12月23日(日)

あれは今から4ヶ月前の日曜日だった。

今年も、はれほれの地区の運動会が開かれていた。役員であるはれほれは、早朝より運動会の準備である。
テントを立てたり、机や椅子を並べたり、けど、何だか調子が今1つである。
気だるいまんま、競技に突入する。この日は、妻な人と息子は野暮用にて不在だった。みずきちゃんと2人での参戦である。
午前の競技にて、賞品である日用品を稼ぎまくり、親子共々ご機嫌である。
けど、何だか体がしんどいのだ。
町内より支給されたお弁当を食べて、しばし、お昼寝である。ムスメは、友達と遊びまわっているので心配ない。

午後の最初の競技は、縄跳びをしながらの競争である。
久しぶりの縄跳びなので、2〜3度飛んで調子を確かめる。
今度も頂きだ。
スタートラインに並び、やがて号砲が鳴る。
1歩、2歩、3歩、誰かが後ろから、はれほれの右ふくらはぎを激しくキックするのである。
『何だ、コイツ!』と、振り返るのだが誰もいない。
同時に、下半身がフリーズしてしまった。
右足ふくらはぎがおかしい。
はれほれの異常を察知した役員さんたちが駆け寄り、開口一番、
『音せんかったか? 音せんかったか?』
う・・・・!
恐る恐る右アキレス腱を押してみると、切れてない。良かった!
早速、急速冷却開始である。スプレーとシップでガンガン冷やす。

一段落着いて、歩いてみたが、激痛が走る。ただ事ではない。
翌日、行きつけの整形外科で診察していただく、全治1ヵ月の肉離れとの診断だった。
なんといっても、パサートの運転に支障が無いこと、ギブスの必要が無かったことは幸いだ。
ただし、これから、シップとシャワーと松葉杖の生活が始まるのだ。
なおみちゃんが、アキレス腱を切ったときは大変だったが、今度は、はれほれの番である。

そんな訳で、ヒメオオ採集は、全てがキャンセルになってしまった。
追い討ちをかけるように、ユウキ君のお受験が始まってしまった。
『あんたそれでも父親なの?』なんて言われたら、反論の余地が無い。
傷は癒えたものの、11月下旬まで、お受験が続き、
コルリ、ルリ、ツヤハダ、マダラ達の材割が飛んでいってしまった。
なんて勿体無いことをしてしまったんだろうか?

とま〜ぁ、悲惨な4ヵ月だったのであります。
さて、復活しまひょ。 
今年は、チビ採集からスタートしましたので、チビで締めくくりたいもんです。
採集記録のある若狭へ出撃だ。


<北陸道は全線ETC完成>

ETCは、ええよ〜ぉ。便利、安心、一寸だけ自慢。


<通行バーの上がり方がオモロイ>

北陸道を南下して若狭路へ向かいましょう。先週の寒波の影響で、標高500mの山々は充分な積雪であります。
コルリは不可であります。


<山は雪>

しかしながら、今日の日本海は穏やかであります。久しぶりの海やね〜ぇ。


<ウッシッシ>

海岸線の照葉樹林とコナラ2次林を目指して、怪しい林道を駆け上がっていく。


<え〜〜眺めだ>

久しぶりのクワ採集だ、嬉しい、右足を庇いながら、クワ林へ入ってみた。
おお〜ぉ、コクワの産卵マークだ、何て新鮮な驚きなんだろう。

  
<ちと見辛いが(◎)だ>

チビは何処?  割り始める。
豊かな林なのか、シロアリがやたらと多いではないか。


<ルイスツノを思い出す>

10本ほど割ったものの収穫無しである。
あ〜ぁ、復帰第1戦目はやっぱりボ〜ズか?


<なに?>

フラフラ歩いていると、何やらの観測器材がある。説明書きも無ければ、立ち入り禁止看板も無い、ただ、ロープが、『入るな』と言っている。
GPSアンテナがあるのが摩訶不思議。
更に歩いていくと。


<檻>

ここは、ミニ動物園だった場所のようだ。放置されたテーマパーク?
更に歩いていくと、もっと怪しい建物が現れた。
おまけに、灯篭がきれいに並んでいる。
日の入りが近い、あっちの世界には行きたくないので、早々に立ち去ることにした。
パサートで移動をかける。


<移動をかけたが、ショボイ>

新規開拓は辛いの〜ぅ。からきしだめである。
まあ、負け惜しみで、今夜は若狭牛のすき焼にしまひょ。

採集結果
ボ〜ズでございます。

戻る