5月27日(日)
昨日のコルリ採集の余韻を引きずりながら、夜立ちながら長野県 北部 ポイント∽へ向かいます。
昨年、春の大雪の為に満足に採集できなかった原名コルリの産地です。
夜の北陸道を北上します。途中、カーナビのリモコンの乾電池を入れ替え、無事、現地到着です。
クワ車での初めてのお泊りです。広くて、程よいクッションは、まずまずの寝心地でした。しかし、外は荒れています。ど〜なることやら?
夜明けと共に採集を開始します。ブルーダイヤなコルリはおります。
<おひさしぶり>
トネリコとブナの新芽に潜り込んだ個体を採集します。殆んどペアなので、♂のみ採集し♀は全てリリースします。
ど〜やら、発生後半のようです。
直射日光が差し込み始め、飛翔個体を待ちますが、まだ7時すぎで、早すぎます。
<青くてデカイ>
朝日を浴びながら、ぼんやりトネリコのまえでうつらうつらしていると、ksさんから携帯が入ります。今から、宿を出てポイントμへ向かうとのことで、harehoreも移動を駆けることにします。
昨年のポイントμは、2mの積雪でした。今年は、積雪はないものの状況は良いはずです。
程なく、ポイントμに到着して、ksさんと合流です。状況は芳しくありません。雪は無いのですが、トネリコやブナの新芽は硬く、コルリの発生個体数が限られているよう様です。では、採集開始。
<素敵だ>
標高を下げながら、日当たりの良い新芽を中心に捜します。なかなか手ごわい相手であります。ポイントμより苦戦を強いられてしまいました。2週間ほど早いみたいです。ksさんはポイント∽へ移動し、harehoreは粘ることにしました。満足できない結果ではありますが、ksさんが昨日採集した、ポイントブリザードへ行くことにしました。初めての場所ですが、何とかなるでしょう。楽しみです。クワ車を移動させ、直ぐに、ksさんと再び合流、傍らにたたずむお2人は、あいあんさんと、健太パパさんでありました。非常に簡単なご挨拶済ませ、ポイントブリザードへ急ぎます。
<ペア多し>
下りながら追加個体を少々出します。
<今日の青空は気まぐれ>
ポイントブリザードに入り、標高を上げながら、車窓からトネリコとブナの新芽の具合を観察しますが、全開が続きます。
よ〜やく、半開状態のエリアに入り、今度は足で稼ぐことにしました。
コルリを求めての徘徊が始まりました。
<カーブミラー>
こんな時って、初めての場所でのコルリ新芽採集では、t3さんが何かで書いていましたが、風の通り道を探します。日当たりも大事ですが、空間も必要のようです。
怪しい小道に入ると、多数の個体が新芽に潜り込んでいました。何故か、日陰のブナ幼木です。
<採集難易度の高い位置>
この場所の個体はブルーでなく上品なグリーンであります。私としましては、グリーンはブルーより好みに合います。
新芽摘み採集に没頭します。
<良し>
1m程度のブナの幼木なので、観察、撮影、採集は思いのままです。堪能できます。
<ペア>
直射日光が漸く入り始め、動く個体が観察でき始めました。
<渡って>
<居ないか調べる>
暫し佇む。ウグイスが五月蠅い。
<ゲレンデ春仕様>
サンカヨウはこれからが咲き頃でありました。なんて豊かな自然なんでしょう。
雪の無いゲレンデなんて、急斜面な荒地で、ワラビやススキ原のしょぼいイメージしかありません。かつて、飛騨高山の某有名スキー場で、ミツバツチグリの群落でチャマダラセセリを採集した時は良かった。ギフチョウまで飛んで来た。
こりゃ良き場所をksさんに紹介して頂いた。ありがたやありがたや。
<本日の最高地点>
飯にして、更に徘徊する。
<今度はトネリコ>
ゲレンデ脇の2本のトネリコを見つけ、暫く待つと、次から次へとグリーンな宝石が飛来する。
パラダイスの始まりだ。
<グリーンな宝石>
ここでも三度、ksさんと遭遇する。ポイント∽は、強風とガスが濃いので移動してきたのです。蟲屋の成せる技かもしれない。こんな広い山奥で3回も会うなんて。次回が楽しみです。
再び、腰を下ろし、ぼ〜〜〜〜〜〜ぉっと、現れては消える雲を見る。何だかヨーロッパみたい。後から知る事になるが此処は雲上界なのだ。
<グリーンなコルリが飛び交う>
早めに、現地を離脱し帰路に着く、途中の林道で雲を突っ切り下界へと赴く。下界も晴れていたが、鬱陶しい空気だ。
国道脇の道の駅でお土産を買うことにする。グリーンアスパラ (別にグリーンが好きなわけではない。アスパラガスが好きなだけだ。) をご購入、蜂蜜、キノコ、お焼きもご購入でした。お安く新鮮な商品に、リピーターを誓う。気合を入れて、高速へ赴く事にする。相手は300kmほどあり、途中ではツチノコもでそうだ。夕食までに帰宅できれば上出来だ。
これだから、クワ採集はやめられまへんな〜ぁ。来週もいこ。
採集結果
コルリクワガタ 12♂♂ 9♂♂ 29♂♂ (♀リリース)