3月30日(日)

ボチボチ、ギフチョウの季節である。蝶屋にとっては待ちに待った季節である。特に、天候不順のこの時期に、一日・二日のタイミングのずれは、その成果に大きく影響するのである。偵察がてら、福井市内のお馴染みのポイントDVに赴く事にした。
このポイントは、はれほれが、小学校時代に化石採集に来たのが最初である。その後、ミヤマカラスアゲハ、ウラゴマダラシジミ、オオミドリシジミ、ズミナガシなどなど、数えれば限がないほど、好きなチョウを採集したポイントである。
さて今日は、どうでっしゃろ?


<こんな感じのジョボイコナラ林>

装備を背負って、ゆっくりと林道を歩いて行く。チビはいないかと適当に割りながらの散歩である。まだ、植物たちが活動していないようだ。臭いが軟い。強烈な春の匂いがしないのだ。新芽の芽吹きもまだまだのようだ。日当たりの良い広場で、じっと待っていると、ギフチョウが飛来した。既に、其処にいたのかも知れない。


<今季初物>

ナカナカ接近できないので、デジタルズームで画像を頂くこととなた。今一かな?
新鮮な♂の個体である。このエリアの個体の斑紋は、黒帯が太く、黄色実が強いことが特徴である。しかしながら、山間部に入るとその特徴が逆転してしまう。
とりあえず、春の女神に会えて安心である。


<咲き始め>

ヤマザクラは、咲き始めであり、チョウもハチもアブもまだまだ集まってこないようだ。
折角なので、幾つかのお馴染みの春の花の接写を試みてみました。


<ショウジョウバカマ@接写>

日当たりの悪い居場所ほど、色鮮やか。


<キクザキイチゲ@接写>

可憐な花です。野外の天然の光線で見ると一段と綺麗ですね。

採集結果
春の息吹

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