5月5日(水)

災難とは続けて起こるモノなのでしょうか?

右ふくらはぎの肉離れが完治して、ウキウキの今春、イヤが上でもこのGWは、最大のクワチャンスの1つであります。
あれやこれやと企画を練りつつ、4月29日 R158を、パサートにて60Km/h走行中に、落石との激突であります。
高校時代に散々やった物理の問題と同じであります。
「ボーリング大の石をどのタイミングで自由落下させれば、水平方向に等速運動している物体とものの見事に衝突するか?」
左フロント小破で済んだのは、喜ぶべきことかもしれません。パサートくんは、即入院です。
寸での差でフロントガラス直撃もアリな話です。
軽率なウキウキ気分が災いを呼び込んだのかも知れません。人生、塞翁が馬。前向きに考えましょう。
さて、
そんな訳で、代車は、ヴィッツくんであります。

ぢつは、これ怖い
<ヴィッツくんよろしく、仲良くしませう>

別な意味での足が無い状態ではありますが、新芽コルリ目指して出撃しましょう。昨年から行き慣れた若狭のブナ林が、今日のクワ場です。
しかしながら、昨日の物凄いメイストリームが残した曇天の中での新芽採集は、相変わらず無謀かもしれません。
寒冷前線通過後なので、天候の回復を期待しつつ、北陸道でヴィッツくんを走らせます。ヴィッツくんを運転すると物凄い臨場感があります。

標高700mから上は雲の中
<北陸道を降りても曇天>

今日のブナ林への登山は急ぐ必要がないので、山麓部のコナラ・アカマツ2次林へ寄り道してみましょう。
このエリアでの道草は経験がありません。何やら見覚えがある看板が出現してしまいました。
この看板があるとクワが多いはずです。

灯火ポイントチェック
<クマにも落石にも注意>

お〜ぉ、灯火するにはもってこいの場所だ。楽しく遊べそうだ。カーナビに登録。あら、あら、無駄な登録ね。
さて、さて、いつのも場所に駐車いたしまして、登山の準備を始めます。オニューのズボンとシャツを着込んでの出発です。
このズボンとシャツは、馴染みの山屋ショップで昨日購入したもので、乾燥性、保温性、耐摩耗性に優れた一品だと、そこのオヤジに勧められて購入したものである。
今日は、お手並み拝見といこう。
昨年同様、最初は厳しい直登から始まる。
おや、ムシは活動しているみたいだ。

美しい
<フタオビノミハナカミキリ>

この子達はいつ見てもかわゆくて美しい。

意外とデカイ
<アシナガオツシブミ>

今年は、普通の昆虫採集をするので、いずれも標本行きです。
登山口の気温は13℃しかなかったので、登山には丁度良い涼しさなのだが、息が上がってきた。昨年より早い様だ。
やれやれ、よ〜やくブナ林に達したか? 天候曇り、吐く息白く、雷鳴までが聞こえている。新芽採集には、最低の天候だ。回復を期待しよう。
ところが、新芽が無い! 葉っぱ全開だ。

葉っぱ全開
<困りました開いています>

昨年、このクワ場に来たときは、まだ新芽硬く、その分だけ今年は時期を遅らせたのだ。裏目に出たようだ。2年続けて残念。

1週間遅刻の私
<今日のクワ場>

手ぶらで帰るのもなんだし、20mm隊もコルリ新芽採集に出ていることなので、<・>材を集めてみましょう。

<・>材集積の図
<あ〜、ショボイ>

ビン詰め飼育はしたくないので、このままお持ち帰り飼育にします。以前ヒラタで使った手である。

飼育じゃ
<確実に入っています>

徐々に天候が回復し始めている。新芽を求めて尾根伝いに移動を開始する。

新芽が無い
<今回唯一の新芽>

太陽が顔を出し強い日差しを投げかけるが、続かない。根性が無い太陽だ。(誤解、誤解。)
遂に行き着くところまで来てしまった。万事休すのお茶だ。

南に見えるあれは太平洋か?
<もう道がありませんポイント>

撤収であります。撤収となると速いです。疾風の如く登山道を駆け下りて、ビィッツくんのもとで一服だ。
今回のオニュ〜な装備の1つを公開。

後ろから
<Jack Wolfskin CROSS ALP>

容量約30リッター、2室構造。下1室には材割関連の重いもの武器を収納。上1室には衣類・行動食・飲料水等。採集用アルミポール収納済。
更に、サイドポケットには500mlペットボトルが左右で2本収納可。

斜め前から
<Jack Wolfskin CROSS ALP>

ショルダー部は、前面メッシュなので背中が蒸れずに快適であります。昔は、背中だけ汗で濡れてたことがありました。
インターフレームがしっかりしていて荷崩れなし、背中ゴリゴリもなし。
小型のウエストベルトを締めると、、肩越しに掛けていたデジカメがブラブラせずに固定されて安心・安心。
いつも忘れていたザックカバーが底部のポケットに収納済み。
これで、1万円を切っているのだからお買得でっせぇ〜。

そんな訳で、次回リベンジ。

採集結果
 フタオビノミハナカミキリ  5exs
 アシナガオトシブミ     1ex 

戻る