白山-越前禅定道2017





 平成29年9月2日(土)、越前禅定道を登ってきました。天候は晴れ。今回は単独です。
 福井を4時に出発。市ノ瀬に5時40分到着。中部縦貫道永平寺大野道路の 永平寺~上志比 間が開通したおかげでいつもよりも少しだけ早く着きました。
 今日のコースは、市ノ瀬から越前禅定道経由観光新道、黒ボコ岩、弥陀ヶ原までで、エコーライン経由で砂防新道を下山します。
 5時45分に市ノ瀬を出発。六万橋を渡り、最初のヘアピンカーブが登山口です。約40分で工事用の林道と交差します。左へ行くと釈迦新道、越前禅定道はここから再び登山道に入ります。ここから六万山1260mまで急登がつづきます。目の前にブナの大木が見えてくると間もなく六万山山頂です。その昔大勢の人々が歩いてきた道です。登山道はしっかりしています。ここからいったん下って指尾山1417.9mまで緩やかに登っていきます。いくつかの見事な桧の巨木が現れます。指尾山からは、岩の隙間を縫うように登山道は続きます。大きな岩に桧の巨木がまとわりついています。いくつかの階段を登ると、視界が開けてきて慶松平に到着です。前方には観光新道の尾根が続いています。
 今日の天候は晴れ。ここまでは湿った気流の影響で視界はききません。慶松平からようやくガスが晴れてきました。ここから10分ほどで、「観光新道」の分岐点と合流します。指尾山と慶松平との間にある「剃刀窟」を通過しますが表示はありませんでした。大昔、白山が噴火した際の噴石だと思います。観光新道を含めるこの尾根は火山の噴出物があちらこちらに残っています。
 お花の方は、ゴゼンタチバナが赤い実を、サンカヨウが青い実をつけていました。観光新道では、ニッコウキスゲが一輪、ノアザミ、カライトソウ、イブキトラノオ、タカネマツムシソウ、ハクサンフウロ、ハクサンシャジン、ミヤマアキノキリンソウ、ハクサントリカブト、タテヤマウツボグサ、タカネナデシコ、ヤマハハコ、シモツケソウ、イワオウギ、ミヤマコウゾリナ、が咲いていました。弥陀ヶ原では、オヤマリンドウ、ミヤマリンドウ。エコーラインでは、ミヤマコウゾリナ、シナノオトギリ、ミヤマアキノキリンソウ、シラネニンジン、カライトソウ、砂防新道では、センジュガンピ、ミヤマシャジンが咲いていました。
 今日は、時間の関係で室堂や山頂までは登りませんでした。室道周辺もいろんな花が咲いているでしょう。
 今日で、白山の全コースを踏破しました。どのコースを見てもそれぞれ特色があります。同じコースを歩いても季節によって表情が変わります。咲いている花も変わります。
 私の大好きな白山です。

釈迦新道、白山禅定道(旧越前禅定道)登山口


六万山1260m


桧の巨木


桧の巨木


指尾山1420m


岩を抱え込んだ桧の巨木


ゴゼンタチバナ


サンカヨウ


慶松平


ハクサンシャジン


イブキトラノオ


ノアザミ


タカネマツムシソウ


ミヤマコウゾリナ


シラネニンジン


センジュガンピ


ミヤマシャジン




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