4月29日(日)
今年の春は、遅そうで、早いエリアがあり、モザイク状態で春が進行しているようである。
こんな時は、思いっきり外しそうなのだが、フィールドへ出れば何かあるものだし、それこそ見つけなければなるまい。
2006年GWの先陣を切って、低標高ブナ林を目指すことにした。
<此処から登ります>
あわよくばコルリの新芽採集に成功するのだが、そうそう甘くないようだ。
去年は、ブルトーザーとユンボに行く手を阻まれたのだが、今年は倒木である。
凄まじきもの。
この時期は、早いも勝ち山菜取りオジサン・オバサン達が大量に入山しているのだが、影も形もない。
とにかく、歩く。ふらふら歩く。
<凄まじき物>
途中の新芽を覗くが何もなし。
歩く。
<全開>
程なく、目的地に到着する。
このお社の周辺が今日のブナ林である。
ショボイけど、祟られない程度に楽しみましょう。
では、完全装備にて突入です。
<お社です>
いきなり絶景であります。今日は、南風が強く所々に白波が見えます。
こんなに強い風では、飛ぶものも飛ばないので、風影を丹念にルッキングします。
天道虫しか居ない、コルリとオトシブミは何処だ?
<絶景>
林床にたたずみますが、葉っぱ全開であり、取り付く間もありませぬ。
陽だまりには、あ〜、ギフチョウ達が乱舞しております。
立ち枯れもチェック! 倒木もチェック!
<緑葉燦燦>
おりょ! ナンカいます。 ヒノキの幹からずり落ちた小さなカミキリを確認。
では、じっくり観察して待ちましょう。
<ブナ林床・ヒノキ倒木・日当良好>
はい、はい、いました。
<ペア>
ヒノキの樹皮の間をすばしっこく歩き回る蟲をゲット。
確か君は、ヒメスギカミキリでしたね。スギカミキリよりスマートですね。
<キミは♂>
次は。
<貴方は♀>
余りにも、蟲の動きが早いので、日陰で探すことにする。
いる。樹皮に隠れている。触角が見える。脚が見える。ウッシッシッ!
<日陰で捲ってゲット>
<御取込中>
撮影させていただきました。
<ズ〜ムアップ>
満腹なので、撤収です。
またまた歩きです。
今日の採集エリアは、バード関係では有名な場所です。猛禽類もいるそうで、それらしき鳴き声も聞こえます。
美しい鳴き声の主は、オオルリ♂です。ペアで目の前に現れました。画像を頂き。けど、こればかりは機材の性能の限界です。
<瑠璃色の白斑が素敵>
あ〜ぁ、疲れた。久しぶりの採集は良き疲れです。
明日も出撃だ。
採集結果
ヒメスギカミキリ 9♂3♀