2018.5〜6



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いきいき生活

連作短歌

旅の記録

レジアス日記

   自作の椅子
 
 まさか自分で椅子を作るとは思いもしなかった。作業台にあう椅子が欲しかったので、手軽で安価な1×4材を使って自作してみた。基本的な図面はネットから引っ張ってきた。ひじ置きや足休めは自分なりにカスタマイズした。座面を一般的な椅子より10センチ高めの52センチにしたから、足を休める台が必要なのだ。
 一番の苦労は、座面の高さ設定と、ひじ置きの高さ、それに、背もたれの高さと角度をどうするのかが、一番の悩みどころだった。座面の一般的な高さは40センチから42センチ程度。これは机の高さを70センチと想定しているが、作業台は10センチ高めなので座面もそれだけ高くした。ひじ置きは色々な考えがあるようだが29センチとした。作業台の高さと一致させ、長尺材の切断の補助台としても使える設定だ。
 背もたれは作業椅子の場合は35センチぐらいが標準らしい。角度は98度から102度とあったが、適当に作ったら105度になった。休息イスは110度と聞いているので作業用と休息用の中間ぐらいになる。きちっと腰かけて作業をし、疲れたら腰を少し前に出しひじ置きに体重を掛ければ休息イスになる。結果的には多目的な椅子になった。
 製作そのものはやり易かった。ワンバイフォー材はツーバイフォー材より薄くて切り易いし、丸ノコを使ったため作業は極めてスピーディであった。組み立てはすべて35ミリのスリムネジを電動ドリルでねじ込んだ。これも、前回の作業で手慣れたものだった。
 ただ、背もたれと座面の関係をそれほど吟味しなかったため、つじつまが合わなくなった。そのため、もう1本ワンバイフォー材を追加購入。経費は250円だったかな。余った材で座面前方と後方に当て板をしたが、これはこれで高品質感が出て良い雰囲気になった。
 最後に透明ニスで仕上げた。当初白木で行くつもりだったが、あまりに汚れが目立つので急きょニスを塗ることにした。何年かすると、塗ったか塗らないかの差は歴然とするので、これはこれで正解だろう。おかげで、世界で唯一無比の素晴らしい椅子を手に入れることが出来た。有り難いことである。



   全固体電池
 
 全固体電池というものを知った。現時点ではリチウムイオン電池が性能的に一番高く、スマホや携帯型のパソコンの電源に使われている。ただ、電気自動車などの大容量、高出力が必要とされる場合は、リチウムイオンは高額になるし、エネルギー密度的にも無理があるようだ。電気自動車が容易に普及できないのは車に最適な充電池がないからだ。
 この全固体電池は、安全性、容量、出力、充電時間など従来のリチウム電池にないメリットがあり、やっと電気自動車に使える電池が出現したようだ。ただ未開発の部分が多くどういう難題が出てくるか不明だし、実用化までに数年は要するともいう。
 この電池が普及する頃には、車の社会は大きく変わってしまうだろう。エンジン主体の車から、電気自動車に様変わりするだろうし、トヨタやGM,フォルクスワーゲンなどエンジン自動車に幾多のノウハウを持つ巨大企業は、その存在が危うくなる可能性がある。どう切り抜けていくのだろうか。
 どちらにしてもこの全固体電池は注目するに値する画期的な新技術である。場合によっては、世の中を変えてしまうものだから。




  短歌への熱意

最近、短歌を作る機会が少なくなってきた。以前は、1週間に数首は詠んでいたのに、最近はひと月経っても筆が進まない。自分の場合は、その時の気持ちをぶつける様に短歌を作る。歳をとって気持ちの抑揚が無くなってきたのだろうか。何があっても、それなりの気持ちでいるからなのか。まあ、短歌への熱意が以前に比べれば薄れてきたのも事実だ。
再任用を終えての完全退職、親父の施設入所、遺跡まつりへの参画など大きなことが続いている。短歌にするなら絶好の話題なのだが、なぜか筆が進まぬ。木工の作業台作り、付属の椅子作りなども短歌にするには良い素材なのだが、まだ一首もできていない。まあ、こんな時もあろう。その分、記録としての随筆は少しずつ書き溜めている。
人に伝えて楽しい思い出を冗談風に短歌にして残してきた。古い友人の先立ちや自分の退職、それに親父の施設入所。どれをとっても自分の大きすぎる出来事だ。とてもじゃないが楽しく人に伝えられることではない。まだ、自分の中で気持ちの整理が出来ていないのだろう。当分はこのままでいくしかない。



