4月8日(日)

昨日のギフチョウ最終を受けて、本日も早朝から出撃であります。
早くポイントについても、10:30からが本番なので、仕方がないのだが、ま〜ぁ、逸る気持ちに身をゆだねましょう。
早朝のサクラ通りは、ガラガラであります。昨夜は、さぞかし夜桜見物でにぎわったことでしょう。


<早朝の桜>

昨日のポイントに到着早々に、1個体を逃し、採集手腕のショボさに自己嫌悪に落ち込んだ。
流石に、2個体目はネットインです。朝早くから飛びまわっている個体は、当然、擦れております。
羽化直後の個体を期待いたしましょう。


<少々擦れてはいます>

コナラ2次林だと思っていたら、ブナが入り込んでいます。
ブナ2次林なのだ、ブナは何処にでもあるのだね、流石に、コルリはいませんでした。
20〜30分ごとに、ギフが舞い降りてきます。斜面ブッシュなので、最終は極めて困難です。
ネットが振れない。追跡できない。成り行きとして、ネットを上から被せる採集しか出来ません。
おまけに、相手は敏感で軽やかに飛翔している。
目視した個体の半数以上は逃しました。
独り悔しい思いをしていると、何やら近くのスギ林から落枝を踏みおる動物の足音が聞こえてきた。
クマか? イノシシか? カモシカか?
ブルーのネットを持った人間だった。
相手から声をかけてきた。一通りの挨拶を交わすのだが、ブッシュが邪魔で、相手の様子が分からない。
地元の蟲屋の様だ。まさか、高橋先輩なのか?


<福井の標準的な黒っぼい個体>

2桁ほど採集できたので撤収することにする。ここでの採集は難しすぎる。
2次林から脱出し、クワ車へ向かう。
此処で先ほどの蟲屋と再開です。やっぱり、高橋先輩でした。
私もビックリ、高橋先輩もビックリ。こんな時期に、こんな場所で出会うのは蟲屋たる所以であります。
「よく、此処のポイントがわかったね。」と誉められてしまいました。「蟲屋の本能ですよ。」と、切り替えします。
高橋先輩には、蟲のみならずアンモナイトでもお世話になっている。
たとえば、http://www.mitene.or.jp/~asano/kuwa/an01.JPG  は、高橋先輩のアドバイスのお蔭であります。
こんな経験は、一生に1度だけでありましょうか?


<お堀のサクラも満開>

さて、早々に帰宅後、統一地方選挙に出向きます。国民、県民の義務であります。
清き一票を。

採集結果
ギフチョウ  12♂♂

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