード成立の暁には、海外で競走生活を続けることになる。移籍先は専属契約を結ぶ英国のサイード・ビン・スルール厩舎が有力とみられる。01年にステイゴールドがドバイシーマクラシック(当時G2)を勝ち、06年にはユートピアがゴドルフィンマイル(G2)、ハーツクライがドバイシーマクラシック(G1)を制するなど、日本馬はドバイで存在感を示してきた。レベルアップを強く認識しているゴドルフィンは昨年、ユートピアを400万ドル(当時のレートで約4億6000万円)で獲得。今年のケンタッキーダービー馬ストリートセンスを60億円、同2着ハードスパンを24億円、英ダービー馬オーソライズドを36億円(いずれも推定)で種牡馬権利を得ているが、今回の評価額40億円は、権威ある米英のダービー馬に匹敵する。飛躍的に強くなった日本馬が、世界でも一流と認められた証しだ。既にゴドルフィン専属の獣医師が来日し、宮城・山元トレセンに放牧中のアドマイヤムーンの馬体検査を終えた。あとは近藤オーナーの決断を待つばかり。早ければ今月中にも合意に達する(日刊スポーツ・コム)
7/17■体重1トンの“ばんば”の手綱を操り、JRAジョッキーが火花を散らした。北海道帯広市の帯広競馬場で16日、「JRAジョッキーDAY」が開催されて、JRAの人気騎手6人が来場し、『ばんえい十勝』を応援した。集まったのは発起人の藤田伸二、安藤勝己、横山典弘、四位洋文、勝浦正樹、池添謙一の(G1ジョッキー)6人。各自1レースずつを協賛して、表彰式ではプレゼンターを務めた。最も盛り上がったのがエキシビションレースだ。後ろでサポートしてくれた本職のばんば騎手とともにソリに乗り、実戦さながら(?)の好勝負を展開した。優勝はキリンオーに騎乗した安藤勝。実はレース前から勝つ気満々で、「怖え~」を連発する騎手が多い中、1人だけ「オオッ、オオッ」と感嘆の声を上げながら長くソリに乗っていた。「思ったよりもバランスを取るのが大変」と戸惑いながらも、「ついつい真剣になっちゃったよ。勝ててよかったし、凄く楽しかった。連覇を目指したいね」と笑顔のアンカツ。四位が、藤田が、「やっぱり安藤さん、強いよ!」と、鉄人のワザに感心していた。来場したのは普段の開催よりも1000人ぐらい多い、2950人。企画を立案した藤田(3着)は「同じ馬でメシを食べているんだし、絶対に何とかしなければいけないと思っていた。難しいけど、楽しかった。お客さんが近くて、こんなに楽しんでもらえるなら続けないとね」と、来年も開催が期待できそうだ(サンスポ.COM)
7/16■サラブレッドの最高齢勝利、出走記録を持つ16歳のオースミレパード(牡、高知・細川忠義)が15日、高知市の高知競馬第6レースで勝ち、記録をさらに伸ばした。高知競馬組合によると、オースミレパードは1991年(平成3)4月26日生まれで、人間でいえば還暦に近い年齢。昨年11月、戦前に活躍したヒサトモの15歳6カ月の最高齢出走記録を更新、今年3月には最高齢勝利記録も塗り替えていた。通算成績は215戦33勝。この日のレースで、オースミレパードは2番人気。最終コーナーで大外に持ち出してから4頭を抜き去り、2着に2馬身差をつけて快勝した(日刊スポーツ・コム)
7/8■7/16日(祝)に帯広RCで行われるばんえい開催で、JRA所属の安藤勝己騎手、四位洋文騎手ら6人がエキシビションレースに参加することがわかった。当日はエキシビションレースのほか、ジョッキートークショー&サイン会などが行われる予定。当日は13時10分に開門。1Rが14時30分、最終12Rが20時40分発走のナイター開催になっている。参加騎手は函館遠征中の安藤勝己・池添謙一・勝浦正樹・四位洋文・藤田伸二・横山典弘のG1ジョッキー6人。当初は武豊騎手も候補に挙がっていたが、同騎手は同日盛岡で騎乗するため参加不可能(netkeiba.comほか)
7/8■この日、盛岡RCでダ3000mの「ふみづき賞」(10R、サラ系B1級、9頭立て)が行われた。勝ち馬のタイムは3:26.8。3000m(以上)のレースは盛岡初の試み。地方競馬全体でも3000mのレースは1988年12月29日の東京大賞典(勝ち馬イナリワン)以来19年ぶり(keiba.go.jpほか)
7/4■岩手県競馬組合は、内田利雄騎手(45歳)が平成19年7月14日~9月3日までの約2カ月間にわたり、佐々木修一厩舎所属として期間限定騎乗することを発表した。なお、岩手での期間限定騎乗は今回で3度目、前回(06年6月24日~8月15日)の騎乗成績は143戦28勝、前々回(05年6月25日~8月16日)の騎乗成績は159戦19勝(水沢、盛岡で騎乗)となっている(岩手競馬リリース=keiba.go.jp)
7/4■JRAの馬主登録審査委員会(出席者および人数は非公開)が3日に都内で行われ、UAEドバイのモハメド殿下が率いる競走馬グループの日本の統括機関「ダーレージャパン」の馬主登録申請について話し合われた結果、このほど申請が認可される可能性が高くなった。ダーレージャパンは昨年7月に馬主登録申請を行なったが、JRAが却下していた。馬主登録審査委員会はJRA理事長の諮問機関で、同じく諮問機関である馬主審査会との2つの判断を経たうえで、JRAが最終的な結論を下す。ダーレージャパンはすでに北海道で生産・育成を行なっており、南関東では馬主免許を取得。昨年12月にフリオーソが全日本2歳優駿を制し、交流G1初制覇を果たしている。JRAの馬主登録が正式に認可されれば、生産界をはじめ競馬サークル全体に大きな影響を与えることは必至だ(サンスポ.COM)
6/29■メイショウサムソンが武豊騎手との新コンビで凱旋門賞(10/7ロンシャン)へ挑戦することが正式に決定した。28日、オーナーの松本好雄氏が明らかにした。前哨戦のG2フォワ賞(9/16ロンシャン)への参戦も有力。海外を知り尽くした名手の強力な援護を得て、サムソンが世界制覇へのスタートを切る。既に両騎手同席のもとで方針を伝えている松本オーナーは、今回の交代について「ユタカ君は経験豊富だし、欧州にも精通している。石橋君には非常に厳しいが、凱旋門賞には最高の乗り役を用意して向かいたかった」と説明した。スケジュールは今後検討されるが、ステップレースとして凱旋門賞と同コースで同距離のフォワ賞に出走する予定。約3カ月半の間隔があるため、ひとたたきして臨むことになる。サムソンは27日に坂路調教を再開し、順調に態勢を整えている。管理する高橋成忠調教師は「いつゴーサインが出てもいい状態にある」と、前走後の愛馬の状態に太鼓判を押していた。そして、ついにそのゴーサインが出た。強力なパートナーも得たサムソンが、日本競馬界の悲願達成へと突き進む(日刊スポーツ・コム)
6/29■JRA重賞4勝を挙げた小池隆生騎手が今月6月いっぱいで引退し、河内厩舎で調教助手となることが分かった。デビューは89年。1年目に23勝を挙げ、3年目の91年に阪神牝馬特別G3をマチノコマチで重賞初制覇したが、ここ数年は乗りクラの減少とともに勝ち星も減り、今年は2勝にとどまっている。小池は「未練がないと言えばウソになるが、あこがれの人の下で馬をつくっていけるのは幸せなことです」と心境を明かした。ラストとなる土曜には、河内調教師が用意したネヴァテルミー(阪神8R)に騎乗する予定(日刊スポーツ・コム)
6/28■7月6、7日に米国遠征を予定していた福永祐一騎手に対して27日、騎乗不可の裁定が下った。同騎手は7月6日のキャッシュコールマイルでキストゥヘヴン、同7日のアメリカンオークスでローブデコルテに騎乗予定だったが、23日の阪神競馬11Rで降着処分を受け、JRAから6月30日~7月8日まで騎乗停止処分が下されていた。米国での騎乗については、JRAの裁定を主催者側のハリウッドパーク競馬場がどう判断するかに委ねられていたが、この日、正式に騎乗できない旨の通達があった。なお、ローブデコルテの鞍上はキャッシュコールマイルでディアデラノビアに騎乗する岩田に依頼。キストゥヘヴンの鞍上は現地の外国人騎手で調整することになった。既にK.デザーモ、V.エスピノーザの両騎手にオファーを出しており、返答待ちの段階。松元茂調教師「決まったものは仕方ない。現地と連絡をとり、馬は順調。できれば4日の追い切りで岩田君に乗ってもらいたい」(スポニチ・アネックス)
6/28■8月25日に渡仏し、凱旋門賞に参戦するウオッカに僚馬ボストンクーラー(牝4)が帯同することになった。1頭で遠征した場合は、見知らぬ環境に寂しがったりイレ込んだりするなど精神的負担が大きいため、ウオッカと同じ谷水オーナーの所有馬が調教パートナーに選ばれた。ボストンクーラーに仏国での出走予定はなく、ウオッカに終日付き添って世界挑戦を支えることになる。また、滞在先は今年の仏ダービーをローマン(牡3)で制したJ.ベギニェ厩舎(仏シャンティー調教場)になる。今後の調整について、村山助手は「(宝塚記念8着の)疲労が完全に取れるまで(栗東で)引き運動とプール中心の調整。時間があるのでしっかり馬をつくっていきます」と語っていた(スポニチ・アネックス)
6/22■82年の桜花賞馬リーゼングロス(牝28、父アローエクスプレス)が、繋養先のマッケン農場(北海道新ひだか町)で、3月31日に老衰で死んでいたことが21日に明らかになった。現役時代18戦4勝。ベストパフォーマンスを演じた桜花賞は、清水英次騎手で2着メジロカーラに5馬身差をつけた。母としてリーゼンシュラーク(92年七夕賞G3)を出し、孫のエンゲルグレーセは01年エルムSG3、05年クラスターCG3を勝った(日刊スポーツ・コム)
6/16■89年のG1エリザベス女王杯を最低20番人気で優勝して、43,060円の単勝大万馬券を出したサンドピアリス(牝21歳、父ハイセイコー)が、14日朝、繁殖牝馬として繋養されていた北海道静内の岡田牧場で死亡した。2週間ほど前から体調を崩していたという。サンドピアリスは86年5月17日生まれの鹿毛馬で、現役時代は栗東・吉永忍厩舎に所属。通算18戦3勝で、総収得賞金は1億2758万3200円。重賞はエリザベス女王杯の1勝で、単勝43,060円は、今も84年のグレード制導入後のG1単勝配当・最高記録となっている。現役時代のタイトルだけでなく、繁殖入りしてからも、00年マーチSなどダート重賞4勝を挙げたタマモストロング(父スキャン)を出しており、「繁殖牝馬としても大きな功績をもたらしてくれた、本当の功労馬です」と牧場関係者は話していた。また現役の産駒にはボージョボー(牡3、父カリズマティック=友道厩舎)がおり、16日の函館3R未勝利戦(ダ1700m)に出走。母にVをプレゼントできるかどうか注目だ(日刊スポーツ・コム)
6/13■財団法人軽種馬育成調教センターからJRAに入った連絡によると、軽種馬育成調教センターの引退名馬繋養展示事業助成金交付対象馬のフレッシュボイスが6/12に心不全のために死亡した。24歳だった。フレッシュボイスは1997年に種牡馬を引退、2003年には乗馬も引退し、日高町(旧門別町)の日高シルバーホースファーム(代表:鹿戸廣之氏)に繋養されていた。
●フレッシュボイス(牡、1983年生)…87安田記念G1、87日経新春杯G2、87サンケイ大阪杯G2、86シンザン記念G3、86毎日杯G3勝ち。87皐月賞2着、88宝塚記念2着(JRA報道室=ラジオ日経HP)
6/12■アインブライドやレギュラーメンバーを輩出したコマンダーインチーフ(牡17歳・鹿毛・父:ダンシングブレーヴ)が、今日骨折のため死亡した、と繋養先の優駿スタリオンステーションからJRAに連絡が入った。関係者のコメントは以下の通り。(株)優駿 村田繁寛代表取締役社長「優駿スタリオンステーション期待の馬で、血統も良く、初年度から活躍馬を出し、地元に貢献してくれただけに、ただただ残念です。」(JRA報道室=ラジオ日経HP)
