7月3日(土)

月齢が芳しくないのだが、予てより思いを寄せていたポイントへ赴くこととなった。今年の灯火セットは、ブラックライトを2本追加し、蟲達を更に集合させようとするものとなった。果たして、その効果は如何ほどか、試すのが今夜である。昨年までは、林の中での灯火が多かったのだが、今年はオープンスペースでの灯火を多くしようと考えている。ま〜ぁ、黒いクワに来て欲しい一念である。

早々にポイントに到着し、セッティングを開始する。

広々ロケーション、楽なセッティングよ
<今夜の灯火>

500Wハロゲンにて、遠くの蟲を引き寄せて、短波長の蛍光灯にて着地させようとの計画である。まず、アカアシが複数飛来して、その後、茶色と黒いクワが飛来する予定である。
日没後、早速点灯する。満月が出るここ3時間が勝負である。点灯するやいなや、無数の小型のコガネムシ???が飛来する。予想外な展開であ〜る。

コマイ蟲達
<う〜ん>

アカアシ来ず。
かわりに、気温がどんどん下がる。まだ梅雨明けしていないので仕方がないのだが、標高500mだから寒いわけだ。いつものトレパントレシャツなのに、あまりの寒さに耐え切れず、レインスーツを着込んでしまう。
すっかり、蟲達もお寒い状況だ。

寒いんですよ、スクリーンに来ている蛾が震えていました
<18℃です>

茶色いクワ、黒いクワも来ず。
オオミズアオやスズメガの仲間は飛来するのだが、いずれも、スクリーン上で震えている。はれほれも震えている。今回は、冷気に遣られるのだろうか、せめて、月の出までは粘ることにする。

来ないでください
<黒シデ蟲>

遂に出てしまった。クワを1匹も見ずに、満月が遂に出てしまった。満月の100万ワットの光に山々の稜線が浮き上がってくる。万事休すだ。
撤収!

灯火最大の敵満月登場
<月の出でございます>

以前より、楽しみしていたポイントでの灯火だったので、ボ〜ズとはガッカリだ。低温とはいえ、ポイントを外した様だな。昨年同様、今年も人知れない漆黒の闇での灯火を目指しまひょ。

採集結果
 外道は来ましたが、ボ〜ズでございます。           

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