6月24日(木)
今シーズン2回目の灯火である。1回目は、台風来襲のため現地到着即撤収であった。
今日も平日なので、灯火ポイントは職場から近場を物色した。パサートで30分ぐらいの越前海岸の一角である。
林道を進むと駐車スペースがあり、傍らは梅林だ。3方は、照葉樹林である。
灯火セットを組み終えると、猛烈な頭痛に襲われた。我慢しきれず、助手席で1時間ほど仮眠をとる事にした。初っ端から気合を入れる必要は無い。死んだように爆睡する。何でこんなに眠れるのか不思議なくらいだ。
<19時初点燈>
20時少し前に目覚める。頭痛は治まっているので安心する。
早速、灯火チェックをはじめる。ハロゲンより紫蛍光灯の方が集中力があるようだ。懐中電灯で細かいムシを探していると、目の前にコクワ♀が着地した。灯火初クワは今年もコクワだ。順調この上ない。
<初クワ>
少ないながら、小物が集まっている。エンマムシの仲間、カメムシ、テントウムシ etc・・・。
オオミズアオは3頭来ている。
期待が持てそうだ。
<アゲハモドキ>
小物の中でも、ヨツボシケシキスイは好きなムシだ。いつもは、樹液のスープにドップリ漬かっているか、穴に逃げ込んでいる。
意外と飛翔力はあるみたいだ。
ラミーカミキリが飛来する。相変わらず凄いペパーミントグリーンだ。画像が撮れないのが残念。
<ヨツボシケスキスイ>
単調な時間が流れる。時折、フクロウの声や林の奥で正体不明の物音がする。びびる訳にはいかないが、単独灯火の所以である。
メールが何本か入る。お〜、羨ましい!
<再び飛来>
曇天の空から、水が落ち始めてきた。撤収のタイミングを考え始めた頃、見慣れないムシが、いや、最初はクモかと思った。
よ〜くみるとゾウムシなのだ。↓
<手の長いオニゾウムシでございます>
このゾウムシ、今回の灯火採集のお気に入りです。今年は、オトシブミをはじめ、ゾウムシ方面が調子いいみたいですね。
遂に降り始めたので、灯火の規模を半減にして集虫の様子を見ることにする。
う〜ん、本降りになったので撤収だ。
さて、今回は、初灯火ということで、道具やシステムの確認がメインです。ど〜も、蛍光灯の追加を検討したほうがよさそうである。それから、スクリーンは新しいものに交換ですね。発電機は、オイル交換済で、発電順調で問題なし。今年も漆黒の闇の中でバンバン焚きましょう。
採集結果
コクワガタ 2♀♀(リリース)
甲虫類いろいろ