諸行無常是生滅法  (しょぎょうむじょうぜしょうめっぽう ) 関連語句 生滅滅已寂滅為楽

 『涅槃経』巻十三に見える文で、「諸行は無常にして是れ生滅の法なり」と読む。その直後にある「生滅滅已寂滅為楽(生滅滅し已って寂滅を楽と為す)」と共に、諸行無常偈と通称される。意味は、「すべての作られたものは無常である。生じては必ず滅する。(その生じては滅することが静まることにより、真の安楽がもたらされる)」となる。この世のすべて存在は生死を間断なく繰り返して移り変わり、決して同じ状態に止まることがない生滅の法であるという意。なお、諸行無常の四字は仏説の旗印たる三法印・四法印の一つに数えられる。『日妙聖人御書』〔17049〕等に見える。