5月14日(日)

GWが過ぎたものの、未だにクワに恵まれない日々が続いている。
前回の雪上歩行は、クワ貧の極みでありました。
今回は、哲ちゃんの言葉を鵜呑みにして、ポイント明石へ行くことにしました。
良きブナ林があって、ヒメオオクワを樹液採集したらしいのですが・・・。
好天に恵まれ、現地到着です。


<今日のクワ場>

装備を整え、標高差500mの直登に挑みます。
最初はスギ植林の小道です。3月の大雪の影響でしょう、倒木が小道を塞ぎます。
スギの木に集まるカミキリを探して樹皮をめくりますが、コメツキしかいませぬ。


<エンレイソウ>

いよいよ、急登が始まりました。スギ植林の次はミズナラ−ブナ混合林です。ミズナラの巨木と穴を目の前にしてびっくりです。
登山道には、例年になくブナの発芽が多く見られます。少し持って帰ってもよいのですが、枯れちゃいますね。種子から発芽させるのが良いです。

ど〜しても、下を向いて歩くとコレが目に入ります。
沢山落ちています。
蟲が沢山いるということですね。
可哀想ですが、1つを広げてみました。
やはり、念入りに織り込まれており、簡単には広がりません。


<これが>


<丸まっていたのだが>


<2つ折りになっていている>

ブナの若葉に産卵されている。
下手だが、再び丸めて、林床におきます。
孵化した幼虫は、緑の若葉を食べるのでなく、程よく発酵した若葉を食べるらしいですね。
う〜ん、飼育してみようかな?
う〜ん、無菌操作が必要かも?

上のアリは、オトシブミが切断した葉からの樹液を舐めているよう
<フリーズ>

暫くして、ホツツジの幼木にオトシブミを発見。
キミは、ヒメクロオツジブミのクロイタイプなのね。


<歩行する>

画像をいただく間も、忙しく歩き回る。
オトシブミは面白い。
70分かかって直登が終了し、尾根道になりました。
本格的にルッキングを開始する。


<未だ雪多くブナの幼木少なし>

ブナ群落の年齢が若く、予想外に幼木が少ない。ミズナラやトネリコも探すが芳しくない。
けど、早春のブナ林は美しい。ハイキング気分で頂上に到着してしまった。


<昼食にします>

頂上付近の新芽を探索するものの、ヒオドシチョウ、キアゲハが占有するのみだ。
春だな〜ぁ。


<最近ご無沙汰しています>

蟲の気配が少なくて撤収です、残念。
面白いモノを見つけました。
ヤドリギです。寄生植物なのですが、シアワセが宿るとの樹木コトバがあるそうで、友人の結婚披露宴のときに葉っぱを手渡されて教えられました。


<しっかりと枝の食い込んでいる>

確か美味しい実がなって、小鳥がついばんで、別の木々へとウンチと共に移植するんでしたよね。
これが美味しい実?


<見た目には今一>

70分の直登を35分で下ります。
駆け足で下る中、見つけてしまいました。
文を作っている、ウスアカオトシブミです。
風が強かったので、手でたぐり寄せてもデジカメを接写してもフリーズしません。


<熱心に・・・。>


<フリーズ>

やっと蟲が動き始めました。harehoreの身体も動き始めました、良き傾向です。
いつになったらクワ採集ができるのでしょうか。いい加減、何でもいいので採集したいものです。
次回は、いよいよコルリへのチャレンジです。楽しみです。

採集結果
ボ〜ズ。

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