6/6■94年のジャパンCを制したマーベラスクラウン(せん17)が病気のため2日に死亡していたことが5日、分かった。同馬は、北海道新ひだか町の中橋清牧場で余生を過ごしていた。85年の中山記念を勝ったトウショウペガサス(牡28)も5月20日に同牧場で老衰のため死んだ。ペガサスは種牡馬としてスエヒロジョウオー(92年阪神3歳牝馬S)を送り出している。同牧場の中橋さんは「2頭ともそれまでは病気もしなかったが残念です」と話した(日刊スポーツ・コム)
6/6■今年12月1日に有料場外「エクセル博多」がオープンする。場所は福岡・博多の中洲にある「gate’s」ビル4階。座席数は先着有料定員制で568席。利用料は土曜日1500円、日曜日2000円、特定のG1(皐月賞・ダービー・菊花賞・天皇賞春秋・JC・有馬記念)開催日は3000円(JRAホームページ)
6/4■平成19年度海外既走馬の転入受付(第1回)について---特別区競馬組合は、下記のとおり、平成19年度海外既走馬の転入受付を実施します。(中略)
受付期間:平成19年6月29日(金)まで
募集頭数:5頭 ※募集頭数を超えた場合は、抽選とします。
申請資格:地方競馬の馬主登録を受けており、次の条件を満たした競走馬を所有する、もしくは所有しようとする方
≪条件≫ 2~4歳馬1勝以上 5~6歳馬2勝以上 (TCKホームページ)
6/1■美浦トレセンの南馬場にニューポリトラック馬場が導入されることが決まり、その概要を5月31日にJRAが発表した。現在のCコース(芝=1周1800m)の幅員20mのうち内側10m分に芝馬場を残し、外側を5m拡幅し1周1863m、幅員15mのニューポリトラック馬場を造成する。栗東はウッドコースがCW、DWと2本あるが美浦は1本のみで、厩舎関係者からコースの増設が望まれていたが、ウッドに比べ排水処理や環境、さらに馬体に与える影響が少なく、本格的な追い切りが可能という観点から、ニューポリトラック馬場の導入が決定された。工事は6月上旬~11月下旬で、12月に開場される予定。費用は概算で材料費が5億円、工事費が4億2000万円で、合計9億2000万円。ニューポリトラックは電線被服材(海底ケーブルの銅線を抜いたもの)、ポリエステル不織布、ポリウレタン繊維、硅砂(けいさ=非常に目の細かい砂)、ワックス等を混合したもので、排水性とクッション性に優れ、降雨や馬場悪化でもグリップ力があるために滑りにくく高い均一性が保てる。凍結の心配がなく不凍剤は不必要で、さらに粘着性が強いので散水作業は不要。乾燥時でもダートやチップに比べてほこりが少ないという特性がある。'01年に英リングフィールド、'06年に米キーンランド、'07年に米アーリントンパークの各競馬場で採用され、JRAでは'00年に栗東、'04年に美浦の各角馬場で、試験的に使われている(サンスポ.COM)
6/1■豪州の最も伝統あるレース、G1メルボルンC(フレミントン競馬場、11月6日、芝3200m)にトウショウナイトが選出された。5月31日に、主催者側から正式な要請があったことを、保田一隆調教師が明らかにした。保田調教師は今後、オーナーサイドと前向きに協議したいとしている。メルボルンCは昨年デルタブルース、ポップロックが1、2着となりオーストラリア競馬関係者に大きな衝撃を与えた。それだけに主催者側も日本の長距離馬を高く評価して、今春の目黒記念・天皇賞出走上位馬に絞って選出を進めていた。トウショウナイトは春の天皇賞で5着に敗れたが、昨秋のアルゼンチン共和国杯を勝つなどスタミナ自慢。現在は北海道静内のトウショウ牧場で静養中で、昨年同様、9月2日の札幌日経オープンで復帰。遠征した場合は、前哨戦である10月20日の豪G1コーフィールドC(コーフィールド競馬場、芝2400m)に出走するプランもある(サンスポ.COM)
5/31■牝馬として64年ぶりにダービーを制したウオッカが凱旋門賞(10/7ロンシャンFR)に出走する。30日、谷水雄三オーナー(67)が角居勝彦調教師(43)と話し合い、正式に決定した。日本からの3歳馬、牝馬の挑戦は初。現地でステップレースを使って本番へ向かう予定。史上最強といわれるディープインパクトでもかなえられなかった夢を、歴史的な名牝が引き継ぎ実現を目指す。ダービー馬ウオッカが、凱旋門賞に挑戦する。既に締め切られた1次登録を済ませている同馬だが、30日、谷水オーナーが栗東トレセンを訪問。管理する角居調教師と話し合いを持ち、正式に出走を表明した。世界最高峰の一戦に出走した日本馬は過去に7頭いるが、牝馬の挑戦が初なら3歳馬も初。この時期の遠征を決めた理由を、谷水オーナーは「勝ち負けをするためには3歳のうち。重量が全然違う」と説明する。ディープインパクトを打ち破った昨年のレイルリンクなど、凱旋門賞の過去10年の勝ち馬のうち8頭が3歳馬。理由は負担重量にある。古馬牡馬の59.5kgに対し、3歳牡馬は56kg。この差が好走の要因となってきた。3歳牝馬は、さらに1.5kg軽い54.5kg。古馬牡馬より5kgも軽い。ウオッカにとっては、かなり有利な設定だ。具体的な遠征計画はこれから立てられるが、9月16日にロンシャン競馬場で行われる3歳限定戦のG2ニエユ賞(芝2400m)か、牝馬限定のG1ヴェルメイユ賞(芝2400m)をステップに本番へ向かう可能性が高い。現時点では54kgで出走できる後者が有力だが、谷水オーナーは「最終的には相手関係や重量を見極め、どちらかのレースを使う」と慎重に構える。いずれにせよ、陣営は長期間の滞在を避ける方向。渡仏の時期は8月下旬から9月上旬となりそうだ。ジョッキーについても「これから考えたい。勝つための選択肢は、いくつかある」と、現地騎手の起用も含めて勝利へ向けての最善策を探っていく方針だ。日本の期待を背負って出走した昨年のディープインパクトは3着(後に失格)に敗れた。重量とぶっつけで挑んだ臨戦過程が、敗因として挙げられた。その点でウオッカは不安が少ないだけに、V争いも夢ではない。「日本の競馬を犠牲にする面はあるが、勝つためにはこれしかない」。牝馬として64年ぶりにダービーを制した名牝が、今度は世界を相手に歴史をつくる(日刊スポーツ・コム)
5/27■この日の東京RCには皇太子殿下が初めて行啓されたほか、安部晋三首相が昭恵夫人と共に来場し、優勝馬主に「内閣総理大臣賞」を直接授与した。現役の首相としては、安部総理の祖父・岸信介、前総理・小泉純一郎に次ぐ3人目の競馬場来場。昭恵夫人は「ウオッカ」の単勝を、総理は複勝を的中させたようだ
5/23■11年前の1月に大井競馬場の厩舎から逃げ出し首都高速道路に迷い込むなど大きな話題を作ったスーパーオトメの子でその名も「ハシルコウソクドウ」(牡3、荒尾・坂本彰厩舎)が今日の荒尾競馬第2レースでデビュー10戦目にして初勝利を挙げた。スーパーオトメの子で競走馬としてデビューできたのはハシルコウソクドウだけで、嬉しい勝利となった(地方競馬全国協会広報室発表=ラジオ日経HP)
5/19■東京競馬場では、現在の東京競馬場の前身にあたる目黒競馬場の初開催から100年という節目にあたることを記念して、第121回農林水産省賞典目黒記念に副題「目黒競馬場開設100年記念」を付けて行います。また、JRA競馬博物館では、東京競馬100年の歴史と日本ダービーを中心とした展示を開催しております。※「目黒競馬場開設100年記念」第121回農林水産省賞典目黒記念競走は、5月27日(日)の第12レース(17:00発走予定)(JRAホームページ)
5/18■今年10月7日(日)にフランス・ロンシャン競馬場で行われる第86回凱旋門賞(G1,芝2400m、3歳以上、せん馬不可、総賞金200万ユーロ=約3億2706万円)に、日本から以下の3頭が第1回登録を行なっていたことが、18日分かった。
<第1回登録馬>
ウオッカ(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)
フサイチホウオー(牡3、栗東・松田国英厩舎)
メイショウサムソン(牡4、栗東・高橋成忠厩舎) (JRA報道室=ラジオ日経HP)
5/18■'85年の「第5回ジャパンC」で、シンボリルドルフから1馬身3/4差の2着に入った船橋のロッキータイガー。86年の出走を最後に北海道で余生を過ごしていたが、4月2日に老衰で亡くなっていたことがわかった。享年26歳。ロッキータイガーは、帝王賞、東京記念、ダイオライト記念等々、85年の南関東で大活躍。そして、地方馬に1頭与えられた出走枠で、桑島孝春騎手とともに出走した「第5回ジャパンC」……直線で世界の強豪を退けただけでなく、“皇帝”シンボリルドルフにも迫る勢いを見せ日本馬のワン・ツーを決めた立役者は、レース引き上げ時に優勝馬より大きな拍手と歓声でファンに迎えられた。引退後は種牡馬として活躍も、ここ十数年は生まれ故郷であたたかく見守られながら余生を過ごしていた(keiba.go.jp)
5/17■その名もタイガーマスク(牡3、藤沢和)。20日に行われる東京5R3歳未勝利(芝1600m)、黄色と黒のメンコを装着し、あん上に武豊騎手を迎える1頭が「レースでの賞金を慈善団体へ寄付する」という使命を背負ってデビューする。主人公のプロレスラーが、ライバルと戦いながら収入を施設に寄付するという設定で、60~70年代に漫画、アニメで人気を博した「タイガーマスク」を、まさに地でいく格好だ。同馬は父キングマンボ、母の父クリスエスという良血。オーナーの山本英俊氏は(株)フィールズの代表取締役社長として事業を手広く展開しており、今年のダービーにはフライングアップルを出走させる。16日朝、美浦トレセンを陣中見舞いに訪れた山本オーナーは「3年前に馬主になる時に、寄付することが可能かどうか(藤沢和師と)話した。初めから賞金を寄付することを目的に買った馬。競馬を通して社会に還元したいから。今後も年に1頭くらいはやりたい」と熱意を表していた。競馬の賞金は、馬主が80%、調教師10%、騎手、厩務員が各5%と振り分けられる。藤沢和師と武豊騎手は、プランに賛同。このため賞金の95%(今回は1着なら賞金が500万円で、そのうちの475万円)が寄付されることになる →5/21 賞金寄付という初の試みで話題を呼んだタイガーマスクが、東京5R未勝利戦(芝1600m)でデビューしたが9着に敗れた。3コーナーすぎから手応えが怪しくなり、直線で伸び切れずに賞金(8着まで)は獲得できなかった。藤沢和師は「まだガキだね。1回だけじゃなく今後も続けるものなので」と今後に期待を寄せた (日刊スポーツ・コム)
5/14■2月上旬から香港で発生した『馬ヘルペス』の影響で、東京競馬場で行われるアジア・マイル・チャレンジ第4戦の安田記念への香港馬の参戦が危ぶまれていたが、日本の農林水産省と香港政府間との交渉の結果、現地香港で2週間の出国検疫を行い、問題なくクリアできれば日本への入国を許可するという特例措置が取られることになった。JRAは既にチャンピオンズマイルの覇者エイブルワン、同2着のジョイフルウイナー、3着のザデューク、5着のグッドババの4頭を選出している。安田記念では00年フェアリーキングプローンや、昨年のブリッシュラックが優勝するなど香港馬の活躍が目立っている。今年はその出否が懸念されていたが、何とか香港馬不在という状況は回避できそうだ。来日後は今まで通り、千葉県白井市のJRA競馬学校での着地検疫を行う(サンスポ.COM)
5/11■97年の桜花賞馬キョウエイマーチが9日、午後9時に繋養先のノーザンファーム早来牧場(北海道安平町)で死んだ。13歳。8日早朝にネオユニヴァースの牡馬を出産し、その後に疝痛を発症。9日に開腹手術を受けたが、出産時における大腸変位のため力尽きた。
野村彰彦調教師「産駒にもうひとついい子が出なかったのが残念ですが、私にとっては初めてG1を勝たせてもらった馬。感謝の気持ちでいっぱいです」 松永幹夫調教師「1番人気で桜花賞を勝たせてくれた、思い出の馬です。すごくスピードがあって、見た目も牡馬のようでした。よく頑張ってくれました」(日刊スポーツ・コム)
