生滅滅已寂滅為楽
(しょうめつめっちじゃくめついらく
) 関連語句 雪山童子。 『涅槃経』巻十三に見える文で、「生滅滅し已って寂滅を楽と為す」と読む。その直前にある「諸行無常・是生滅法」(諸行は無常にして是れ生滅の法なり)と共に、諸行無常偈と通称される。意味は「(すべての作られたものは無常である。生じては必ず滅する。)その生じては滅することが静まることにより、真の安楽がもたらされる」となる。即ち、生滅の法に固執する心を滅しおわって到達する涅槃・寂滅の世界に、無上の安楽があるという意。『日妙聖人御書』〔17057〕等に見える雪山童子の故事の中で言及されている。 |