3月21日(日)

仕事も家も大変忙しいのだが、予ての計画通りに四国へ行くことにする。
演繹的に事を処理していくと、どぉ〜もストレスが溜まり、発想が枯渇してしまう。無いエネルギーを振り絞って行きましょうよ。
土曜日のうちに、あれこれと布石を打っておき、止めにチキンドリアを作って食べる。あらかじめメールをとしお〜んに打っておいたのだが、今回は都合が付かず不参となってしまった。残念!
そんな訳で、単独ドライブは寂しい限りだ。CDを2枚購入する。懐かしの80年代フォーク系CDと平原綾子かな?適当に選んだ節がある。
懐かしい甲斐バンド、チューリップ、アリス。おっとどっこいサディスティック・ミカバンド。小田さんのオフコースなどなど。独り20年前にトリップして、歌いまくってしまった。これとは対極なのが、平原さんの低音の魅力。疲れた触覚をなだめてくれる。

大津到着
<今回もヨロシク>

順調に南下を続ける。確か、1年前の四国行きでは、イラク戦争の戦況報道を聞きながらの移動だった。
1年経つと、世界情勢は大きく変わった。
この1年間、色々ありすぎたような気がする。
神戸・淡路・鳴門へと、高速が終了し、一般道にて更に南下する。この辺から急激な眠気が襲来する。ドリンクで対抗するがままならない。
よ〜解らないままに予定ポイントへ到着する。途中、相当頑張ってドライブしたようだ。天候が芳しくないことを確認して、さっさと寝てしまった。よっぽど疲れているようだ。アルコールが欲しい気になれない。
けど、
6:30定刻には目覚めてしまう悲しい習性。寂しい朝食を摂り、早速、照葉樹林に分け入る。

ホント、頻繁に出現する
<いつものマーク>

去年とは、ちがう方面からクワを探し始める。ターゲットは、マメ&ルイスツノである。特に、ルイスツノは昨年からの宿題である。
2時間ほど捜索するものの手がかり無しである。肝心な環境要因を外しているようである。
偶然拾った材から幼虫が出た。マメの生息エリアに入ったようだ。

類椅子は網緒意長い
<マメの幼虫ですね>

この材からは幼虫がてんこ盛りに出る。まだ、若い材のようだ。

これを美しいと感じたらクワ馬鹿ですよ
<シロアリはいない>

コルリの材割と似ているのかもしれない。
樹皮直下に幼虫が多く、白枯材部を目掛けて食い進んでいるようだ。次の材は、劣化が進んだものを調べてみよう。おっと、成虫発見。幼虫と比べて目立ち度が数段落ちる。

おひさしびり♪

手にとって、あの手、この手  マメの女性的なフォルムがイイ
<気をつけい>

劣化の進んでいない材には、大量の幼虫が見られ、比較的発見しやすい。
けど、
成虫は、劣化が進んだ黒い材に潜んでいる。おまけに、幼虫より小さく、黒いので非常に見つけ出しにくい。
ただ、一本の材に多数の成虫が居るので、一匹でも成虫が居たら、とたんに材割が慎重になる。

デジカメの解像度って凄いね
<白材を喰らって赤材にする>

幼虫は、食しながら材を進むので、何処に居そうなのかは大方の見当が付くのだが、成虫は解らない。
材を割ると、なんとなく落ちてくる場合が多い。

たまたま一緒、成虫が落ちてきた
<親子丼>

長いこと一箇所に座っている足がしびれてしまう。手を伸ばして届く範囲の材を5本は暴いただろうか。ぼちぼち、満腹状態だ。
ルイスは見つからない。

こんな材は幼虫ばかり
<これから暴きます>

ぼちぼち、撤収するよ。
腹が減ってきた。昨日から、粗末な食事の連続だ。

湿ってないとダメみたい
<今日のクワ場>

あら、あら、さっきの材から成虫が出てきた。実に見難い、紛らわしい、小さい。

わっからんね、一体、何考えて生きてるんだろう?

さて、最後に大きな赤材を割ってみると、コクワの♀が出る。マメを採集し後に見るとやけにデカく見える。
あ〜〜〜、終了だ。

カロナビのお姉さまに誘導していただいて、寿司屋を探す。お〜、あるある。
けど、寿司屋に到着する前に、何となく普通の食堂に入ってしまった。ただなんとなく。

南国道路だ、沖縄だといっても通用しそうかな?  はい、お目当ての鰹のタタキ
<採集の後の飯は美味い>

美味い。ぢつに美味い。コメが美味い、味噌汁が美味い。鰹が異常に美味い。こんな美味い鰹は無い。
思わず、御飯の御代わりをお願いしてしまった。生きてて良かった。
さて、
満腹になったことだし、お土産を買って、リターンしまひょ。
まず、
妻な人と娘な子には、光物。息な子には鯨系。じじ・ばば方には、お茶系。
こんなもんかな。
日当たりの良い斜面に、ビックリ光景を見てしまった。

何と琵琶の袋がけ、5月頃に食べごろ?
<ビックリ光景>

斜面一面に花盛りの木がてんこ盛りだ。何なんだこれは?

此処にサーファーイッパイ
<太平洋は色が違うね日本海>

睡魔と闘いながらの国道走りが始まる。懐かしのアリスを絶叫してしまうが、リポD飲んだほうが元気になる。
化学物質の威力はスゴイといつも感心してしまう。
カロナビが渋滞情報を告げたので、迂回路を検索させ脇道に侵入する。堤防を走ると、長閑な田舎が広がる。ヒラタがいそうだ。
一台の車が後ろについた。
うん?
VOLVOXC70だ。欲しい!車高が高い。高速が静か。癒し系のシートが素敵。果てし無く速度が出そう。
けど、
高価だ。トランクとキャビンが一体だから夜の撤収後が不安。ちと狭い(パサートがデカ過ぎ)。
うらやまぴ〜ぃ。若い2人ずれが乗っていて、お茶な店に行ってしまった。
あと、5万キロ走ってから考えようか?
で、
神戸の渋滞に巻き込まれてしまった。まあ、予想はしていたのだが。

都会だ。福井は田舎だ。渋滞が無い
<夕暮れ時は寂しそう>

渋滞突破して、名神高速に突入する。ETCは、やっぱり良いよ。装着率が高まれば、確実に渋滞原因の1つをなくせそうだ。
下り桜井付近がやけに渋滞。延々と続いていて空恐ろしくなる。

京都一寸手前辺り、けど、高速は何処でも同じ風景
<Highwaystar>

高速走行後、自宅ご到着である。めでたしめでたし。
事故らず、捕まらず、迷わず、忘れ物せず、迷惑かけず、無事、四国遠征終了です。
けど、宿題が又残ってしまった。

採集結果
 マメクワガタ(成虫・幼虫)   いっぱい 

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