5月3日(水)

さて、待ちに待ったコルリ新芽採集であります。
但し、マイナーポイントであります。メジャーポイントはまだまだ雪の中なのであります。
軽く装備を背負い込んで、標高差500mの頂上を目指します。

獣避け電流針金が配置されていました
<今日のクワ場>

アカマツ2次林を登っていきます。途中の倒木の凄まじさには困ったものです。当に、障害物登山のそのまんまです。
急な上りなのに、リズムが崩れてしまい、余計に体力を消耗してしまいますが、丁度良いトレーニングかも?
尾根道までの中腹で、カンアオイを多数見かけました。
付いているはずです。


<こんな感じの新芽には>


<必ず付いています>

母蝶が飛びやすく、食草を見つけ易いのか、登山道脇の新芽には決まってギフチョウの卵が付いています。
無論、コレを採集に来たわけではありません。

よ〜やく、ブナ帯に入ったようです。
足元には、いろいろあります。暫し観察を。


<こんな物を拾っても>

多くの種子は、動物達の餌になりますが、こ〜やって、次世代も生き残っています。確か、昨年の秋は、実り豊作でしたよね。


<双子葉植物>

どうにかこうにか、フラフラになりながらも頂上に到着です。
いよいよ新芽ルッキングだよ〜ん。
あ〜ぁ、よさげな新芽がイッパイだ。


<ポイントになりそう>

新芽の膨らみ具合や天候や気温に反して、外道が少ない。無論、コルリの姿も見られない。
1時間ほど、徘徊が続くが、状況は好転しない。
う〜ん、まだ早いのか?
例年より2週間以上遅れている。


<此処に付いていてもおかしくない>

独り寂しく撤収であります。


<わが職場エリア>

とぼとぼと下山し、クワ車に到着、装備を解き、一服した後、帰路に着こうと方向転換していると、近くで農作業をしていたおじいさんが話しかけてきた。
こんな時は、疲れていてもお話をしっかり伺いましょう。
このおじいさん、お話が止まりません。
独りで山登りに行くと危険な事、道に迷うと頓珍漢な方角へ降りてしまうこと、クマやイノシシは危険であること、細君を連れて入山すべきこと、携帯電話を過信してはいけないこと、万が一遭難したときには海ではタダだが、山では有料だ・・・。
30分ぐらい、お話を聞いてしまいました。
このおじいさんは、一日中独りで、田圃の田植えの準備をして、寂しかったのでしょう。ようやく開放されました。
ヌルが続きます。

採集結果
ボ〜ズ。

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