7月17日(日)

早いもので、福井豪雨から丸1年がたとうとしている。確かあの日は、ユウキくんのバレーボールの試合があり、朝からアッシー君をしていた。物凄い雨の降り方に閉口していた。当日は、ライトトラップの予定だったが、それどころではない1日が始まったのだった。本当に大変だった。
1年たっても、豪雨の爪跡は完全に無くならず、いたる所で、昨年の災害の凄さをしのばせている。また、福井県内の3桁国道と各林道は寸断されたもの、ようやく復旧がすすみ、今夜は、久しぶりにポイントNMへの灯火である。漆黒の闇で焚きます。嬉しい限りだ。

早めに自宅を出発して現地入りする。今夜の月齢は芳しくないが、ライト類はフル稼働にて集蟲力を発揮していただきたい。いつもの場所にて設営を完了し、闇を待つばかりだ。


<本当にクワは来るのだろうかと無駄な不安が立ち上がる>

今夜の狙いは、大型ミヤマクワガタ♂である。えいもんさんの画像に刺激されてしまった。あこまでウッドパネル調のクワではないけど、毛深いクワいらっしゃ〜ぃ。
20:30のゴールデンタイムを過ぎた頃から、ぼちぼち♀が飛来してきた。

  
<まずはアカアシ♀>

ミヤマの♀も負けじと飛来する。皆さんやや小ぶり。

  
<♀ばかり>

今年は新しい蛍光灯を1本追加した。熱帯魚観賞用ブルーライトだ。その効果を、ブラックライトと比較してみよう。右がブルーライトで左がブラックライトだ。

  
<右のブルーライトはショボイ>

時期が早いのだろうか?蟲の数が今1つの賑わいだ。蛾が少ない。かといって、オオミズアオは健在である。カメムシが少ないのは助かる。

ミヤマ♂が飛来しない。少々焦ってしまう。出来ることは、ただジッと待つだけ。野ウサギが林道を横切る。

時間が過ぎ去っていく。


<♂がこない>

今回は、スクリーン直撃の個体より、周辺着地の個体が目立つ。今まで気が付いていなかっただけなのかも知れない。
注意深く周辺の草むらを探索すると♀ばかりが落ちている。


<21:30ごろのスクリーン>

あら・・・、♀が1匹へばりついている。


<立派なミヤマの♀>

今夜は、ここのスクリーンの右下に沢山集まってくる。
ココの場所には、ノーマル蛍光灯があり、周囲の草むらにクワが落ちている。

  
<脚の赤いミヤマ♀と背が黒いアカアシの♂>

踏み潰さないように慎重に懐中電灯で足元を照らしながら探索を続ける。


<素敵なコ♂>

依然としてミヤマ♂は飛来せず。

こんなにミヤマクワガタの採集って、難しかったっけ?

今夜は、♂が飛ばぬ理由が何がしら有るのかもしれない。


<今年もいらっしゃいませ>

23:00を過ぎたところで、撤収を始める。
何か不完全燃焼な灯火でありました。


<魅力的なイルミネーション>

今季、本格的な灯火で、期待が大き過ぎたようで、空振りな夜でした。標高が高いだけに、少々時期を遅らせた方が良かったのかもしれません。
狙い目は、標高500m前後のミズナラ林なのでしょう。
装備を整え直し、ポイントを絞り込んで出直しましょう。

採集結果
ミヤマクワガタ     6♀♀
アカアシクワガタ   1♂3♀♀
コクワガタ        1♂

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