4月30日(月)

今年も待ちに待ったGWがやって来ました。昨年の冬は暖かく、記録的な小雪と暖冬ではありましたが、春の訪れが遅く、低温の日々が続いておりました。
ギフチョウの出足も思ったほど早くなく、花冷えの日々が続き、サクラの花は長持ちしました。
満を持して、コルリ採集です。が。ここ数年の採集記を振り返ってみると、4月中の採集は殆んど外しております。因みに、昨日は、若狭へ出撃して外しました。
まだ早いようです。そんな訳でも出撃です。今年2回目のポイントケンちゃんです。


<山の奥がポイントです>

今年も土砂崩れの為、7km手前から歩くことになりました。ただし、すでに土木作業車が入り込んでいるので路上採集はできないようです。
覚悟を決めて、ダイエットも兼ねて歩き始めます。
ギフチョウはいないかと、キョロキョロしながら、ブナの新芽やミズナラの新芽にコルリはいないかとルッキングしながら登って行きますが手ごたえ無しです。
そんな中、少ないながら外道が飛び回っています。素手でナイスキャッチ! オオォ・・・、ヒメスギカミキリじゃありませんか。
スギの大害虫は、ただ今、活動中なのですね。


<1年ぶりです>

思い出したように、飛びすがるヒメスギカミキリをネットインしながら、一時間以上歩いて、最初のコルリポイントです。
昨年はここで、ミズナラの新芽に来ていた♂を採集しました。怪しい影が、ブナの梢に着地したことを確認して、闇雲に掬います。
おお・・・、いきなり、コルリ♀なのね。


<出来れば♂がよりし>

今季、初コルリであります。追加個体を狙いますが、外道ばかりです。ポイントケンちゃん目指して、再び歩き始めます。


<ケンちゃん標高>

予定通りにポイントに到着しますが、新芽硬し。怪しい影はまばらであります。遂に、再び、外した模様であります。
4月中のコルリ採集は難易度が高いのね。暫し粘るもの、寂しい状態が続きます。
残念ですが撤収です。


<♀を待つ君>

コルリの代りに、今日は、ヒメスギカミキリが飛翔しています。数匹のオス個体が、ススキの枯葉に止まって、メスを探索しています。
こんな時の普通種って、カッコ良く見えますね。


<りりしいお姿です。>

ポイントケンちゃんでのコルリ新芽採集まで10日間はかかりそうです。積雪は少ないものの、意外と季節が進んでいないことに驚かせられました。
次回のコルリ採集が楽しみです。

採集結果
コルリクワガタ  1♀
ヒメスギカミキリ 4♂♂1♀

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