7月27日(日)

昨夜の雨中ライトトラップは大変だった。今日は朝から晴れ上がり、夏の到来を予感させる。九州、四国、近畿の梅雨明けが報じられているが、気圧配置は梅雨の中休み配置である。オホーツク高気圧が日本海に張り出して来ている。
チャンスだ。梅雨の中休みだろうが、何だろうが出撃だ。その前に、昨夜の雨に濡れた装備を乾燥させよう。
今回は、去年のリベンジだ。ちょうど1年前、NM峠に出撃したもの、土砂崩れによる通行止めを食らい、ショボイ結果に終わっている。怪しいポイントなので早めに自宅を出発する。去年は、レーダーに引っかかりそうになったので、大人しく運転するもの、坂道を下ってきたサイクリング車とぶつかりそうになる。ヤバイ、ヤバイ。くれぐれも交通事故には注意しましょう。人身事故、自損事故、正面衝突、脱輪、転落etc・・・。非常に辺ぴな場所へのアプローチだからなおさらである。もし、人身事故を起こしたら、二度と昆虫採集はできなくなる。
途中、『土砂崩れ・通行止』の看板が2つも出ているが、お構いなしに先に進む。そして、去年の通行止めブロックポイントへ、ない、通行止めブロックがない。ラッキー(やっぱり)! 900mブナ林へアプローチをかける。
鬱蒼とした優秀なブナ林が広がっている。初めての場所なので、慎重に屋台を広げる場所を選定する。ヘアーピンカーブの車寄せに屋台を広げることにする。ここは、見晴らしが良い。早速、ブルーシートを敷き、フレームを組み立て、スクリーン設定、発電機配置。装備が撤収しやすい場所にパサートを駐車する。今日、購入したブラックライトを20W×2基追加した。


<40R>

18:55点灯。気温は低めだが、風無く、雷雲が近づく気配も無い。好条件である。本当にムシが集まるか心配である。徐々に夜の帳が下りてくる。何やら、ブナの巨木から巨木へ白茶ものが飛んでいく。ムササビか?
まず、水棲昆虫類が集まり始める。少しずつ小型の蛾も。
お! 君はヨツボシケシキスイくんじゃないですか? 手に取ると、生意気にも噛んでくる。油断した隙に飛んでいってしまった。元気なやつだ。


<お久しぶり>

20:00ごろから千客万来となってきた。
赤脚君登場。

  
<今夜も一番乗り>

小も登場。

  
<参りました>

深山君達は派手に飛んでくる。

  
<いつの間にか来ている>


<今年は♀の画像>


<♂は終盤か?>

帽子でキャッチ!


<飛んで来ながら空中キャッチ>

もー1つキャッチ!


<コイツが飛ぶと迫力>

あっちこっちに落ちている。油断できないね。


<踏みつけない様に>

蛾の集まり方が半端じゃない。クワの画像を撮るにも邪魔で邪魔でしょうがない。


<サイドに2基、グランドに2基>

どーも♀が多すぎる、♂のピークは終盤か?
黒くて、でかいクワよ来い。


<撤収いやだ〜ぁ>

22:00に撤収する。凄まじい数の蛾を振り払い、さながら地獄図のような状況だ。最後の10分間は、漆黒の闇の中での作業である。少しでも明かりがあると容赦なく虫が集まる。突然、闇の中で光る物体が? ビビッけど、ホタルだ。
再び、さびしい林道にて安全運転走行を開始する。余計なことは考えない。運転に集中する。考え始めたら怖くて仕方がない。突然、キツネが現れ消えていく。あービックリした。昨夜は、帰る時にニホンジカが2頭、林道の脇にぼーと立っていてホンマびびった。堪忍して欲しい。
山間部から脱出するとメールが入っていることに気が付いた。えりーさんからだ。おー、アルプスでお楽しみの最中のようだ。私も久しぶりにアルプスに行きたくなってしまった。さて、今回のライトトラップは、去年のリベンジが目的であった。去年同様、赤、深山、小と同種の成果なのだが、ボリュームは満点である。なかなか黒いクワは飛来しないもんだ。まず満足できる結果でありました。さて、次回は、再び若狭へトライしましょう。
ライトトラップは、1に安全、2に安全、3,4がなくて、5に安全ですよ。

採集結果
ミヤマクワガタ     3♂♂(MAX61mm) 12♀♀(友人へリリース)
アカアシクワガタ    1♂3♀♀(友人へリリース)
コクワガタ        3♀♀(友人へリリース) 

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