5/10■桜花賞2着馬ウオッカが、10月7日の凱旋門賞(G1,ロンシャンFR)に挑戦するプランが9日、明らかになった。同日締め切りの一次登録を完了。常に世界戦略を念頭に置く角居調教師は挑戦に前向きで、すでに具体的なガイドラインも描いている。「オーナーからの要望もありました。重量が3歳に有利なレースですからね。行くなら2カ月ぐらい滞在させて、1度使ってから臨みたい」と話した。次走ダービーで勝つか、あるいは好走が渡欧の条件となる。3歳牝馬のウオッカは54.5kgで出走できる点が有利で、長期滞在によるアドバンテージも見込める。79~83年まで3歳スリートロイカス、3歳デトロワ、4歳ゴールドリヴァー、3歳アキーダ、4歳オールアロングと牝馬が5連勝した記録もある。日本の牝馬として初の挑戦実現が期待される。また同競走にはメイショウサムソンのほか、フサイチホウオーも登録を行なった(日刊スポーツ・コム)
5/9■ハットトリックの電撃引退が8日、明らかになった。安田記念を目指して栗東で調整を重ねていたが、海外からの種牡馬オファーに馬主のキャロットファームが応じ、急きょ外国でスタッド入りすることになった。南アフリカ共和国と米国を半年ごとに行き来するシャトル形式。10日にトレセンを離れ、宮城・山元トレセンを経由して出国する。岸本助手は「厩舎の種牡馬第1号なので、いい子を出してほしい」とエールを送った(日刊スポーツ・コム)
5/9■栗東の安藤正敏調教師(69歳)からJRAに対して勇退届が提出され、今年7月20日をもって調教師を勇退することになった。これにともない、今年調教師免許を取得したばかりの荒川義之調教師(38歳)が7月21日付で新たに厩舎を開業する(ラジオ日経HP)
5/2■昨年、各地のダービーを集中して行い好評を博した「ダービーWeek」を今年も実施。6月3日の九州ダービー栄城賞(佐賀)から6月10日の岩手ダービーダイヤモンドC(盛岡)まで6レースを行うことになった。日程は以下のとおり。
●6月3日(日)九州ダービー栄城賞(佐賀2000m=九州・四国)
●6月5日(火)北海優駿(旭川1600m)
●6月6日(水)東京ダービー(大井2000m)
●6月7日(木)兵庫ダービー(園田1870m)
●6月8日(金)東海ダービー(名古屋1900m=東海・北陸・中国)
●6月10日(日)岩手ダービーダイヤモンドC(盛岡2000m)
(ダービーウイーク企画運営協議会発表=ラジオ日経HP)
4/26■桜花賞2着の阪神JF馬ウオッカが、日本ダービーに出走することが正式に決まった。25日、角居調教師が明らかにした。ダービー挑戦は桜花賞前から検討されていたが、桜花賞で敗れたことで、一時はオークスへ向かうものと思われていた。しかし関係者のダービー挑戦の意は強く、オーナーと調教師との話し合いで決定した。牝馬のダービー出走はビワハイジ(96年13着)以来。角居調教師は「オーナーから『(ダービーかオークスか)お前がいいと思う方に使えばいい』と言われまして、迷った末、出走することにしました。牡馬に挑戦するわけですけど、能力は高い馬だからチャンスはあると思います」と抱負を語った(サンスポ.COM)
4/23■ジョッキーマスターズ名人9人に大歓声---ダービーorオークスを勝った9人の引退騎手による初のOB戦「ジョッキーマスターズ」が22日、東京競馬場芝1600mで行われた。最終レース後も残った46,000人(総入場60,078人)の大歓声の中、河内洋調教師(52)が3番手から抜け出して初代王者に輝いた。大いに盛り上がったイベントに恒久的な開催を熱望する声が多かった。最終レース後のパドックに懐かしい顔が並んだ。9人の名手が、ダービーやオークスを勝った時の勝負服を身にまとい、うれしさと緊張が入り交じった表情で騎乗馬にまたがった。重量は53.5kgから59kg。皆、しっかり体をつくってきた。残ったファンは通常開催並みの4万6000人。パドックを見下ろすスタンドはぎっしり埋まり、横断幕も飾られた。「岡部頼むぞ」「河内落ちるなよ」「幹夫さん頑張って」。温かい声援が次々に浴びせられた。現役騎手や調教師、馬主ら多数の関係者も詰め掛け、空前の盛り上がり。横山典騎手、後藤騎手、細江純子さんが誘導馬に乗り、スターターは柴田政人師。午後4時40分、生演奏によるG1のファンファーレが響くと、割れんばかりの手拍子が起こった。これはもうG1中のG1だ。注目のスタートはほぼ横一線。さすがの声が漏れる。松永幹が逃げる。あのイソノルーブルをほうふつさせるけれんみのない逃走。本田、河内、中野栄、安田隆、岡部、加藤和、的場、根本と続く。現役時代そのままのフォーム。直線に向くと激しく手が動いた。その中で、内でじっと脚をためた河内が抜け出し、本田の追撃を3/4馬身抑えて快勝。「最後は本気。100点やな。騎手の感覚は忘れていないけど、足腰にくるな。皆さんに喜んでもらって本当にうれしい」と目尻を下げた。史上初の試みに、だれもが満足していた。また見たい。また来たい。そう思わせた。(一部敬称略)【岡山俊明】(日刊スポーツ・コム)
4/22■武豊騎手が史上2人目となるJRA通算2900勝を達成した。記録は21日の京都7R。1番人気ニルヴァーナで鮮やかに逃げ切った。デビューから20年2カ月での達成は岡部幸雄の37年3カ月を上回るスピード記録になった。王手から3日間勝ち星がなかったが、G1馬ゴールドアリュールの弟で勝利。「この馬の復帰を楽しみにしてましたからね。今年はスタートで遅れたけど、これをきっかけに頑張っていきたい」と武。次の目標は岡部氏がもつJRA最多の2943勝。順調にいけば今年中の達成が確実で、名実ともに歴史の頂点に立つ(日刊スポーツ・コム)
4/20■19日、JBC特別委員会がNARにおいて開催され、今年のJBC競走を従来通り実施することになった。これについては、特別区競馬組合が今年度から大井競馬で外国でのレース出走経験がある現役外国馬の出走を認めることにしたことに対しジャパンブリーダーズカップ協会がJBCの名称やロゴを使わせないなどの「対抗措置」を取る、と発表していた(この問題については、3/12付けニュースを参照↓)
4/19■前日18日に開幕した道営、門別競馬で早くも今年最初の2歳戦(新馬、8頭立て)が行われた。2005年生まれの競走馬最初の勝ち馬となったのは4番人気、バトルラインUSA産駒のアイファーダイオー(牡、田中淳司厩舎)
4/15■皐月賞当日のこの日、JRAから夏季競馬番組が発表された(発表時期は昨年と同じ)。1600万条件特別が6競走新設されるほか、オープンの灘Sと北九州短距離Sが1600万条件として施行される。1・2回札幌競馬は「札幌RC開場100周年記念競馬」として実施される。オープン特別競走のうち、バーデンバーデンC(福島)、福島TVオープン(福島)、米子S(阪神)の3競走が新たに国際競走となる
4/5■太宰義人調教師死去による野村彰彦調教師への臨時貸付期間終了にともない、下記2名の調教師が新規開業となる。
●新規開業調教師=本田優(栗東)、吉田直弘(栗東) 各10馬房
●開業日=平成19年6月21日(木) (JRA報道室=ラジオ日経HP)
4/2■桜満開の春に合わせるかのように「白」馬が中央競馬で初めての「白」星を挙げた。1日、阪神競馬場の1R(ダ1800m)でホワイトベッセル(牡3、栗東・安田隆厩舎)が2番人気に応えて快勝した。白馬が初めてJRAの競走で勝つ-その瞬間を期待するファンが大きな声援を送る。これに応えるかのように手ごたえ良く4コーナーを3番手で回ったホワイトベッセルは、直線でぐいぐい伸びた。きれいに差し切ってゴールを駆け抜けると、手綱を取った川田将雅騎手からはガッツポーズが出た。G1や重賞ならまだしも1Rでは珍しい。「いやぁ、気持ちいい! 重賞くらいに興奮した(笑)。なかなかの勝ちっぷり」と胸の高ぶりを抑えきれないように話した。安田隆師も「感動したね!」。ベッセルは、あのディープインパクトと同じ金子真人HDの所有馬。今年2月の京都競馬でデビュー。いきなり3着に好走し、次走への期待が高かった。担当の佐藤孝一助手は、上から下まで白ずくめのいでたちでゲンをかついだ。
白毛馬は生まれること自体が珍しい。体質的に弱いとされるが、芦毛の怪物クロフネと、白毛馬シラユキヒメの間に生まれたベッセルは、そんな定説を覆した。82年にハクタイユーが日本で初めて出走。97年に大井競馬でデビューしたハクホウクンが3勝を挙げたほか、地方競馬では白毛馬による勝利が13回、記録されている。しかしJRAでの勝利はなかった。過去5頭の白毛馬がレースを走り、ベッセルの母シラユキヒメが01年5月の福島競馬で3着に入ったのが最高。その息子がデビュー2戦目で白星を手にした。「順調にいけば次も好勝負になる。ファンの皆様にはぜひ競馬場で生で応援していただきたい」(川田騎手)。オーナーの金子真人氏(馬主登録名義は金子真人HD)は、母シラユキヒメ、シラユキヒメと父ブラックホークの間に生まれた白毛馬シロクンの馬主でもあった。それだけに白馬でのJRA勝利は、密かな「悲願」であったに違いない(日刊スポーツ・コム)
4/1■31日(日本時間同日深夜~1日未明)に行なわれたドバイ国際レース諸競走の結果は以下のとおり。今年は、武豊騎手騎乗のアドマイヤムーンが「ドバイデューティフリー」を制した。同じレースに出走したダイワメジャーは3着入線。アドマイヤムーンはG1初勝利、武豊騎手はこれで国内とあわせ5週連続重賞勝ち。7頭立てのドバイWCに出走したヴァーミリアンは、世界の強豪3頭に続く4着。健闘といえる。
ドバイワールドC-G1 [ダート2000m 1着賞金$3,600,000 賞金総額$6,000,000 7頭]
1着:インヴァソール 牡4 F.ハラ K.マクラフリン[USA] 1:59.97
2着:プレミアムタップ 牡5 K.デザーモ J.キメル[USA] 着差1.3/4
3着:ブリッシュラック セン8 B.プレブル A.クルーズ[HK] 着差8
4着:ヴァーミリアン 牡5 C.ルメール 石坂正 着差5.1/4
-------------------------------------------------------------------
ドバイデューティフリー-G1 [芝1777m 1着賞金$3,000,000 賞金総額$5,000,000 16頭]
【アジア・マイル・チャレンジ第2戦】
1着:アドマイヤムーン 牡4 武豊 松田博資 1:47.94
2着:リンガリ 牡5 K.シーア H.ブラウン[SAF] 着差1/2
3着:ダイワメジャー 牡6 安藤勝己 上原博之 着差4.1/4
-------------------------------------------------------------------
ドバイシーマクラシック-G1 [芝2400m 1着賞金$3,000,000 賞金総額$5,000,000 14頭]
1着:ヴェンジャンスオブレイン セン6 A.デルペッチ D.フェラリス[HK] 2:31.03
2着:オラクルウエスト セン5 W.マーウィング M.デコック[SAF] 着差1.1/4
6着:ポップロック 牡6 O.ペリエ 角居勝彦
-------------------------------------------------------------------
ドバイゴールデンシャヒーン-G1 [ダート1200m 1着賞金$1,200,000 賞金総額$2,000,000 16頭]
1着:ケリーズランディング セン6 L.デットーリ E.ケネリー[USA] 1:10.34
2着:フレンドリーアイランド 牡6 G.ゴメス T.プレッチャー[USA] 着差1/2
10着:アグネスジェダイ 牡5 武豊 森秀行
