REPORT KOMATSU AB/AP

2000年 10月〜12月


 

Nov.10010

そろそろオジロが那覇に帰るんじゃないかと思い、出撃。朝6時起床。今週はファーストの時間が遅い傾向にあったのでゆっくりとコーヒーを飲んだりして、6時45分に自宅を出発。レシーバーのSWもいれずのんびり車を走らせ、730分頃に片山津あたりまでやってくると、外からジェットな音が。

お、今日はフライトがありそうだぞ、ラッキー♪。左手遥か前方には1枚尾翼の機体が見える。ウェザーチェックのT4か?と思いよく見るとちょっと違う。げげ、ファントム?

そして次々と僕の前方上空をファントムが日本海に向けてあがっていきました。あわててレシーバーの電源をいれDEPにあわせると、美保VORTACへ向かっている。そして東京ACCへスイッチ。こんなに早く帰投するとは…。でも、C/Sの最後はゼロワン。まだ間に合う!と、コマニー横へ車をぶっ飛ばす。(この間、記憶なし)

いつものポイントに到着し、こんなことなら、ゆっくりコーヒーなんか飲まずに出発すればよかったと後悔しながら、レンズ&テレコン装着。カメラを構えると強風でカメラが揺れる。そして45分頃に3機が離陸。どの機体もエアボーン後に翼を振ってバイバイ。う〜ん、今日もいい逆光だ。(泣)残り3機は55分頃にT/O。なんと2機目がライトターン中に一瞬だけズバッと背中を見せてくれました。いきなりのその背中に見とれてしまい、撮ったのは1枚だけ。でも、あぁきっと僕だけの為にサービスしてくれたんだぁ、と、勝手に思いこみながら満足。最後の1機はカメラをおろして、お見送りしておきました。

その後は、24エンドでvaporさんと合流。支援人員と機材の撤収のためか、C-1が5機とC-130Hが2機降りて、慌しく去っていきました。百里に展開しているアグレスが小松を経由しないか待っていましたが、そのあとは何もなく、2時半に撤収してきました。

 

Nov.1110

前日にゆきえもんさんから悪魔の誘いがあり小松病が悪化したため、急遽会社を休んで出撃。

朝6時起床。6時半に自宅を出発。前日に三沢所属の米F16が日米合同演習中に墜落事故を起こしていたので、フライトがあるか不安を抱きながらも基地に向かう。7時半頃、空港ターミナル前まで来たところでゆきえもんさんからTEL。「エプロンに何も出てないですぅ〜」。。。とりあえず24エンドへ行ってゆきえもんさんmiyacchiさんと合流。

しかし本当に何もない。ついでに今までフェンス側にあった遮蔽物も一部なくなっており、目の前にはガラ〜ンとしたエプロンが広がっていました。やはり昨日の事故の影響か。。。しばらくしてyuzoさんも登場。4人で悶々と待っていると、やっとハンガーからF15が出てきました。その後vaporさんも登場し、計5人でコマニー横へ移動。なんとこっち側では移動式のペトリなどが展開していました。やっとタワーからクリアがでて、林の向こうからF15が出現。ファーストの1機目ということで気楽にカメラを構えているとズバッとライトターン。おぉ、今日は気合がはいっているぞお!

何回かあがりを撮り、みんなで雑談していると何処かから15の音が。上空を見ても姿がない。「あ、後ろ!」の声に振り返ると、海側から低空で進入してきてA/G訓練開始。それにしても低い!低い!。ファインダー越しに機体を追っていると、そこそこの大きさで映っているのに、コマニーの建物がファインダー下に入り込んでくる。しまったぁ、今回はターミナルあたりがベストポイントだぁぁ。

とりあえず場所を移動するか、みんなで作戦会議。でも、今日はファントムのあがり狙いということで、ここに留まることに決定しましたが、さっぱり飛ぶ気配なし。午後になってタワーにC/Sがひっかかり、みんな色めきたったのですが、なんと模擬離陸までで姿は見えず音だけ。そこからは何もなく、いい加減に待ちくたびれて墓場へ移動しましたがこの後も特別何もなく、あえなく日没。午後はスカのままお開きとなりました。

 

Nov.1011

総演期間中の土曜日。那覇から302SQのファントムが小松に展開していると聞き出撃。

雨の降るなか、朝8時半現着。貨物ターミナルから覗くとエプロン上には6WGのイーグルに加えて愛しのファントムがずらり。R/Wは06のため、急いで送迎デッキへ。

デッキから眺めると、ファントムは全部で10機。しかし雨が降っているのでキャノピーは全て閉まっていました。しかし、雨がやんできてもエンジンを回す気配無し。車両や人は機体のまわりを動きまわってるのに。寒い中じっと我慢して観察していると、レシーバーに聞きなれないコールサインが。また、雇われ外国人機長のチャーター機か?と思っていると、なんと米海軍のC-2Aが着陸。しかも色つき(NF431)じゃないですか。なんでこんな天気の中。露出が上がらない。解放f5.6で1/125。これじゃぁ、ブレブレだぁ。青い制服を着た人が10人ほど乗りこんで、20分ほどのステイでエンジン始動。相変わらず雨が降っているので、今度は保険のつもりで、ISO400のネガを装填してあるF50Dに替えてあがりを撮影。アメリカらしく豪快な?黒煙を吐きながらクライムしていきました。

その後もキャノピーが開いたり、飛行灯がついたり、思わせぶりな動きはありましたが飛ぶ気配は無く、ターミナルにいた地元の方に話しを聞くと今週末は土・日とも飛ばないとのこと。昼すぎにU-4が1機やってきてからは何の動きもなく、14時頃からは、機体につけてあったミサイル類を外しはじめたので、僕も撤収してきました。はぁぁ、こういう時は「この機体は飛びません」って機体に旗でも揚げてくれないかな。(笑)

 

Oct.1011

小松に飛行教導隊がやって来ると聞き、残り少ない(季節はずれの)夏季休暇をとって小松展開の翌日に出撃してきました。

朝6時15分起床、6時半に自宅を出発。7時半頃に06エンドに到着し、ゆきえもんさんと合流しました。風はほぼ無風で、いったいどっちからあがるのやと思っていたら、R/W24でクリア。猛ダッシュで、コマニー横へクルマを走らせましたが無情にもF15は次々と頭上を元気に飛んでいってしまいました。

しばらく静かになってから、またタワーからクリアが。今度は303sqの機体と交互にあがるアグレスを撮ることができましたが、モロに逆光。せっかくのアグレスをやはり順光で撮りたくなったので、24エンドで移動。「くろ」「そとみどり」「仮ちゃ」「仮あお」を撮ることができました。なお、仮**はIRAN中の機体を補うため仮のアグレス塗装をした機体で、僕が勝手につけた名前です。途中、スクランブルがかかり、完全に着陸態勢にはいった「仮あお」がいきなりライトターン上昇し、アラート機にランウェイを譲るといったシーンも見ることができました。アラート任務を終えた機体が降りてきた時には、しっかりと実弾付きの姿も撮ることができました。

午後は、jhitoshiさん、アンポンチン2号さん、そして匿名希望さんと合流。工業団地の調整池で24あがりを撮影。アグレスは「そとあお」「みどり」「くろ」「そとみどり」「仮あお」を撮ることができました。特に、「くろ」はすばらしい捻りを見せてくれました。

夕方5時前あたりから、ちょっと早い?ナイトがありましたが、だんだんと露出があがらなくなり、僕も夕方からは会議で出勤というともあって撤収となりました。ちなみに本日の外来機は、T-400、三沢のT-4、入間のYS-11などでした。