5月14日(土)

いつもの様にクワ関係のHPをのぞいていたら、吉田さんがマグソ採集に行かれている。私も行かねば。そー言えば、マグソがいそうなポイントを1つキープしておいたはずだ。早速、数少ないマグソ情報を集めて、現場へ赴きました。場所は、嶺南東部 SHIであります。灯火採集やコルリの材割りにに訪れた場所であります。上流部には立派なブナ林があり期待できます。

現地到着。
今回は黄色い長靴にお世話になります。根掘りヒラタ採集以来です。では、川原に下りて上流を目指しましょう。


<スタート地点>

川幅は広く、80m位です。一面の砂利状態ですが、所々に材が埋まっています。ムシは皆無です。丁度、クモマツマキチョウの生息環境に似ています。けど、飛んでいるのはツマキチョウです。


<渡し>

早瀬を渡り、上流を目指します。こんな所を歩いている人は私だけ、不審者です。釣り人は、朝と夕に活動します。大きな立ち枯れの材をルッキングすると、産卵中の♀ハチに遭遇。


<なぜ、幼虫の居場所がわかる?>

成るほど、聴診器持参で材割するのも手の1つだ。こんな感じで、賽の河原を歩いていくと、不振なワイヤーが両岸に渡されている。コレは、ひょっとすると土石流センサー? 土石流が起き、ワイヤーを押し切り、スウィッチオン、下流で警報が鳴る仕組みなんでしょうね。けど、1本でセンサーの役割りを果たすのだろうか?

かつて、岐阜県某所でみた、土石流センサーワイヤーは、何本も張り巡らされる念の入れようだった。
<怪しいワイヤー>

賽の河原のムシは貧弱だ。


<カメノコテントウ>

川幅が狭くなり、ムシの影がちらりほらりと見え隠れする。いよいよ、マグソ採集なのだろうか? とんでもないクワガタなので、コガネムシ採集の要領でないと採集できないらしい。怪しきものはネットインする。


<いよいよ、ムシが濃くなり始める>

しかしながら、ハンミョウのパラダイスだ。せいぜいコメツキ。日当たりの良い砂地、岩、枯れ枝の先端などなどをルッキンするが何もなし。


<画像にすると美しさが半減する>

いろいろなムシに騙されながらも、更に騙され続ける。


<最初の堰堤>

状況は、虫捕りではなく、魚釣りの雰囲気が強く漂う。川幅が狭く、見通しが悪くなってきたので、カプサイシンスプレーを腰に装着する。ここのエリアは、クマもさることながら、ニホンザルにも注意が必要だ。

こーやって生痕化石が出来るのね
<蹄>

上流部を諦め引き返す。スタート地点より下流部にマグソに良き環境が広がる。


<日当たりが良く・埋もれた材が豊富・砂と砂利が適度に混じる>

これ以上の良き環境はないはずだ。
けど、
マグソはいない。
イメージでは、ぶ〜んと茶色い塊が地面すれすれに飛行しているはずである。試しに、両膝付いて、ローアングルから周辺を伺う。
けど、
マグソはいない。
あ〜ぁ、完敗であります。

採集結果

ぼ〜〜〜ずであります。

戻る