11着:シーキングザベスト 牡6 福永祐一 森秀行 着差1/2
-------------------------------------------------------------------
UAEダービー-G2 [ダート1800m 1着賞金$1,200,000 賞金総額$2,000,000 13頭]
1着:エイジアティックボーイ 牡3 59kg W.マーウィング M.デコック[SAF] 1:48.82
2着:ジャックジュニア 牡3 55kg R.ヒルズ B.ミーハン[GB] 着差9.1/2
5着:ビクトリーテツニー 牡3 55kg 武豊 森秀行
-------------------------------------------------------------------
ゴドルフィンマイル-G2 [ダート1600m 1着賞金$600,000 賞金総額$1,000,000 14頭]
1着:スプリングアットラスト 牡4 G.ゴメス D.オニール[USA] 1:36.16
2着:パロールボード セン5 T.ダーカン S.シーマー[UAE] 着差2.3/4
5着:コートマスターピース 牡7 K.マカヴォイ S.ビン・スルール[UAE]
6着:フサイチリシャール 牡4 C.スミヨン 森秀行
-------------------------------------------------------------------
3/28■南関東地方競馬における重賞競走の格付の表記は以下の通り変更されることになった。
●ダートグレード競走の格付の表記
ダートグレード競走の格付の表記は、従来の「G1」「G2」「G3」競走をそれぞれ「Jpn1」「Jpn2」「Jpn3」に改める。なお、従来のダートグレード競走で行なっていた南関東重賞競走の格付との併記は行わない。
●ダートグレード競走以外の南関東地区重賞競走の格付の表記
ダートグレード競走以外の南関東地区重賞競走の格付の表記は、従来の「G1」「G2」「G3」競走をそれぞれ「S1」「S2」「S3」に改めて表記する。なお、「S」の表記については、Stage(〔活動の〕舞台、〔進歩の〕段階)、South(南方〔南関東の南〕)、Special(特別な)などを表す呼称である。
●実施年月日
平成19年度(平成19年4月1日)から順次対応する予定。なお、システム改修が完了するまでの期間は従来通り「G」表記となる場合がある(南関東公営競馬協議会発表=ラジオ日経HP)
3/28■日本のパートI国入りに伴って重賞競走の表記法、呼称が変わることになったが、「ダートグレード競走」についてはその呼び名に変わりはない。格付け表記については、JRAの重賞の表記方法に準拠する形で、国際格付けされた競走についてはGⅠ、GⅡ、GⅢの3種類に、それ以外の競走については「JpnⅠ」「JpnⅡ」「JpnⅢ」と表記することになる。また、それ以外の競走の呼び方(読み方)については、国際格付けされた競走と同様に総称として「じーわん」「じーつー」「じーすりー」となる。この表記方法は2007年1月以降に行われる(行われている)ダートグレード競走について適用される。昨年までに行われた競走については従来どおりで変更はない(地方競馬全国協会広報室発表=ラジオ日経HP)
3/28■今年以降のJRAの平地重賞競走の格付け表記について、日本がICSC(国際せり名簿基準委員会)が定めるパートI国の基準に従い、国際格付け(グレード)を持つ競走とそれ以外の競走とに分類されることになった。これに伴い、国際格付けを持つ競走については「G」と表記し、それ以外の競走については「Jpn」と表記することになる。なお、昨年以前に行われたJRAの競走成績などの格付け表記はさかのぼっての変更は行わず従来どおりの表記となる。また、競走の格付けの呼び方については「G」表記の競走、「Jpn」表記の競走とも、全て「じーわん」「じーつー」「じーすりー」とすることになった。
ICSCの定めるパートI国の基準では、国際格付けを取得できる(「G」表記のできる)平地重賞競走は、原則として以下の3つの条件が必要。
・外国調教馬が出走できる国際競走
・過去3年間のレースレーティングの平均がG1競走で115、G2競走で110、G3競走で105以上を満たしていること。(2歳の競走についてはそれぞれマイナス5、牝馬の競走についてはアロウワンス=減量分が考慮される)
・新設後3年間の競走実績があること。
外国馬の出走できない3歳クラシック競走をはじめとするいくつかの競走は国際格付けを受けられない。また、ヴィクトリアマイル、阪神カップの新設重賞も国際格付けのない競走となる。レースレートが国際基準に満たない(国内格付けと比較してレートが低い)競走も国際格付けを受けられないことになった(JRA報道室=ラジオ日経HP)
3/28■クラブ法人のジョイ・レースホースが28日付けでセゾンレースホースに社名が変わることになった。服色については先日変わったばかりの「黒、黄星散、黄袖黒一本輪」に変更はない(JRA報道室=ラジオ日経HP)
3/26■帯広競馬場で26日、帯広、旭川、北見、岩見沢の4市共催で実施する最後のばんえい競馬のレースが行われた。ばんえい競馬は経営難のため主催団体から3市が撤退。4月27日からソフトバンクグループの支援を受け、帯広市の単独開催で存続する。同社はレースの合間にばんえい競馬の新ロゴを発表。ロゴは「ばんえい十勝-馬の一発逆転ライブショー」で、ばんえい競馬の力強さを表現するために一部毛筆書きにした。26日夕方の最終レースには多くの観客が集まり、コースを走る競走馬に「頑張れ」と声援を送った。レース前には、ばんえい競馬を運営してきた北海道市営競馬組合管理者の西川将人旭川市長が「4市共催の終了は残念だが、帯広市の力になってほしい」とファンにあいさつした(日刊スポーツ・コム)
3/23■「G」に代わるグレード表記が「jpn」になることが22日、分かった。国際セリ名簿基準委員会(ICSC)が定めた国際ランクで、日本は今年「パートⅠ国」へ昇格。これに伴い国際レース以外の重賞で「G」を使用できなくなるため、今回の措置が取られた。「jpn」は「JAPAN」から3文字を取った名称。JRAは「『日本独自のもの』という意味を示すため」と話している。G1ではクラシック第1弾の桜花賞(4月8日)から「jpn1」になる。正式発表は今月28日に行われる。今回の決定までは新表記の候補としてクラス(CLASS)の「C」や「J」が挙がったが、商標登録などの問題もあり「jpn」に落ち着いた。今後はJRAが発行するレーシングプログラムや映像で、国際競走以外の重賞にはすべて「jpn」が使用される(日刊スポーツ・コム)
3/23■今週から藤田伸二騎手(35)が復帰する。21日で騎乗停止が解け、24日は阪神、25日は中山で騎乗。高松宮記念では出番がないが、毎日杯ではマイネルヘンリー、マーチSではトーセンブライトの手綱を取る。昨年全国リーディング2位の127勝を挙げた手腕に注目だ。藤田にとっての07年開幕に、合計19クラの依頼が舞い込んだ。3カ月ぶりの実戦に、藤田は胸を高鳴らせる。「騎乗停止になってすぐのころは、乗る予定だった馬が勝ち上がったりして悔しい思いはあった。それでも外から競馬を見ることによって、違った目で見られるようになった」。1人の競馬ファンのように自宅で新聞を広げて、1Rから最終レースまでグリーンチャンネルを食い入るように見た。3場開催の時もすべてのレースを観戦。その一方でランニング、筋力トレーニングで体をつくった。胸囲は4、5センチ大きくなった。それでも先週、調教に騎乗した時には筋肉痛になった。「馬に乗ることがいかに大変か、よく分かった」。騎乗停止中は引退も頭をよぎった。それでも現役を続けたのは「このまま終わりたくなかったから」(藤田)。3カ月の間に、定年で引退した調教師もいた。最後の恩返しもできぬままレースを見つめた。「伊藤雄二先生には関係を復活させてもらったし、その後に重賞も勝たせてもらった。湯浅三郎先生には、調子が悪い時でも乗り馬を与えてもらった時があった。心が痛んだけどね」。春のG1戦線は桜花賞にカタマチボタン、皐月賞にローレルゲレイロで臨む。「17年目で3カ月も休んだのは初めて。オーナー、調教師、厩舎スタッフ、ファンに恩返しができるような騎乗をしたい」と誓った。3カ月遅れのスタート。開幕週から、フルパワーの騎乗が見られそうだ(日刊スポーツ・コム)
3/22■香港のハッピーバレー競馬場で21日、12本の金属管が芝生のコースに埋められているのが見つかった。ロイター通信によると、金属管には毒性があるとみられる化学薬品を含んだ針が詰められていた。競走馬に向かって遠隔操作で針を発射できるようになっており、警察は何者かがレースを妨害しようとして設置したとみて捜査している。香港各紙などによると、見つかったのは10数mのケーブルでつながった金属管や、針の発射に使うとみられる圧縮ガスの入った缶など。金属管の近くには、電波を受信する装置が埋められていた。警察は化学薬品の特定などを進めている。係員が21日朝、コースを点検していたところ、出走地点近くで発見した。同日夜のナイター競馬は予定通り行われたという。1840年代に開設されたハッピーバレー競馬場は香港の観光地の一つで、日本人観光客も多く訪れる。2004年12月には武豊騎手が海外通算百勝を達成したことで知られる(共同=サンスポ.COM)
3/20■中央唯一の「大卒」騎手として知られていた栗東の太宰義人調教師(享年61歳)が、病気のため19日に死去。21日に行われる葬儀の喪主は、二男の啓介騎手。ちなみに同騎手は、15日のニュースで、21日から所属が「フリー→太宰」になることとなっていた。所属馬は20日付けで野村厩舎に転厩となった
3/20■岩手競馬:「廃止」が一転存続へ 修正融資案を可決---経営不振で今年度限りの廃止方針が固まっていた岩手競馬が一転して存続することになった。19日の臨時県議会で、15日に否決された同競馬への融資案の修正案が議員提案・可決されたため。岩手県競馬組合管理者の増田寛也知事は「存続させて新年度も事業を行う」と述べた。当初案では、組合の債務330億円の負担について構成団体の岩手県297億5000万円、盛岡市17億5000万円、同県奥州市15億円としていた。「県の負担が重すぎる」などの反発が相次いで否決に結びついたため、存続を求める議員が両市の負担を10億円ずつ増やし、県の負担を20億円減らすよう提案、22対21の1票差で可決された。【林哲平】(毎日新聞 0時35分)
3/19■マカオ遠征中の内田利雄騎手(45歳)が3月17日、タイパ競馬場で行われた重賞『マカオギニー(MACAU GUINEAS)』(地元Group2、芝1500m)でHELION(2番人気)に騎乗。馬群中団待機から、4コーナー過ぎより絶好の手応えで2番手に進出し直線に向くと、残り100mで先頭に立ち、2着に1/2馬身差をつけて見事に優勝した。日本人騎手のマカオでの重賞勝利は、岡部幸雄元騎手(JRA)がマカオダービー(94年)を制している(keiba.go.jp)
3/16■岩手競馬再建のため、盛岡市議会、奥州市議会で可決されていた、岩手県競馬組合及び盛岡・奥州両市に対して297億円を融資する06年度補正予算案が、岩手県議会で否決された。融資案が否決されたことに対し増田岩手県知事は、本年度での岩手県競馬の廃止を示唆。07年度の岩手競馬の存廃については、17日に開かれる岩手県競馬組合議会で協議される。なお、今年度予定されている他地区主催者の場外発売、24日(土)から27日(火)まで行われる第13回水沢競馬並びに24日、25日のJRA場外発売は、予定通り実施される(netkeiba.com)
