4月29日(火)

一般的に、我々の職業は、12月(師走)が最も忙しい時期だと思われているが、実は、4月が一番忙しいのである。全てがオール・ニューなのである。はれほれも、無事(?)、この時期を乗り切れたようだ。ここさえ乗り切れば、何とか数ヶ月は順調に事が進むものである。
そんな訳で、ここ1ヶ月は、ドップリお仕事だったので、その反動だろうか、ETCを購入してしまった。


<カロナビオプション>

当然、カロナビオプションである。チト高いが我慢・我慢。残念ながら、福井県内では、あまりお役に立ちそうもない。まっ、いいか。
今日のターゲットは、コルリ新芽採集である。ギフチョウシーズンが終わりに近づいていることもあり、フライング気味ではあるが出撃である。午前中に5月人形の設定を終え、目指すは、嶺南のYN峠である。以前、コルリの材割りに2回訪れているが、此処での新芽採集は今回が初めてである。成功すれば、万歳ですね。
ETCを無理やり使って、北陸道を降り、現地到着である。


<あの辺にいるはず>

見上げると、標高900mのブナ林は、いまからが新芽のシーズンのようである。
早速、何時もの装備を整えて、、登山道を登り始める。息が荒く、ドット汗が噴き出す。肢が重い。体内の澱んでいるのを吐き出したい。50分程、苦しい思いをして、ブナ帯に到着する。


<これからが本番>

これからが本番の芽吹きの様だが、諦めずにルッキングを開始する。夕方より、寒冷前線が通過するので、風が強く、下り気味の天候である。しかし、気温が高いので、ムシの活動は非常に活発である。期待が持てる。


<紛らわしい外道>

あの新芽採集の感動を再び! いない、イナイ、外道はいる、いっぱいいる。あっち、こっちの新芽を、下から、上から、横から舐め回す様に(下品だが)ルッキンするが、成果なし。スィーピングは、しない。なぜなら、新芽での採集が今回の目的であるからだ。しかし、この状況では、凹むのだ。


<此処にて一服>

雷鳴らしき物音が聞こえ始めてきた。さっきまで、囀っていたヤマガラ、コガラ達は身を潜めたようだ。
一服しながら、ブナの根元で考える。作戦変更だ。材割で、コルリの成虫を出す事にする。何が何でも、出すのだ。形振り構わなくなってきたようだ。コルリ材はいとも簡単に、しかも、豊富に足元に転がっていた。程好く熟れてもいる。ウッ、シッシシ。

 
<いくらでもコルリ材>

 
<いくらでも幼虫>

困った事に、幼虫しか出ないのだ。それも、大量だ。丁寧にリリースする。ここでも、コルリに見放されたようだ。残念。こんだけ幼虫がいるのに、口惜しい限りだ。撤収。


<帰りのブナ林は寂しい>

希望に燃えて、登ってきた登山道を一人寂しく下山する。あ〜〜〜ぁ。


<あんなに遠い>

見晴らしの利く場所に出たので下界を覗いてみた。あんなに遠くにパサートが止まっているじゃあーりませんか?ホント、凹みます。
さて、今回の採集は、午後からであり、天候が下り気味でもあり、フライングでもあったことから、ボーズとなったのは、当然の結果であり納得。でも、1♂ぐらいは行きたかったもんだ。次週に期待しよう。町内のお神輿とか模擬試験とか色々忙しいのだが、ニッチを見つけて頑張ります。

採集結果
まーた、まーた、ボーズ。

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