中耳炎など思い当たる節がないのに,突然耳鳴りがしたり,聞こえが悪くなって,耳鼻咽喉科にかかると,まず(多分,必ず)いわれるのが突発性難聴です。要するに,原因不明の難聴ということです。そのように診断されると,諦めて,そのままほったらかしにしておく人も多いようですが,本当は聞こえにくくなったらすぐに行く方がいいそうなのですが,そんな奇特な人はめったにいませんよね。少々遅くなってもいいから,いまからでも間に合う耳よりな情報です。
次のことで思い当たることはありませんか?
ちょっとでも思い当たる方は,以下の顛末記を参考に,MRIなどで徹底的に検査してもらうことをお勧めします。1.耳鳴りがして,音が割れたように聞こえませんか?
(とくに電話の音が聞こえにくいとか,相手が誰かわからないとか)
2.目を閉じて,平衡感覚に不安がありませんか?
(健康診断の目を瞑って片足で立つやつが出来ないとか)
3.少しずつ,聞こえが悪くなっていませんか?
4.風邪のひきはじめに,まず頭が痛くなりませんか?
(これまではすぐにのどが痛くなっていたのに)
私は,最初は「突発性難聴」といわれましたが、どうにも納得ができず、最終的には「聴神経腫瘍」と診断され,2000年8月25日に「ガンマナイフ」という治療を受けてきました。幸い,私の場合は小さい段階で見つかったというか,執念で見つけたというか,発見も早く時間的にも余裕があったので,いろんな方のホームページや身内の心強い相談役から,事前情報を得ていたので,本当にあっけなく終わってしまったという感じです。
まず,概要をお話しますと,
・耳の機能自体は正常で,その奥の聴神経に出来た良性の腫瘍の大きさは,13mm×8mm。
・耳に近い骨の中のほうに出来たため,圧迫されて早く耳鳴りがして,発見が早かったそうです。
・病院は小牧市民病院,全国でも早く導入されて,事例も多いそうです。
・入院は2泊3日,初日は午後から簡単な検査だけ,2日目の午前中に測定とガンマ線照射
あわせて2時間程,午後は休息,3日目はバンソウコウを張り替えて10時ごろ退院。
最初の病院は案の定,突発性難聴という診断で,だんだん聞こえが悪くなっているようだし,音が割れて聞こえるし(皆さんも書かれていましたね),とにかく自分では納得が出来なくて,大きい病院の若い医者に徹底的に調べてもらったら,とうとう見つかったという次第です。
それでは,聴神経腫瘍の顛末記を公開します。
2000.8.28(手術後3日目)
Ⅰ.最初の無駄な2ヶ月
Ⅱ.次の総合病院で
Ⅲ.聴神経腫瘍を発見
Ⅳ.ガンマナイフを選択
Ⅴ.小牧市民病院へ
入院
治療
退院
Ⅵ.退院その後
2000.10.7完結
NEW!!
効果が現れました
また,これまでの写真を公開しました。
2001.07.14