3/15■2回東京競馬(初日=4月21日)でグランドオープンを迎える東京RCでは、JRA史上初の試みとして、「日本ダービー」または「オークス」に優勝経験のある引退騎手によるエキシビション競走を行う。詳細は以下の通り。
(1)実施日:4月22日(日)2回東京競馬2日 最終競走終了後
(2)レース名:「ジョッキーマスターズ」(芝1600mを使用)
(3)出場予定騎手:岡部幸雄、加藤和宏、河内洋、中野栄治、根本康広、本田優、松永幹夫、的場均、安田隆行(以上9名)
(4)その他
・騎乗馬は競馬学校の走路馬(騎手課程生徒練習馬)を使用。
・レース終了後に、使用したゼッケンなどをはじめ、チャリティオークションを実施する予定 (JRA報道室=ラジオ日経HP)
3/14■ダート格付け委員会はNAR地方競馬全国協会で今年に入って2回目の格付け委員会を開き、今年実施されるダート競走の日程、賞金等と来年1~3月に行われるダート競走の格付けを決めた。主な変更点としては兵庫ジュニアグランプリがG3からG2となること。北海道スプリントCの開催場が札幌から旭川に、プロキオンSの開催場が京都から阪神に変わるほか、クラスターCは盛岡1200m→水沢1400mに、シリウスSが中京1700m→阪神2000mとなることなど。また兵庫ゴールドT(園田)とサマーチャンピオン(佐賀)が別定戦からハンデ戦となる(ダート格付け委員会リリース=ラジオ日経HP)。
なお第7回JBC(10月31日、大井)については、レース名変更の可能性はあるが、賞金は昨年と同様でスプリント、クラシックともに交流G1として実施される。また日本がパートⅠ国入りを果たしたことにともない、グレードの“G”が使用できなくなった際には、JRAの決定に準じて同様に変更される(サンスポ.COM)
3/12■東京都の特別区競馬組合が大井競馬で、外国でのレース出走経験がある現役外国馬の出走を認めることに伴い、ジャパンブリーダーズカップ協会は12日、同競馬場で今秋に行われるJBCクラシックと同スプリントへの、賞金などの支援を全面的に中止すると発表した。
JBC競走は国内生産者が企画、支援するダート競馬の祭典。今回の措置は、このほど同組合が国内生産者や日本軽種馬協会の反対を押し切り外国馬導入を決めたことへの対抗手段。ジャパンブリーダーズカップ協会が商標登録している2レースの競走名やロゴマークの使用中止も通達した。園田で開催の来年から支援は再開される。●大井競馬・伴竹夫開催執務委員長の話「支援はなくなってもレース名は何とか使えるように努力するなど、とにかくファンの期待に沿うようにしていきたいと思います」(サンスポ.COM)
3/12■サラブレッドの最高齢出走記録を更新中の牡16歳のオースミレパードが11日、高知市の高知競馬第11レースで優勝し、最高齢の勝利馬となった。高知県競馬組合によると、オースミレパードは91年4月26日生まれ。昨年11月、戦前に活躍したヒサトモの15歳6カ月の最高齢出走記録を更新した。この日のオースミレパードは2番人気。最終コーナーを大外から抜け出し、2着馬に3馬身差をつけた(日刊スポーツ・コム)
3/11■地方リーディングサイアーに94年と00年の2度輝いたパークリージェント(牡26、父ヴァイスリージェント)が8日に繋養先のレックススタッド(北海道新ひだか町)で老衰のため死んだ。現役時代はカナダで29戦9勝。87年から日本で種牡馬生活を送り、05年を最後に引退した。主な産駒は02年川崎記念を勝ったリージェントブラフのほか、アサカリジェント、ロングタイトルなどがいる(日刊スポーツ・コム)
3/10■4月29日に香港・シャティン競馬場で行われるクイーンエリザベス2世C(G1、芝2000m)、チャンピオンズマイル(G1、芝1600m)の予備登録馬が発表された。日本馬は以下の18頭。
アドマイヤムーン、インセンティブガイ、ウオッカ、コスモバルク、コンゴウリキシオー、サムライタイガース、シャドウゲイト、スウィフトカレント、ディアデラノビア、デルタブルース、トーセンキャプテン、トーセンシャナオー、ハットトリック、ポップロック、マツリダゴッホ、メテオバースト、ロイヤルキャンサー、ローエングリン (日刊スポーツ・コム)
3/10■佐賀の鮫島克也騎手が、3月3日の第10R~4日の全6競走~10日の第7Rまで、騎乗機会10連勝を達成した。同日第9Rは9着に終わり、記録はストップした
3/9■大井競馬を運営する東京都の特別区競馬組合は9日、経営難の現状打開策として、外国でのレース出走経験がある現役外国馬の出走を地方競馬では全国で初めて認めると発表した。外国馬導入は4月から試行的に2年間で、年間10頭以内(馬主1人当たり2頭まで)。転厩手続きなどもあり、出走は早くても今年12月になりそう。大井競馬の伴竹夫開催執務委員長は「今まで以上に魅力あるレースをファンに提供したい」とコメントした。これに対し、安易な導入は国内の生産者に大きな打撃を与えるとして、導入案撤回を求めてきた競走馬生産者側はあらためて反発。日本軽種馬協会などは「反対の立場は変わらない。早々に真意をただす。(正式発表は)残念」としている
(サンスポ.COM)
3/8■5月20日(日)、シンガポールのクランジ競馬場で行われるシンガポール・エアラインズ・インターナショナルC(G1、3歳以上、芝2000m)の第1回登録締切にともない、以下の日本馬の登録があった。なお、シャドウゲイトが直接シンガポールターフクラブに登録をしていたことがわかり、日本馬の登録は計16頭となった。
インテレット(牡4)、ウオッカ(牝3)、コスモバルク(牡6)、コンゴウリキシオー(牡5)、サムライタイガース(牡3)、シャドウゲイト(牡5)、スウィフトカレント(牡6)、ディアデラノビア(牝5)、デルタブルース(牡6)、トーセンキャプテン(牡3)、トーセンシャナオー(牡4)、ハットトリック(牡6)、ポップロック(牡6)、マツリダゴッホ(牡4)、ローエングリン(牡8)、ロジック(牡4)
●総賞金:300万S$(約2億4000万円)
第1回登録3月7日(水)(現地時刻正午)無料
第2回登録(第1回未登録馬)4月4日(水)(現地時刻正午)S$3,150(約25万円)(返還なし)
追加登録5月1日(月)(現地時刻正午)S$126,000(約1,008万円)(返還なし)
出馬投票 5月17日(木)8;30(現地時間) S$15,750(約126万円)
※第1回登録をした馬は、第2回登録をする必要はありません。
※第2回登録料は、登録した馬が選出されない場合でも支払う必要があります。
※1S$(シンガポールドル)=80円で計算 (JRA報道室=ラジオ日経HP)
3/7■7日の名古屋競馬第8R(サラ系B10組 ダート1600m)でローレルダンスが勝ち、騎乗していた山本茜騎手(23歳)が地方競馬通算100勝を達成した。女性騎手として現役3人目、歴代では11人目の達成となる。昨日の時点で通算97勝としていた山本騎手は、きょうの1Rでエイティビガーに騎乗して勝利を挙げると、6Rのファストシャラポワでも勝って99勝。7Rに騎乗がなく、8Rで勝利して一気に100勝を達成した。山本騎手の初騎乗は2005年10月17日(名古屋2Rサンデーハウス/7着)で、デビュー以来1年4カ月と19日での達成は歴代女性騎手で最短の記録となった。これまでの記録は高橋優子騎手(岩手)の2年4カ月16日。記録達成時点での通算成績は、954戦100勝。
山本茜騎手のコメント:「とにかくうれしい。こんなに早く100勝を達成することができてうれしいです。馬の調子が良かったので達成できました。デビューの頃より少しは騎手らしくなったかなと思いますが、まだまだ技術が未熟なので、もっともっと上を目指していきたいです。次の1勝を目指して頑張りたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」(名古屋競馬公式HP=ラジオ日経HP)
3/7■払戻金を増やすための控除率引き下げなどを柱にした競馬法、日本中央競馬会法の改正案が6日、政府の閣議で正式に決定した。競馬法改正案は、すでに実施されている単勝、複勝馬券の控除率20%(売り上げの80%を払い戻す)を、現在25%の枠連や馬連など他の馬券にも適用できるようにしようというもの。仮に控除率が20%まで引き下げられた場合、ディープインパクトの引退レースとなった昨年の有馬記念の枠連払戻金1000円は1060円前後になるとみられる。改正案は今後国会で審議され正式に決定した後、JRAや地方競馬を主催する地方自治体などが協議し、どの馬券に適用するか、どの程度引き下げるかなどを決める。また、日本中央競馬会法の改正案には「日本中央競馬会経営委員会」の新設が盛り込まれており、中央競馬の施行に際して当事者の決定権が幅広く認められることになる(日刊スポーツ・コム)
2/28■ダービーがG1でなくなる! 世界の競馬に強い影響力を持つ国際セリ名簿基準委員会がJRAに対し、国際グレードレース以外のレースに「G」の文字を使用しないよう勧告していることが27日、明らかになった。日本の競馬は国際化を進め、今年になってようやく国際パートI国入りを果たしたばかり。ところが、皮肉にもパートI入りによってG1の名称の変更を迫られ、JRAは対応に頭を痛めている。1984年に中央競馬にグレード制が導入されてから、四半世紀近くが経過した。現在では「ジーワン」「ジーツー」「ジースリー」という表現はすっかり定着し、競馬ファン以外にもよく知られるようになったほど。それだけにこの表現が使えなくなるのは影響が大きすぎ、興行的な面でもダメージは否めない。本来、国際的にグレード(ヨーロッパではグループと表現)は、イコール国際グレードという認識が持たれているのに対し、日本のグレードレースは主催者のJRAが勝手にランク付けしてきた経緯がある。しかし、今年になり国際パートI国に昇格したことで、「G」の“乱用”は許されなくなったというわけだ。JRAの今年の平地Gレースは121レースで、この中で国際グレードとして認定されているのは別掲の60レース。すべて外国調教馬に開放されている国際レースで、この60レースについては「G1」「G2」「G3」と表現できる。昨年新設されたヴィクトリアマイルG1、目黒記念G2、アルゼンチン共和国杯G2などは外国調教馬に開放されていながらも“ローカルグレード”のままだが、近い将来、国際グレードレースとして認定される見込みだ。だが、JRAは日本の馬産の保護と興行面から、2歳戦から3歳のクラシック・レース(皐月賞、ダービー、菊花賞、桜花賞、オークス)までは日本産馬と、日本で馬名登録した外国産馬(いわゆるマル外)に限定して戦わせる方針を崩さない。外国調教馬に開放しない限りはどんな重要なレースでも、国際グレードとしては認定されないのだ。といって、今さらグレードという表現を変えるのも各方面に影響が大きすぎ、記録の整備なども煩雑になる。また、JRAでなく地方競馬の交流Gレースにも影響が波及することは必至だ。21年ぶりに無敗で牡馬クラシック3冠を達成したディープインパクトも7冠馬とは呼べても、国際G1は宝塚記念、ジャパンCの2勝。国際的にはG1・7勝馬でなくG1・2勝馬になってしまう。この非常事態にJRAはどんな答えを出すか(サンスポ.COM)
2/28■調教師の異動
【栗東】伊藤雄二(定年)→梅田智之・庄野靖志('06年合格)。所属馬は他に、土田(美浦)、作田の各厩舎へ転厩
【栗東】鹿戸幸治(勇退)→鹿戸明厩舎へ転厩(4/20まで一時的に)
【栗東】瀬戸口勉(定年)→所属馬は、梅田智、河内、小崎、坂口正則、鮫島、清水利(美浦)、庄野、武邦彦、武田博、中島敏(美浦)、羽月、平田、松永昌の各厩舎へ転厩
【栗東】古川 平(定年)→所属馬は、大橋、加藤和(美浦)、庄野、白井、武市(美浦)、中島敏(美浦)、西園、羽月、平田、松永昌、松永幹、安田隆の各厩舎へ転厩
【栗東】山本正司(定年)→松永幹夫('06年合格)。所属馬は他に、宮本博、北出、羽月の各厩舎へ転厩
