施設栽培の土壌管理 
  施設土耕栽培は雨、風、低温などから農作物を保護することで、気象の影響をあまり受けずに作物を栽培することができることから、集約的な栽培が可能となり、必要以上の肥料が継続して施用され、土壌中の塩類が過剰となりがちです。
 土壌診断の結果、塩類濃度障害の恐れがある場合は、多量の灌水によって、地下へ流亡させることも考えられますが、余剰の養分が地下へ流亡し、地下水の汚染につながる可能性があるので、クリーニングクロップの作付け、排土・客土など地下水を汚染しないような方法での塩類濃度障害の改善方法を検討して下さい。
 
関連する設問 
施設栽培における環境配慮の土壌管理 


 GAP学習システム  
 前書き  GAP学習システムの概要  第6章  作物保護と農薬の使用
 第1章  GAP概論  第7章  廃棄物の管理
 第2章  農場管理  第8章  農産物の安全管理
 第3章  土壌と養分の管理  第9章  事故防止と労働安全
 第4章  農場の水管理  第10章  環境と生物多様性の保護
 第5章  農薬、肥料等資材の管理  第11章  応用問題


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