5月22日(土)

今年は週末ごとに天候が崩れるようだ。先週も雨、今週も雨だ、来週も雨だったらど〜しましょ?
午前中はクモリ、午後からが下り坂になるという天気情報を信じて、早朝に起きてみると、見事に雨音が激しく聞こえているではないかい。
少々不機嫌になりながら、出発準備を整える。ま〜ぁ、行くしかないでしょ。

今年は雨が多く、朝から不機嫌だ
<小雨の中を出発>

今回の目的地は、富山のBH01である。去年は、北アルプスを東側から攻めたので、今年は西側にしたのだ。又この場所は、去年の9月にヒメオオ採集に訪れ、あまりの無残な敗退に採集記すら書く気に成れなかった場所である。
ハッキリ言って、相性が悪い場所である。リベンジね。
狙うは、コルリとツヤハダである。

上は雪だらけだ
<今日のクワ場>

富山に着いた頃には、天候が回復し始め、薄日も差してきた。こーなると、早く現地に到着したく、右足に力が入ってしまう。抑えて抑えて!
いつもの駐車場にパサートを停めてビックリ。予想以上に雪が多すぎる。何となく寒い。辺りを飛び交うムシが少なすぎる。
とりあえず、コルリポイント目指して登山を開始する。1時間以上はひたすら標高を稼ぐことになる。

これはカタクリ、これが咲いているようでは、コルリは未だ  これシラネアオイ、群生しているとスゴイ

  これはキクザキイチゲ、有色タイプ、白色もある  これアッチの山、クモツキが飛んでいそう

<登山中の風景よ>

日々の不摂生の賜物でしょうか、非常に情けない登山である。死にそうだ。太腿がゆーこときかない。心臓が爆発しそう。肺は破れそう。
何とか、目的のエリアに到着する。これからは、五感を頼りにご神木を探すことになる。
予想通り、すり鉢状のくぼ地の周りにブナが立ち並んでいる。丁度、芽吹きが始まった時期で申し分ない。
ただ、雪が多すぎ。去年のWH01でも雪だらけのブナ林が雪解けしてからコルリが飛んでいる。

下を見るとこんな感じ  見上げるとこんな感じ、

ブナの幼木は多いのだが、雪が多すぎる
<今日の現場>

暫く、目立つブナの傍らで様子を伺う。もちろん雪上でである。こんなときLOWAの登山ブーツは頼もしい。
何も来ない。天候が回復し、時折、直射日光がじりじりと肌を焼く。
上昇気流で舞い上げられたミヤマカラスアゲハが数頭通過する。ムシの活動は活発化?
御神木と思しきブナを数本にわたり徘徊する。う〜〜〜ん、ダメか?
ここのエリアは諦めて、登山道周辺の新芽を探索することにする。
これ以上標高をあげても雪だらけので、標高を下げることにする。
しかし、今度は新芽が少ない。少ない新芽をじっと見る。外道もいない。ど〜なってるんだ、全般的にムシが少なすぎ。
遂に、雷鳴が聞こえ始めた。撤収を開始する。

標高を下げると新芽が無い
<一応新芽がある>

この時期の落葉広葉樹林の散策は心が和む。野鳥の囀り、新緑といろいろな花、何と言っても登山者が皆無なのが良い。
雷鳴を聞きながら、登山道を駆け下りる。

これでコルリが採れると最高よ
<ポイント>

フラフラ状態で、駐車場に立ち返る。
此処とは相性が悪いようだ。決して、自然度が低くムシが少ない場所ではないのだが。1週間ばかり早く来過ぎてしまったようだ。コルリの新芽採集はこの辺が難しい所なんでしょうね。ツヤハダ材の探索ができなかったことも残念だ。
いずれにせよ、今年は週末天気が悪すぎである。

採集結果
 ぼ〜ずです。

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