【栗東】湯浅三郎(定年)→小崎憲('06年合格)。所属馬は他に、羽月、平田、松永幹夫、湯窪の各厩舎へ転厩。
【美浦】奥平真治(定年)→高木登('06年合格)。所属馬は他に、奥平雅、鈴木勝美、天間、水野貴広、武藤の各厩舎へ転厩
【美浦】松永 勇(勇退)→松永康利('06年合格)
2/27■07年度JRA新規騎手免許交付式が26日、東京・港区のJRA六本木事務所で行われ、安藤勝己騎手の兄で公営・笠松から移籍する安藤光彰騎手(48)と、競馬学校出身の9人が待望の騎手免許を手にした。本田優騎手が調教師に転身し、“アンミツ”は移籍早々、JRA平地騎手で最年長となる。ベテランルーキーの活躍に期待が高まるばかりだ。黒いスーツに身を包んだ安藤光彰騎手の存在感は、他のルーキーと比べればやはり別格だった。25日に笠松での最後の騎乗(3着)と、ファンへのお別れセレモニーを行なって、「いよいよだなという感じ。今までよりもさらに馬の事を勉強したいと思っているし、緊張感を持ってやっていきたい」。地方通算2818勝、JRAで重賞2勝の実績を持つ名手は、これまで以上に気を引き締めて新たな舞台に立つ。美浦では菊川正達厩舎に所属し、免許が有効となる3/1に川崎の交流競走(マーチスター賞のシルクグラビティー)で“JRA騎手”としてのデビューを果たす。今週末の3、4日は中京に遠征予定で、早くも騎乗依頼が殺到。安藤勝、柴山に続いて笠松から3人目のJRA騎手となった“アンミツ”が、ガッツ溢れる騎乗でファンを魅了する(サンスポ.COM)
2/27■1万キロ離れての2人の騎手による世界歴代最多勝争いは25日(日本時間26日)現在、米国サンフランシスコを拠点にするラッセル・ベイズ(48)=カナダ出身=が9614勝で、アルゼンチン・ブエノスアイレスがベースのホルヘ・リカルド(45)=ブラジル出身=を2勝リードしている。1週前の18日の時点ではリカルドが9602勝で1勝リードしていたが、ベイメドウズ開催で騎乗中のベイズは22日に3勝、23日に6勝の固め打ちをしたのが効いて逆転した(サンスポ.COM)
2/26■南関東4競馬主催者は、他の地方競馬12主催者ともども、競馬モール株式会社とインターネットによる発売業務の提携を進めてきたが、いよいよ27日、同社が運営する“楽天競馬”から勝馬投票券を購入できるサービスがスタートすることになった。これにより、同社が持つサイト運営のノウハウを最大限に活用し、より多くのファンが競馬の楽しさ、醍醐味を味わうことができると期待されている。競馬モール株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:國重惇史)は、楽天株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史)の100%出資子会社で、運営するサイト“楽天競馬”を通じて投票会員の随時募集を行う。投票会員になれば、即日全国で開催している全ての地方競馬場の勝馬投票券の購入が可能。ひとつのサイト上で地方競馬全場が購入できる全国で初めてのサービスとなる。“楽天競馬”での勝馬投票券の購入にあたっては、以下の手続きが必要となる。
●新銀行東京(本社:東京都千代田区)の普通口座を開設する。開設手続きについては、新銀行東京のサイト(http://www.sgt.jp/)に案内がある。また、楽天競馬サイト(http://keiba.rakuten.co.jp/)からも同銀行口座開設申込書のダウンロードが可能。
●銀行口座開設後、まず、楽天グループへのユーザ登録を行う。次に、楽天競馬会員登録を済ませ、投票会員登録をした方が購入可能となる。各登録は楽天市場のトップページより行うことが可能(南関東4競馬場の競馬組合リリース=ラジオ日経HP)
2/25■中山5Rの3歳新馬戦(芝1600m)を逃げ切って勝ったアルビアン(2番人気)は、桜花賞馬プリモディーネの初仔。美浦・伊藤伸一厩舎所属の3歳牝馬で、父Cozzene、母Primo Ordine(母の父Afleet)という米国産のマル外馬。母馬の主戦だった福永祐一騎手が手綱を執った。
2/22■22日、07年度に南関東4競馬場で期間限定騎乗する騎手4名が、関東地方公営競馬協議会から発表された。今回選ばれたのは濱口楠彦騎手(46、笠松)、井上俊彦騎手(41、北海道)、山口竜一騎手(43、北海道)、菅原勲騎手(43、岩手)の4名。それぞれ、浦和、大井、船橋、川崎に所属となり、4月23日の濱口楠彦騎手から開始される。この制度は昨年から施行され、昨年は通算2500勝以上の騎手が対象だったが、今年から通算2000勝以上(ホッカイドウ競馬所属騎手は1000勝)に改められており、菅原勲騎手を除く3名が新ルールにより対象騎手となった。昨年は岡崎準騎手(福山)、安藤光彰騎手(笠松)、内田利雄騎手、小林俊彦騎手(岩手)の4名が期間限定騎乗を行っていた。今回、期間限定騎乗を行う騎手は以下の通り(※成績は2月21日現在)。
◆濱口楠彦騎手(46、笠松、2142勝) 所属:浦和・小久保智厩舎 騎乗予定期間:07年4月23日~6月22日
◆井上俊彦騎手(41、道営、1363勝) 所属:大井・田中康弘厩舎 騎乗予定期間:07年11月17日~08年1月18日
◆山口竜一騎手(43、道営、2449勝) 所属:船橋・林正人厩舎 騎乗予定期間:07年11月26日~08年1月25日
◆菅原勲騎手(43、岩手、3358勝) 所属:川崎・内田勝義厩舎 騎乗予定期間:08年1月18日~3月17日 (netkeiba.com)
2/21■岐阜県競馬組合は21日、元高崎競馬所属の法理勝弘調教師(50)を、25日付で笠松競馬所属として認定することを発表した。法理勝弘(ほうり かつひろ)調教師は56年10月9日生まれの50歳。87年に開業し、主な管理馬にイズミパレス(高崎大賞典-高崎)、メジロモネ(東国賞-高崎)、サンクスメモリー(尊氏賞-足利)、ホリークラウン(スプリンターズ賞-高崎)、ユーロライナー(カネユタカオー記念-宇都宮)、ミハタバルゴウ(ひまわり賞-水沢)など。地方通算4574戦840勝(JRA19戦0勝)の成績を残している。04年末の高崎競馬廃止に伴い、05年船橋のダイオライト記念(交流G2)を最後に管理馬の出走はなく、その後、福島県にある育成牧場・天栄ホースパークの場長を務めていた(netkeiba.com)
2/19■村山明騎手(栗東・角居勝彦厩舎)が2月20日付けで騎手を引退することになった。引退後は、引き続き角居厩舎で調教助手となる予定(JRA報道室=ラジオ日経HP)
2/17■16日に行われた浦和競馬最終日、大井所属の的場文男騎手(50)が出走前の騎乗馬に蹴られて負傷した。この日最初の騎乗となるはずだった7Rのパドックで、ホッカイエレガント(牝5)に近づいたところ突然左脇腹を蹴られて転倒。騎乗予定だった4クラはすべてキャンセルとなり、すぐに浦和市立病院に搬送された。検査の結果「左下部ろっ骨骨折の疑い」と診断され、左ひ臓と左腎臓からの出血も確認された。意識ははっきりしているが集中治療室に入っており、出血が止まらなければ手術する可能性もあるという(日刊スポーツ・コム)
2/16■JRA新規騎手免許試験では、笠松の安藤勝己騎手の実兄・安藤光彰騎手(48)が合格した。地方所属騎手の中央転身は、昨年の岩田康誠騎手に続き6人目となる。兄弟が東西に分かれて中央競馬を盛り上げる。安藤光騎手は移籍後、美浦を拠点とすることになった。長男洋一さん(16)が現在、騎手を目指して大井競馬で修業していることもあり、東上を決意。「まだどこになるか決まっていないが、フリーではなく、厩舎に所属するつもりです」と意向を明かした。この日は笠松の開催日。午前10時すぎ、安藤光は調整ルームを訪れた理香夫人から携帯電話、記者会見用スーツを渡された。「JRAの方から大切な連絡があるので携帯を届けて欲しいって。おめでとう」。頭の中で今までの出来事が走馬灯のように駆け巡った。JRA騎手試験は2度目の挑戦で、前回は一次試験で不合格。その悔しさをバネに、今回はレースや調教の合間に1日6時間以上を勉強に費やした。「家族の支えもあり、信念を持って一心不乱にやってきた」。半面、下乗りから数えて34年間も過ごした地元に惜別の思いもある。廃止問題などで揺れ動く笠松。「それがなかったなら、ずっと乗り続けたかった」と、複雑な心境を吐露した。ファンの興味は弟アンカツとの兄弟対決だが「勝己の活躍は本当にすごい。兄弟対決と言われても、笠松で一緒にやってきたし…」と戸惑いを隠せない。それでも、JRAで平地最年長となるジョッキーは笑顔を見せた。「まだ若いし、体重も軽い。自分の個性でもあるパワフルな騎乗をやっていきたい」。48歳のルーキーの瞳は少年のように輝いていた(日刊スポーツ・コム)
2/16■'04年8月28日の障害競走で落馬、休養していた常石勝義騎手(29)が現役復帰を断念し、28日付で引退することになった。今後は競馬界を離れ、一社会人として第2の人生を歩む。通算成績は1503戦82勝、重賞3勝。03年にビッグテーストで中山GJ、同年にオースミコスモで関屋記念、97年にタケイチケントウで小倉3歳Sを制している(日刊スポーツ・コム)
2/16■栗東の鹿戸幸治調教師(69)と美浦の松永勇調教師(69)が定年を1年早めて28日付で勇退することになった。ともに'07年度の調教師免許更新を行なわなかった。現在、鹿戸幸師は通算413勝、重賞はスギノハヤカゼなどで9勝。騎手時代には133勝。テンポイントの主戦騎手だった鹿戸明調教師(63)は実弟にあたる。松永勇師は通算315勝、騎手として93勝を挙げた(日刊スポーツ・コム)
2/16■地方No.1ジョッキーとして中央でも活躍している内田博幸騎手(36)が結婚することが15日、分かった。相手は昨年暮れまで3年間、トレセンリポートを務めていた鈴木文子(あやこ)さん(26=ジョイスタッフ)。今月中にも婚姻届を提出する予定で、挙式、披露宴については未定。2人は仕事を通じて'04年に知り合った。内田騎手がWSJSに初出場した年で、中央競馬に本格的に参戦する前のことだった。05年以降は、平日は地方、土、日は中央競馬で騎乗する忙しい日々が続いたが、体調管理はもちろん、メンタル面でも文子さんの明るく前向きな性格が、内田を支え続けてきた。内田は昨年、中央、地方通算で年間524勝をマーク。佐々木竹見元騎手が持つ505勝の最多勝利記録を塗り替え、これを契機に結婚の決意を固めた。今後中央入りする可能性も取りざたされているが、良き伴侶を得て、さらに飛躍することは間違いない(日刊スポーツ・コム)
2/15■JRAの2007年度新規騎手・調教師免許試験の合格者17人(騎手10人、調教師7人)が15日、発表された。騎手では笠松競馬の安藤光彰騎手(48=小井土)らが、調教師では本田優騎手(48)らがそれぞれ合格した。安藤光は同じ笠松出身で現在JRAで活躍している安藤勝己騎手の実兄。昨年まで地方競馬通算15572戦2815勝、中央でも12勝(重賞2勝)の実績を持ち、シーイズトウショウで'03年CBC賞、タイムパラドックスで04年平安Sを制している。昨年に続く2度目の受験での難関突破だった。地方競馬からの移籍は6人目。本田は今年で現役を引退することになり、競馬での騎乗は残り2週間。合格者は次のとおり。
▽騎手=安藤光彰(笠松競馬)(以下、競馬学校)丸田恭介(美浦・宗像)、草野太郎(美浦・坂本)、宮崎北斗(美浦・高市)、池崎祐介(美浦・池上)、藤岡康太(栗東・宮。藤岡健一調教師の二男、藤岡佑介騎手の弟)、大下智=さとし(栗東・梅内)、荻野琢真(栗東・大久保龍志)、田中健(栗東・浅見)、浜中俊=すぐる(栗東・坂口正大)
▽調教師=荒川義之、粕谷昌央、鹿戸雄一、野中賢二、本田優、松山将樹、吉田直弘 (日刊スポーツ・コム)
