4月17日(日)

待ちに待った週末がやって来ました。大陸からの移動性の高気圧に日本列島は覆われ、福井県地方の降水確率は0%であります。
以前より目をつけていた若狭の照葉樹林へ行くことにします。
目指すは、ヒラタ、チビ、おまけでギフチョウ、ネブトもありかな? 珍しく、今日は、息子のユウキくんがご同伴であります。
さて、延々R27をひた走り、現地到着であります。

画像の右手の照葉樹林を攻めます。
<ノンビリとした漁港>

この手の漁港への道は狭く、駐車スペースもななまりませぬ。それでもどうにか準備万端整い、採集開始であります。
地元の軽トラのオジサンが声をかけてきます。ご挨拶を兼ねて、情報収集です。クマは、あっちの山では出そうですが、こっちの山では、イノシシが出るとのことでした。クマ撃退スプレーを持参してますが、イノシシには効果が期待できません。スプレー発射に関わらず、突進してくるでしょうから。
照葉樹林とスギの植林、さらに竹林の間を抜ける林道をひた登ります。

これがまた荒れた林道なのだ。XC70では無理。
<おのぼりさん>

残念なことに、ムシが少ないです。
ひたすら登山。
最後の登りは階段でした。

よくある最後の階段。登りきると広場の場合が多い。
<最後のおのぼり>

ムシのいない寂しい林道を終えて、最後の階段登りです。途中の林は、立派と言おうかほったらかしと言おうか、ワイルドだったので、山頂に集まるムシに期待をいたしましょう。
お約束通り、山頂は広場であり、コンクリートのベンチまでありました。
さて、ギフは飛んでいるでしょうか?


<山頂広場>

クマンバチが数匹、ルリタテハ越冬個体が占有し、ルリシジミが舞ってます。
ユウキくんに、ギフ採集をまかせて、私は、照葉樹林へ材割り突入です。
手ごろな材は幾らでもあります。白材、黒材、赤材。
ガンガン行きますが、出ない。
コクワすら出ない。(◎)もないことだし、こりゃだめだ。
再び、広場に戻ると、ユウキくんも寂しそう。ギフは出ないようだ。
移動をかけることにして、早速下山です。


<頂上広場からの展望>

ココまで来て、ボ〜ズは避けたい。
ユックリ辺りを観察しながらの下山です。何かしら寂しいと思ったら、吸蜜植物が極端に少ないようだ。スミレやショウジョウバカマがありませぬ。

林道脇での採集。
<オープンスペース>

所々のオープンスペースで、ムシを探してみる。小さなムシがターゲットだ。
いるいる、何やら木の花に集まっている。カミキリムシか? コメツキか?


<トゲヒゲトラカミキリ>

未だ見たことがないほどのちんこいトラカミキリが、枝の上を歩き回っている。
何だこれは?
この辺が昆虫採集のオモロイところですね。とりあえず、採集。画像も頂き。

相変わらずデジカメの解像力には脱帽する。
<人の気配にフリーズ>

結構楽しめたカミキリ採集だ。この調子で、今からガンガン行きたい。早いとこ移動だ。
そんな折、近畿支部長からケータイが入る。ギフ採集に来たものの暑いとのたまっておられる。確かに今日は、暑すぎだ。日差しも強すぎる。
細い路地を抜け、次なるポイントへ到着。
ココの林は、十数年前に初めて訪れて、カンアオイを確認している。ギフがいるはずだ。その後、2回ほどギフ採集に訪れているが、全て惨敗である。今年は、リベンジできるか?

豊富な材
<出るかギフ>

やっぱり出ません。
材割へ。
やっぱり出ません。
ど〜も、ココは相性が悪いのか?
ユウキくんは、ハンミョウ採集に走り回ってる。
林的には悪くないのだがムシが少ない。ココは虫が多くて有名なのだが。夏場にライトトラップで再挑戦でも良い。
てっしゅう〜う。

これだけでは寂しいので、シロバナタンポポを観察して帰りましょう。


<シロバナタンポポ>

福井市周辺では、シロは少なく黄色ばかりです。


<黄色のはセイヨウ>

西へ行けば行くほど白くなっているます。

シロの点々がシロバナタンポポ
<生息地>

満足できない採集結果ではありますが、良き脱日常化の日でありました。
春先のムシの活動は新鮮でよろしいですね。
次回の採集は???

採集結果

トゲヒゲトラカミキリ  少々

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