'00 浜松航空祭 (飛行展示編)

 

今年最後(僕にとって)の航空祭、エアフェスタ浜松2000に行ってきました。浜松基地へは、広報館を見学に行ったことはありますが、航空祭ははじめて。派手なフライトはないと聞いてはいましたが、AWACSのフライトが見たくて出撃を決めました。しかし、航空祭当日が近づくにつれ、OH-1の飛行展示決定やF-2の展示などの情報もはいり、なかなか見所のある航空祭となりました。

前日の夜10時に福井を出発。道中激しかった雨も静岡県にはいると弱まり、深夜1時半に現着した頃には雨も止んでいました。朝、7時半頃に駐車場を出発。空にはベッタリと雲が。基地北門を目指して歩いている途中、上空を見上げると明野からやって来たOH-1とUH-60Jが到着です。OH-1はそのまま機動飛行の訓練?を実施。ヘリコプターが機首をほぼ真上に向け上昇し、ロールをうって下降するという奇怪な機動をいきなり見せつけられ、これからはじまる航空祭に期待が高まりました。

入場してまずは地上展示機を撮影。お、量産2号機のF-2が展示されているぞ。昨日のお昼に到着したばかりのはずなのに、尾翼にはもう術科のマークがはいっている。あと、自衛隊機の他には、マリンコのホーネット3機とプラウラーが来てました。

フライトは、地元浜松のT-4からはじまり、T-3、T-1と練習機のオンパレードが続きました。その次はOH-1の飛行展示。朝に見たハイレートクライム?や、オートホバリングなど、まさしく最新鋭機のお披露目といった展示内容でした。そしていよいよAWACSの登場です。普段から見なれた767ですが、グレー単色の機体と背中の大きな円盤で、全く違う機種のように見えます。(実際、違う機種だけど)。テイクオフし、ランウェイ上をローパス。なんと円盤のまわりにはベイパーが。そのあと、ランウェイとは直角に脚だしパスをして終わり。タッチダウウン後フルストップしました。

救難展示は、MU-2SとKV107のコンビ。このコンビもだんだん少なくなってきているので、欲をだして撮影。特に、MU-2Sの背中にはうっとり。C-130HやMU-2Sなど、テーパー翼の背中ってカッコイイと思いませんか?そして、ロック岩崎さんのアクロ飛行。せっかくのスモークも、曇天のため空に映えず残念でした。

11時すぎには小松からF15がリモートで機動飛行を展示。う〜ん、やっぱ航空祭はこうでなくっちゃ、と思いながらもファインダーを覗くと暗い。。まさしく制空迷彩塗装が効果を発揮していました。しかも、背中の上にはボッコリとベイパーが。それでも、会場をおおいに盛り上げて小松へ帰っていきました。僕が3時間半かかってきた道のりを、20分ほどで行っちゃうんですよね。

午後からは、小雨がポツポツ。ロック岩崎さんの2回目のフライトやT-4の飛行がありましたが、写真は撮りませんでした。

 

  勇ましい黒煙を吐きながら、本場のT-4がテイクオフ。
     
  フォーメーションを組んでパスする姿は、まさしくドルフィンの群れのようです。
     
  ブルーの来ない航空祭でもこんなシーンが。

(相当にトリミングしています。記録写真ということで勘弁を)

     
  陸自の最新型ヘリOH-1。僕の既成概念を超えたデモフライトでした。
     
  前・後席乗員とも両手を挙げて、オートホバリングの性能を披露。
     
  ロック岩崎のフライトは午前と午後の2回ありました。
     
  ベテラン救難コンビ機による救難展示。MU-2Sから救難物資を投下したところです。
     
  MU-2Sの背中。キラキラしてカッコいいです。
     
  バートルを正面から。悪天候の中でこそ迫力があります。
     
  今回のお目当て、E-767AWACSのテイクオフ。
     
  見るからに気流を乱しているレーダーの影響で、お皿近辺にはベイパーが。
     
  小松基地からの支援でF-15が機動飛行を披露。
     
  これ1枚だけ、露出が違っていたのでしょうか。アングルとしてはお気に入りなのでアップしました。
     
  とにかく、ベイパー曳きまくりです。