2/14■船橋の1000勝ジョッキー秋田実騎手が引退。30年以上にわたり南関東で活躍を見せた秋田実騎手(48歳、宮下靖旨厩舎)が、2月13日付で引退したことが千葉県競馬組合より発表された。生涯成績(中央含む)は12736戦1337勝(うち重賞20勝)。ダートグレード競走は'98クイーン賞をイシゲヒカリで制している(keiba.go.jp)
2/10■都内のJRA本部で9日に開かれた「禁止薬物問題に関する連絡協議会(JRA、NAR、全国公営競馬主催者協議会の代表者が参加)」で、イプラトロピウム(気管支拡張剤)が新たな禁止薬物として承認された。イプラトロピウムは昨年の凱旋門賞後にディープインパクトから検出された薬物で、これまでは国内の禁止リストに載っていなかった。中央では3月1日の運営審議会で正式に決定し、競馬施行規程に追加。'08年1月から実施される(日刊スポーツ・コム)
2/6■4月にオープンする東京RC新スタンド完成記念として実施が予定されている「名手OB戦」(仮称)の候補に、ダービージョッキーだけでなくオークスを勝った騎手も加えられることになった。JRAが5日、発表した。日時は2回東京開幕週の4月22日(日)。ターフを彩った名手たちが陽春に集う。ダービージョッキーとオークスジョッキーが競演する---想像するだに楽しい。東京競馬場新スタンド完成記念の目玉として企画された「名手OB戦」は当初、ダービーを勝った元騎手によるレースが予定されていた。これにオークス優勝騎手も加わることになった。JRAの後藤正幸理事(総合企画担当)は「ダービー、オークスを勝った人で、何人かいい感触を得ている。非常に好意的で、少なくとも8人は集まるだろうと思っています」と明るい見通しを語った。すでにダービージョッキーの岩元、加藤和宏、根本、安田隆行、河内調教師は出場に前向きな考えを示している。オークスまで人選の範囲を広げたことで、新たに松永幹夫、的場均調教師も候補に入ってきた。レースの華やかさは一層、増す。昨年騎手を退いたばかりの松永調教師は、91年イソノルーブルで鮮やかな逃げ切りを決めた。甘いマスクで女性ファンも多かった。また98年にエリモエクセルで制した的場調教師は、玄人好みの騎乗でファンを引きつけた。2人とも調教師として日々の調教に乗っており、エキシビション騎乗に支障は少ない。実施日は2回東京開幕週で、フローラSが行われる4月22日の日曜日。芝コースを使用し、「そうそう長くなく、短くない距離」(後藤理事)で、1600~2400mの間になりそうだ。歴史をつくった名手たちが春の府中に「復活」する(日刊スポーツ・コム)
2/6■JRAが5日に発表した事項は以下の通り。
◆競馬法と日本中央競馬会法の改正案が国会提出へ 農水省で内容を検討中。JRAに対する国の関与を緩和へ。
◆外国人馬主認可は慎重 様々な方面から意見を聞き、最終的にJRAが自主的に判断する。「時間がかかる」と斎藤理事。
◆3連単発売レースは拡大せず 従来通り後半4個レースで実施。また重勝式の発売も検討するまでに至っていない。
(日刊スポーツ・コム)
1/30■種牡馬アンバーシャダイが29日、繋養先のアロースタッド(北海道・新ひだか町)で事故死した。30歳だった。この日午前10時前、日課にしていた砂浴びを終えて、起き上がろうとした際に右前脚(右肩部分)をひねって骨折。獣医の診察を受けたが、手の施しようがなく、予後不良となった。競走馬時代は「大器晩成の名馬」と言われ、加藤和宏(現調教師)を主戦に4歳秋に目黒記念(81年)で重賞初制覇。その後、同年の有馬記念、83年春の天皇賞を制し、当時の歴代賞金王(通算獲得賞金4億6205万円)に輝いた。ノーザンテーストの後継として84年に種牡馬入りした後はメジロライアン(宝塚記念)、カミノクレッセ(日経新春杯)、ベストタイアップ(中山金杯2回)などを輩出。03年に種牡馬生活を終え、アロースタッドで余生を過ごしていた(スポニチ・アネックス)
1/29■ソフトバンク・プレイヤーズ株式会社(東京都港区、藤井宏明社長)は、今日開催の取締役会において、オッズパーク・ばんえい・マネジメント株式会社を本年2月1日付で設立することを決議した。同社は、2007年度「ばんえい競馬」の主催者となる帯広市から同競馬に関連する競馬法上認められた業務を受託する予定。会社概要は以下の通り。社名はオッズパーク・ばんえい・マネジメント株式会社。東京都港区のほか、帯広競馬場内に帯広事務所を設置する。資本金は1000万円。ソフトバンク・プレイヤーズ株式会社が株式を100%所有する。従業員数は約30名(2007年4月1日見込み)。今年の4月1日から営業を開始する(ソフトバンク・プレイヤーズ リリース=ラジオ日経HP)
1/29■南関東4競馬場では、他地区地方競馬所属騎手が期間を限定して、南関東4競馬場で騎乗する場合の条件について、これまで通算2500勝以上の騎手としていたものを、通算2000勝以上の騎手と改めた。また、特例として北海道所属騎手に限り、通算1000勝以上1999勝未満の実績がある騎手の中から1名のみ申請ができるようにあわせて改正を行なった。この改正は平成19年度に交流騎乗を希望する騎手から適用される(関東地方公営競馬協議会リリース=keiba.go.jp)
1/27■経営再建中の岩手競馬を運営する岩手県競馬組合の管理者・増田寛也知事は27日、岩手県庁で会見し、組合の330億円の負債整理のため、県に297億5000万円、盛岡市と奥州市に合わせて32億5000万円の融資を要請すると発表した。同日、組合を構成する県と両市のトップが会談して合意した。今後、各議会に融資関連予算案を提出する。増田知事は「融資が実行されなければ、4月からの開催は困難だ」と廃止の考えを示しており、それぞれの議会の判断が焦点になる。知事によると、この日の会談で、融資の負担割合は過去の岩手競馬の利益配分実績に沿って、県が55%、盛岡市20%、奥州市25%と決定した。しかし県と比べ財政規模の小さい両市には負担が大きすぎると両市長が難色を示したため、県が両市に計116億円を融資することで決着した。この結果、盛岡市の負担は17億5000万円、奥州市が15億円で、両市は毎年一定額を県に返済する。競馬組合から県と両市への融資額の返済は、黒字が出た範囲内で行う(サンスポ.COM)
1/26■2007アジアマイルチャレンジ(AMC)のシリーズ登録が1月22日に締め切られ、世界各国からG1の勝ち馬50頭を含む合計403頭の登録があった。なお、今回シリーズ登録した馬については、自動的にドバイデューティフリーの登録馬となる。「シリーズ登録」とは、AMCのチャレンジボーナスへ登録することをいう。チャレンジボーナスとして、シリーズ4レースすべての競走に優勝した馬は400万米ドル(約4億8千万円)、3レースの優勝馬には200万米ドル(約2億4千万円)、2レースの優勝馬には100万米ドル(約1億2千万円)が交付される。また今回シリーズ登録していない馬でも、今後3回の追加登録(有料)の機会がある。なお、去年はシリーズ登録が各シリーズ競走の予備登録を兼ねていたが、今年は各競走への予備登録は個別に行うこととなる(ドバイデューティフリーを除く)。海外の主な登録馬としては、去年のブリーダーズCマイル優勝馬ミエスクズアプルーヴァル、去年はアメリカで芝・ダートとも素晴らしい活躍を見せたラヴァマン、去年のチャンピオンズマイルと安田記念に優勝して最初のAMCボーナス獲得馬となったブリッシュラックや、去年の香港マイルの優勝馬ザデュークなどが登録している。日本からはダイワメジャー、アサクサデンエン、ハットトリックといったG1勝ち馬を含めた61頭が登録している(JRA報道室=ラジオ日経HP)
1/17■ダービー騎手OB戦!JRAが夢プラン---東京RCの新スタンド完成記念イベントとして、引退したダービー優勝騎手による「レジェンドレース」をJRAが企画していることが25日、分かった。4月21日のリニューアルオープンに向けて、プランを詰めていく。かつてファンを沸かせたダービージョッキーたちがターフに戻ってくる。JRA総合企画部では東京競馬場の新スタンド完成記念イベントとして、引退したダービー優勝騎手によるレジェンドレースを企画。関係者に打診を始めた。根本康広師(87年メリーナイス)は乗り気十分で協力する姿勢を示した。「8人は集まる。やるからには単なる見せ物ではなくて、しっかりした形で実現してほしい」と要望した。馬主の許可を得て優勝馬の勝負服をまとい、パドックを周回し、返し馬からレースへと本格的な手順も希望した。アナウンサーの実況も不可欠。法律上、馬券発売こそできないが、チャリティーやファンサービスと絡ませれば有意義なイベントとなることは間違いない。現調教師のダービージョッキーは22人を数える。現役を離れてから何年もたっていたり、けがや病気で引退した人の参加は難しいが、今でも調教にまたがっているトレーナーなら問題は少ない。根本師のほか、岩元市三師(82年バンブーアトラス)岡部幸雄氏(85年シンボリルドルフ)加藤和宏師(84年シリウスシンボリ)安田隆行師(91年トウカイテイオー)南井克巳師(94年ナリタブライアン)大西直宏氏(97年サニーブライアン)河内洋師(00年アグネスフライト)らが候補として挙がっている。騎乗馬には競馬学校在厩馬が起用される。実施時期は新スタンド完成後初の開催となる4月21日か、翌22日の昼休みが有力で、使用コースなどの詳細は今後煮詰められる(日刊スポーツ・コム)
1/25■ディープインパクトの全弟オンファイア(牡4、美浦・藤沢和厩舎)が、脚部不安のため現役を退くことが24日に分かった。同馬は、父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘアの血統で、05年10月にデビュー。2戦目で勝ち上がった後、東京スポーツ杯2歳Sで3着に入り、将来を期待された。しかし、同年12月に右前脚の屈腱炎が判明、長期休養していた。オーナーサイドは長い目で回復を待ったが、症状が良化する気配は見られず、引退を決断した。通算成績は3戦1勝。これで、ディープの兄弟で現役登録のある馬は、ブラックタイド(牡6)と、ニュービギニング(牡3)の2頭になった。今後は、種牡馬生活を送ることになっている(スポーツ報知=Yahoo!競馬)
1/23■2006年度JRA賞授賞式が22日、都内のホテルで行われ、JRAが同賞の一部見直しを検討することが明らかになった。最優秀短距離馬と最優秀父内国産馬の2部門が対象になる。JRA賞を管轄するJRA広報部が、同賞の一部見直しに着手する。対象となるのは最優秀短距離馬と、最優秀父内国産馬。06年度ダイワメジャーが受賞した最優秀短距離馬については、賛否両論があった。マイルCSを勝ってはいるが、1200m戦には一度も出走していない。それどころか2000mの天皇賞(秋)を制し、有馬記念も3着と、およそ短距離馬のイメージには遠い。有効投票289票のうち200票を集めたが、最優秀4歳以上牡馬にディープインパクトがいたため、やむなく短距離部門に投票した有権者が多かった。そこで選考委員会からは(1)ネーミングの変更と(2)マイルとスプリントの2部門に分ける案が出され、それを受けてJRAが検討に入ることになった。「短距離馬」では1400m以下の印象が強くて今回のような例にはそぐわず、マイラーにも違和感のないネーミングが求められる。また昔よりもスプリンターとマイラーのすみ分けが進んだ現在、最優秀マイラー部門の新設も有力となる。父内国産馬については、SS三世(サンデーサイレンスの孫)の活躍でマル父全体のレベルが上がり、賞自体の存続意義が薄れたため廃止も含めて検討される(日刊スポーツ・コム)
