3月4日(日)

今年の暖冬といったら暖かいを通り過ぎて暑いくらいです。この激しい暖冬に、蟲達は、ど〜よ〜しているのでしょうか?
一番ど〜よ〜している私が、その様子を伺いに行ってまいりました。いつものギフチョウポイントへ行くことにします。

クワ車を停め、装備を久しぶりに背負い込みます。温かい日差しの中を歩いていくと、何やら見たくない物が置いてあります。檻です。ターゲットはイノシシでしょう。クマだったらドラム缶を使います。
猪年にイノシシが大暴れするなんて年男の私としましては、肩身の狭い思いです。山中では、出会いたくないイノシシです。出会ってしまったらどーしましょう。
クマ用カプサイシンスプレーは効果がありません。ワンタッチ傘で威嚇すると効果があるそうです。こんな天気じゃ傘はありませぬ。


<年男は入っていけません>

檻をやり過ごして進みます。
危険物安置所周辺で、テングチョウとアカタテハが舞っていました。
幸先良いですね。蟲の活動は良いようです。


<翅の破損が乏しい>

テングチョウを注視すると、翅の破損が皆無であり、いかに雪害の影響が少なかったが伺われます。
アカタテハも同じく翅の損傷は軽微であります。


<凛々しい>

いよいよ、ギフチョウポイントに足を踏み入れます。
山桜は、一輪、二輪、三輪程度の咲き始め。ショウジョウバカマやタチツボスミレも散見程度の寂しさです。


<マンサク全開>

ただ、マンサクは全開です。
ポイントで、ギフチョウを待ちます。  あつっ・・・。   日差しが、あつっ・・・。
余りの暑さに、別のポイントへ移動をかけます。

ここのポイントも、あつっ・・・。この分だと、今日の最高気温は20℃以上だろうね。
スジボソヤマキチョウの♀が産卵をしていました。食草は、クロツバラやクロウメモドキだ、ベニモンカラスシジミを飼育したときにおせわになりました。
これにて撤収です。


<スジボソマキチョウ卵>

まだまだ積算温度が満足ではなかったようです。今週は水曜日から寒気が進入して大荒れの天気になるようですが、それが開ければ、ギフチョウの飛翔が見れそうです。
ど〜やら、今年は、2002年並みの早い蟲の動きになりそうです。注意せねば、ブナの新芽全開の憂き目に会いそうですね。

採集結果
ボ〜〜ズ。

戻る