8月11日(水)

ど〜も灯火の塩梅が良くない。何だか山が荒れている感じがする。
更に、台風・雷雨・月齢・家事などのさまざまな巡り会わせで、蟲の動きが判らなくなってしまった。もっと、耳を澄ませば良いのに。

再び、ポイントЭへのトライである。
前回は微妙な風に悩まされたのだが、今回は無風である。スクリーンの立ち位置を少々変えて、蟲の飛来を待つことにしよう。

黒濃紫雌、痛々しい。
<今年も飛来>

蟲の動きは良いようだ。早速、外道たちが集合する。
カブトの雌は、動きが早かった。今夜もセミが多い。

そんな中、クルマのエンジン音らしきものが聞こえ、見え隠れしていたヘッドライトが接近してくる。
なんで?
こんな山奥に、それもこんな時間帯に車が走っているのだ。
やがて、白いライトバンが登場する。
慌てて、林道の真ん中にあったハロゲンを隅っこへ移動する。
当たり前だが、車を止めて運転手が話しかけてくる。

運転手 『すいません。この先、通行止めかね?』
はれほれ 『現場まで入ってませんけど、路肩が崩れて通れないみたいですよ。』
 『ほな、行くだけ行ってみるよ。ありがと。』
はれほれ 『ど〜も〜ぉ』

一昨年、ここで灯火をしたときもクルマが通りかかったが、地元の爺さん軽トラなので納得できる。
それも、夕方だった。

しばらくすると、U〜ターンしてきた白いライトバンがさっさと通り過ぎていった。
やはり、通れないようだ。多分、一昨年、オニの♀を採った辺りで崩れているはずだ。
トンだ外道様でありました。
場所と時間が尋常でない為にビビリますよね。

ここのカブトは雌しか来ない
<弩派手に登場>

さて、肝心のクワが集まらない。
今夜は、フルパワーでの操業なのだ。

多分どこの灯火もこんな感じ?
<タコ足配線 8本あるはずだ>

こんな感じで、蛍光灯6灯とハロゲン1灯での620AVなのだ。
620Wとは、もう使わないのね。

さて、クワ来い
<なかなか美しい>

ところが飛来したのは、オオミズアオ約20匹。
集団での飛来でありました。

ココだけで10匹いる  
<今夜はオオミズアオが主役>

前回に引き続き、貧クワ状態が続いている。
寂しい限りだ。今年のコルリの時期が異常に早かったように、既にブナ林のクワの時期も終了なのだろうか?
だとしたら、今年の灯火はホントに終了せざる負えない。大惨敗の灯火採集進行中だ。

採集結果
 ど〜しまひょ、ぼーずでございます。         

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