1/17■1979年に突然変異で生まれたハクタイユーが登録されて以来、27年間で国内で過去16頭しか登録されていない白毛馬。そのうちの1頭である3歳馬ハクバノデンセツ(牡・佐々木吉郷厩舎)が、1/5に川崎競馬場で行われた能力試験に合格した。ハクバノデンセツの父は同じく白毛馬で、大井競馬場でデビューし人気を博したハクホウクン。ハクバノデンセツはハクホウクンの初産駒で、国内初の白毛馬ハクタイユーから続く3代目となる。順調に行けば、川崎競馬場の次の開催(1/29~2/2)でデビューの予定とのこと(川崎競馬場リリース=ラジオ日経HP)
1/17■2006年度のワールド・サラブレッド・レースホース・ランキングが発表された。このランキングは昨年度の北半球所属馬と北半球の競走に出走した南半球所属馬を対象としたもので、国際ハンデキャッパー会議において決定されたもの。115ポンド以上レートで格付された180頭の馬が順位付けされたが、国別では米国63頭、英国47頭に次ぎ、日本は23頭(前年比5頭増加)と世界3位となっている。最高の129を得たのはアルゼンチン産のアメリカ馬でブリーダーズCクラシックを勝ったインヴァソール。芝では日本のディープインパクトが127でクイーンエリザベスII世Sなどを勝った3歳馬ジョージワシントン、凱旋門賞を勝った3歳馬レイルリンクと並んでトップにランクされた。4歳以上の芝ではディープインパクトがトップということになる。なお、2800m以上にあたるEコラムのカテゴリーでは4歳以上のディープインパクト(123)と3歳のソングオブウインド(117)がトップにランクされている。そのほかの日本馬ではハーツクライが124、アドマイヤムーン、ダイワメジャー、ドリームパスポートが121で20位タイ、デルタブルースが120で28位タイ。ダートではカネヒキリが118で芝ダート総合の56位タイ、ブルーコンコルドが115で130位タイ。地方所属馬ではダートのアジュディミツオー、芝のコスモバルクが共に117で72位タイとなっている。なお、JRA賞の最優秀ダートホースに選出されたアロンダイトのレートは114(JRA報道室=ラジオ日経HP)
1/17■地方競馬界に第2のハルウララが現れた。16日、兵庫・園田競馬第4レースに出走したエリザベスクィーン(牝6)は好位につけながら4着に敗れ、高知競馬のアイドルホースだったハルウララに並ぶ113連敗となった。この日のレースは、本命視されたホリノトクノオー(牡4)が出遅れる波乱の幕開け。一方のエリザベスは上々のスタートを切った。得意の先行策で好位置でトップを追走しながらもあと一歩が届かない。終盤ホリノに一気に差された。園田競馬でコンビを組み、この日も手綱をとった竹村達也騎手(23)は松浦正勝調教師から連敗記録を教えられており「ハルウララに並びましたね」と苦笑いした。エリザベスはホッカイドウ競馬所属で、開催が中断する11月中旬から4月中旬まで佐賀、名古屋、笠松、園田へ遠征している出稼ぎ馬。過去最高は2着3回。113戦で6着以下84回と、ハルウララの113戦中6着以下73回を上回る。獲得賞金もハルウララの112万9000円の半分以下の56万3000円。デビュー3年半で113戦とタフさは折り紙つきで、8歳時に記録を作ったハルウララに対し、まだ6歳のエリザベスが記録を更新するのは確実となっている。竹村騎手は「荒尾、名古屋でも走っているし全国区のハルウララやね。僕が乗っている間に初勝利を挙げさせたいです」。悲願の初勝利を目指し次回は30日に出走を予定している(日刊スポーツ・コム)
1/16■JBC実行委員会は、来年(2008年)の第8回JBCについて、11月3日(月・祝)に園田RCで開催(クラシック1870m、スプリント1400m、フルゲート12頭立て)することを決定した。JBCが関西で開催されるのは初めて(JBC実行委員会リリース=keiba.go.jp)
1/15■01年のスプリングS、きさらぎ賞を制し、引退後は北海道・新ひだか町で種牡馬生活を送っていたアグネスゴールド(牡9、父サンデーサイレンス、母エリザベスローズ、母の父ノーザンテースト)が、今年から米国の牧場に移籍することが分かった。所有権は引き続き社台ファーム・吉田照哉代表のままだが、移籍に携わった米国のエージェントは「最低でも3シーズンは米国で過ごすことになるだろう」と話している。同馬は全兄のフサイチゼノン(弥生賞)も米国で種牡馬生活を送っており、日本産の全兄弟が米国で種牡馬になるという極めて珍しいケースとなった。この2頭の全弟にあたるリミットレスビッド(牡8)もダート路線で活躍しており、注目される米国移籍となる。初年度の種付け料は5000ドル(約60万円)の予定(サンスポ.COM)
1/11■JRAがこの日発表した正月開催のレーティングから、これまでの重賞に加え、オープン特別(2歳以外)も対象に加わった。短期免許で騎乗していたマルコ・モンテリーゾ騎手は、負傷(椎間板ヘルニア再発)の治療のためにイタリアへ帰国することになった。3月5日までの期間で取得していた短期免許は1月8日付けで取消となった(JRA報道室=ラジオ日経HP)
1/10■ダート格付け委員会は10日、2006年のダートグレード競走最優秀馬に中央競馬所属のブルーコンコルドを選定した。中央所属馬の同賞受賞は7回連続。この表彰は2月8日(木)の「NARグランプリ2006」表彰式典の場で行われる(ラジオ日経HPほか)
1/10■NARは10日、「NARグランプリ2006」の表彰馬、表彰者を発表した。年度代表馬には、G1を3勝したアジュディミツオーが2年連続で選出。海外G1制覇を成し遂げたコスモバルクが最優秀ターフ馬に2年連続で選ばれたほか、地方G1を3勝した中央のブルーコンコルドが特別表彰馬となった。人の部門では、最優秀調教師賞に船橋の川島正行調教師が5年連続7度目、最優秀騎手賞に大井の内田博幸騎手が3年連続3度目の受賞となった。また優秀女性騎手には、宮下瞳(愛知)、山本茜(愛知)、別府真衣(高知)の3名が選ばれた。いずれも成績優秀で甲乙付けがたかった結果。山本茜騎手は新人騎手賞も受賞。なお、表彰式は2月8日(木)午後5時30分から都内のホテルで行なわれる(ラジオ日経HPほか)
1/10■短期免許で騎乗していたマルコ・モンテリーゾ騎手は、負傷(椎間板ヘルニア再発)の治療のためにイタリアへ帰国することになった。3月5日までの期間で取得していた短期免許は1月8日付けで取消となった(JRA報道室=ラジオ日経HP)
1/9■米ブリーダーズC3部門新設…2日間に渡って開催-----米国競馬の祭典、ブリーダーズCが今年から3部門新設され、初めて2日間に渡っての実施となる。今年は史上初めてニュージャージー州モンマスパークでの開催で、10月26・27日の金、土曜に行われる。新設されるレースは3歳上によるダート1マイル戦「ダートマイル」、3歳上牝馬によるダート7ハロン戦「フィリー&メアスプリント」、2歳による芝1マイル戦「ジュベナイルマイル」で、いずれも本賞金総額は100万ドル(約1億1900万円)。今年は新設3レースが初日に組まれ、従来の8レースは2日目の開催となる。本賞金総額は2300万ドル(約27億3700万円)で、アラブを含む7レースで構成されるドバイ国際招待レースデー(今年は3月31日開催)の2125万ドル(約25億2875万円)を上回る世界最高額のイベントになる。新設レースの狙いは、ダートマイルは3歳上のダート部門がクラシックとスプリントの間が800mも開いていること、フィリー&メアスプリントは、牡馬と牝馬路線が下級条件からトップクラスまではっきり分かれている米国流に則ったもの、ジュベナイルターフは、米国では3歳春まで芝路線の体系はないも同然なので、興行性を重視してヨーロッパなどからのトップクラスの2歳馬の招致が目的とみられる。落ち込んだ競馬人気を盛り返す目的で生産者主導によって84年に7レース、本賞金総額1000万ドルで創設されたBCは四半世紀でレース数が1.5倍になり、賞金が2.3倍に増加。ただ、カテゴリーが増えて距離のバリエーションも富んだことで、コース形態上それぞれの基本距離でレースを実施できない競馬場が多いというネックもある。今年のモンマスパークの場合も、ダート1マイル戦はBCのフルゲート14頭では実施できず、1マイル70ヤード(約1673m)に、ダート7ハロンのフィリー&メアスプリントも6ハロンと短縮しての実施となる(日刊スポーツ・コム)
1/9■JRAはこの日12時からJRA六本木事務所で「2006年度JRA賞 馬事文化賞選考委員会」を開き、以下の通り受賞者を決定した。なお、本年は受賞作品が2作品となった。JRA賞馬事文化賞は、当該年度において文学・評論・美術・映画・音楽等を通じて馬事文化の発展に顕著な功績のあったもの(団体を含む)に授与される。
●岩崎徹・・・受賞作「馬産地80話 日高から見た日本競馬」(著者:岩崎徹/発行所:北海道大学出版会)
●株式会社ビーワイルド・・・受賞作 映画「雪に願うこと」(ラジオ日経HP)
1/9■JRAはこの日12時からJRA六本木事務所で「『2006年度 JRA賞』受賞馬選考委員会」を行い、記者投票の結果に基づき年度代表馬、競走馬各部門の受賞馬を決定した。また、調教師・騎手部門については、JRAの内規により各賞が決定している(ラジオ日経HP)
1/5■年末年始の売り上げ次第で存亡の瀬戸際に立たされていた高知競馬(高知市)は、大みそかからの4日間のレースが好調で、2006年度第3四半期までの累積で黒字を確保、当面は廃止を免れることが決まった。県競馬対策室が5日、発表した。低迷が続く同競馬は03年度から四半期ごとの累積で赤字となれば廃止される。これまで競走馬ハルウララ人気でためた剰余金を切り崩して黒字を保ってきたが、ついに底を突き、年末年始の4日間で約750万円以上の収益を上げなければ赤字に転落するところだった。競馬対策室によると、4日間は、県外での馬券販売などが好調で約1650万円の収益があり、06年度累積では約900万円の黒字だった。坂本恵子室長は「継続が決まったが、厳しい状況に変わりなく、安心できない」と話している(日刊スポーツ・コム)
1/5■「騎手 藤田伸二は平成18年12月21日(木)午前1時30分頃、滋賀県栗東市内の飲食店において、同飲食店の従業員に対し暴力行為に及んだ。これは日本中央競馬会競馬施行規程第126条第20号に該当する。よって平成18年12月22日から平成19年3月21日まで騎乗を停止する。」 ◎JRA表彰における取り扱いについて…藤田伸二騎手は、本日行われた裁定委員会の議定の結果、騎乗停止(30日以上)が決定したため、「日本中央競馬会きゅう舎関係者表彰規則」ならびに「日本中央競馬会きゅう舎関係者表彰規則実施細則」に基づき、平成18年度きゅう舎関係者表彰対象から除外しますので、お知らせいたします。なお、順位の繰り上げ等は行いません。→勝利度数部門3位、勝率部門4位、賞金獲得部門5位、フェアプレー賞(JRAホームページほか)
1/2■高知競馬所属で国内最高齢出走記録を更新中のオースミレパード(細川忠義厩舎)がきょう、16歳となっての初戦を迎えた。オースミレパードの16歳での初レースは2日の高知第7レース(D3 ダート1300m 1着賞金9万円 8頭)。1番人気に推されたオースミレパードは中団のインコースからレースを進め、勝負どころの3コーナーでジワッと外に出して前を追ったが、直線の競り合いで内と外から差されて3着。勝ったアレグラメンテからコンマ2秒差の3着で、人気に応えることはできなかった。オースミレパードは父アンバーシャダイ、母キョウエイシェアー(その父フォルティノ)という血統で、1993年10月にJRA京都競馬でデビュー。オープンのアンドロメダステークスを勝つなどJRA46戦6勝の成績で1998年から高知に転入し2003年までオープンで活躍、その後クラスは徐々に下がってきたが堅実に競走を重ねてきた。今日のレースはデビューから194戦目だった(ラジオ日経HP)