8月7日(土)

早いもので、いつの間にか8月に入ってしまった。のんびりはしていられない、月齢も良くなりつつある。灯火に行かねば。
しかしながら、
福井県内の3桁国道のコンディションは万全ではない。無理を承知で、ポイントΨへ、だめだったらポイントЭへ向かうことにしよう。
福井県内は、夕方から積乱雲が発達し、山間部では雷雨になっている場所がある。夕食後、積乱雲の真下へパサートを進める。ポイントΨへの分岐点に差し掛かる。やはり、進入できないようだ。取って返して、ポイントЭへ向かうことにする。

ポイントЭへの灯火は久しぶりだ。ミヤマ、アカアシ、コ、オニ、ヨコヤマ等が採集できたブナ林であるように優れた採集ポイントだ。おぉぉ、親イノシシがウリボウを5匹連れて林道を歩いている。ニホンザルもここで見かけた。モノノケノも多いポイントだ。クワを期待したい。
林道が荒れている。
例年になく林道への土砂の流入や落石(不吉な)、木材の散乱が激しい。そうとうの雨が降っているらしい。『通行止』の看板がいつ出るかびびりながらコーナーを曲がって行く。

御馴染みの看板になってしまった
<遂に出現>

遂に通行止の看板が出てしまったが、出た場所がポイントЭである。早速、屋台を広げる。
20:30からの遅い点灯となったが、早々に蟲が集まり始める。

1匹目のアカアシ  2匹目のアカアシ

タイミングは合いましたが、フレームから外れてしまいました。2匹目のアカアシです
<アカアシ君たち>

灯火セッティング終了と同時に、アカアシ♀が飛来する。幸先が良いぞ。

これは、ミヤマカミキリ  これはシロスジカミキリ
<大型化カミキリ>

蟲の活動は良いようだ。ミンミンゼニやヒグラシ、オオミズアオが数匹乱舞している。小型の蛾は多いのだが、スズメガの仲間は少ない。
甲虫も少ないぞ。

手前から、捕虫用蛍光灯、ブラック蛍光灯、白色蛍光灯
<3種混光>

いつもの様に、ハロゲンにて遠くの蟲を引き寄せ、短波長光線にて着地させる作戦である。台風12号の時の灯火で、捕虫用蛍光灯を1本割ってしまったので、今夜はそれが1本少ない。代用の白色蛍光灯はなかなか健闘している。

下にも捕虫用蛍光灯を2本
<下からも光線>

ハロゲン光より、紫光に人気があるようだ。有象無象が犇めき合っている。

とりあえず賑やかだが甲虫が少ない
<夏の外道たち>

ココへ来て困ったことが起きてしまった。
風だ。
弱い風なのだが、微妙に強くなったりする。丁度、切通しのまん前に屋台を広げたので、ここを通った風が集中してスクリーンに当たっているのだ。何とかせねば。最悪の時には、フレーが転倒し蛍光灯が破損してしまう。

スクリーンをはしょりました
<風通し>

さらに、この風が冷たく湿気を含んでいるのである。一時は、ポイント全体にガスが立ちこめた状態になった。

冷たい風のせいで20℃
<これ以上下がらないでね>

はれほれは、いつものように上下ジャージで、汗をかきかき屋台のセッティングをしたのに、20℃では涼しすぎだ。

今回は♀のアップ
<今度は♀ね>

最初の勢いはどうしたことやら、全く甲虫が飛来しない。

極小ココクワ  

撤収間際になって、コ1♂が飛来する。何故か傍らにはミミズがのたうっている。何でだろう。這って来た様子はない。上から落ちてきたのだろうか?。
しょぼずぎる灯火結果だ。ミヤマの♂が来ないことが残念。それらしき姿がさっき飛んでいた。
今週の月齢の良さを逃さず灯火だ。集中灯火だ。

採集結果
 アカアシクワガタ   2♀♀
 コクワガタ       1♂           

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