   軽トラックで林道ツーリング
 
 久しぶりに林道を走ってみた。アルファでは大きすぎるのでもちろん軽トラックを使用した。そして、その満足度は60点ぐらいであった。マニュアルミッションは悪くない。ただ、山道を登るには高速向きのミッションが今一つ合わない。エンジンとて他の軽トラックに比べれば高回転向き。山道をトルクを生かしてじわじわ登るには今一つ。アルファの乗り心地に慣れてしまっているので、軽トラックのごつごつ感もお気に召さない。結果的には今一の満足度だね。
カブ90の方が面白いかも知れない。どこまでも入っていけるという信頼感を持っている。ただし、この最高気温34度の日に、フルフェイスのヘルメットをかぶる気があるかどうか。腕の日焼けを気にして長袖に着替える気があるかどうかだ。
今回の林道の標高では精々300メートルなのでそれほど涼しくない。木陰で休んでも、それほど快適ではないのが残念であった。それに、鬱蒼としていて背後からクマが出るかも知れないという不安感もある。高所避難はいつもの峠に限るかな。あそこなら700ぐらいあるので平地より5度は涼しいし、天が近いので高原のような明るさと爽やかさがある。



  悠々自適の生活

悠々自適の生活を送らせてもらっている。朝は畑で収穫作業。ナスやトマトが本格的に採れるようになってきた。艶の良い野菜達を取り入れる作業は何よりも気分が良いものだ。大学時代の旧友にも少し持って行ったが、これもコミュニケーションの一つだ。
 親父の入所書類の手続きのため病院と施設へ出向く。双方とも行き慣れているので気分はらくだ。親父は風呂に入る時間なのでゆっくり出来なかったが、本人は元気そうだった。
移動途中にホームセンターへ寄って透明ニスを購入。作業台の天板を無垢の白木仕上げにしておいたが、どうも粉っぽくて使いづらい。追加投資は気に入らないが、ニスを塗れば品質感が高まるのでこれはこれで良しとすべきだ。ホームセンターは木工作業を含め生活倉庫的な感覚だ。必要なものを必要な時に手に入れることが出来る。支払い代金は保管管理料と考えれば十分だ。
午後からは何をしようか。作業台の天板塗装か、あるいはどこかへ行ってダベリングでもしようか。「無駄話は薬に勝る」という本を誰かが出していた。職場という大きなグループを離れた今、会話をするためには自ら積極的に動かなくては出来ないようだ。



雨の中の薪割り

 2,3年前に、細めの杉の丸太を40センチぐらいに切って積み上げておいた。時間が出来てから割ってやろうと思っていたのだが、あっという間にふた冬が過ぎてしまった。農舎の北側に積んでおいたのだが、冬の北風と風雨がまともにあたり一番下の段が腐りかけてきた。これではいかんと薪割りをすることにした。
 久しぶりに斧とヨキと持ち出した。薪割りは3年ぶりなので感覚が戻らなかったが、何回か振り下ろしているうちに勘が戻ってきた。農舎の陰で作業をしたのだが、自分の場合は精々2時間が限度。12束作ってこの日は終了。保管場所が確保されていなかったので、それ以上作っても置く場所が無い。
 翌日の午前中に農舎の一角を整理して保管場所を確保した。置いてあった太い木材などを切るために電動のチェーンソーを使った。ガソリン機は後のメンテナンスが面倒なので使わず、あえて以前親父が購入した電動を使った。しばらく使ってよく見れば、チェーンは緩んでいるしオイルも空っぽだ。これはいかんと、チェーンを外して木屑を清掃しオイルを補給した。いくら電動でもこのメンテナンスは欠かせない。場所を確保してチェーンソーをメンテナンスして午前中は終了。予報では午後から雨になるはずだったので、これで良しだ。農舎の中に空間ができたので、雨が降っていても薪割り作業が出来る。
 そして、午後からは雨になった。2時過ぎから薪割りを始め、途中斧のクサビを買いに出たものの15ほどの束が出来た。雨を眺めながらの薪割りも悪くないものだ。






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