7月22日(土)

先週から、2年前の福井豪雨を髣髴させるような天候が続いているため、福井県内の3桁国道は、いたる所で通行止めです。
1000mブナ林に行きたかったのですが、叶いません。
先々週のポイント星一での灯火採集を受けて、今夜は、日本海斜面での灯火採集です。
南系のレアな蟲が採れればナイスです。クワ系は、コ、ノコくらいですね。

早めに自宅を出発して、現地で灯火ポイントを物色します。


<今夜の現場>

今夜は海風が強いので、大きなカラスサンショとアカメカシワの林床に屋台をセットすることにしました。風除けです。
それでも、風が心配だったので、スクリーンは半分しか使用しません。

今夜は、漆黒の闇の中にとんでもないライバルが幾らかいます。
1つは、はるか沖合いでのメガワットを発揮しているイカ釣り漁船軍団。


<メガワット>

2つは、砂浜ビーチで盛り上がっているカラオケ&盆踊り大会。
これは、HONDA発動機の単調なエンジン音しかない灯火採集を盛り上げてくれます。


<迷惑な楽しみ>

3つは、20:30〜21:00まで間断なく発射された尺球群の轟音と閃光。
水平方向200〜300mで炸裂する花火に蟲達も萎縮しているみたいです。確かに、集まりが貧弱です。

そんな中、カラオケの歌声にのってミヤマ♂の飛来です。
可哀想に、触角が2本とも切れています。


<可哀想だがヨシヨシ>

続いて、としおーんも到着です。彼は、盆踊り渋滞を切り抜けての到着です。

  
<としおーんとコクワ♀飛来>

オオミズアオも到着してますが、豪雨の影響でしょうか、しみだらけの翅です。

花火大会が終わり、少し涼しくなってから、蟲が集まり始めました。


<ノコ♀飛来>


<ミヤマ♂飛来>


<う〜ん、どっちでしょ?>

  
<フタオビミドリトラカミキリ>

とま〜ぁ、ツマグロツツカッコウムシも飛来して、コンパクトながら趣のある灯火です。
当たり前ですが、ブナ帯とは顔ぶれや雰囲気が違いますね。
ここのポイントは、定点観測をする予定なので、8月の中下旬と9月の上旬にも灯火の予定があります。
雨が降らなければ、仕事が順調に消化されれば、蟲の集まり具合が楽しみです。
南方系のレアな蟲を拝みたいですね。

採集結果
ミヤマクワガタ   2♂♂ (友人へリリース)
コクワガタ     1♀
ノコギリクワガタ  1♀
20mmな変な蟲を少々同定中

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