11月11日(月)
クワな生活から随分遠のいてしまった。
ど〜も、お仕事と家庭と町内のサービスに精を出しすぎたようだ。
日々のクワといえば、今年の2月に紀伊半島から採集してきたネブトの幼虫が成虫へと成長し、その子孫たちの成長を見る事ぐらいである。
はれほれ初めての累代飼育である。ちなみに、ネブト用の赤材は、ツヤハダを飼育した後のブナである。最初は、不味そうに食べていたようだが、何とか大きく成長したところを見ると、不味い餌の方がゆっくりと大きく成長するのかもしれない。既に30mmを夢見てしまう。
<紀伊半島産ネブト3齢幼虫>
ほな、惨敗覚悟で、福井のネブトを捜してみましょう。
はれほれの勤める高校の近くに、標高700m位の山がある。通称HN山である。山麓部に赤松を含む2次林が広がり、山頂部にはブナ林もある。
下でネブト、上でコルリを狙う、調子のヨロシイ企画である。
機材を背負って、いざ、久しぶりの登山である。
<親切な看板>
松の切り株や倒木は豊富なのだが、肝心のムシが見当たらない。コクワを捜すがこれも空振りである。
ここは、ムシが薄いようである。
さっさと諦めて、コルリを狙うために、標高差500mを登り始める。
<勤務先>
きょうの福井県地方は、久しぶりの好天に恵まれた。今年の11月は最低の天候である。例年にない早い寒気の進入で、連日の雷雨・雷雨であり、山間部では、1ヶ月早い、降雪と積雪である。これにて、1000m級のブナ林は打ち止め終了である。
何とかパワーを振り絞ってブナ帯へ到着した。
<すっかり紅葉>
<これがブナね>
目的のブナ林で、<・>を捜すが、一向に見つからない。としお〜んだったらさっさと見つけてしまうのだろうか?
フラフラになりながら、ブナ林をさ迷う。
ギブアップです。
クワ採集の勘が鈍ったようである。こまめに出歩いて勘を取り戻いたいものだ。
さて、下山が大変だった。弱った足腰の為、何度スリップしたか解らない。挙句の果てには、3mほど落ちてしまった。これは、屈辱!
カモシカにも笑われそうです。
<10m先のニホンカモシカ>
カモシカはイイ、4WDだもの、おまけに4WSだったりする。
そんな訳で、何しに行ったのか解らない1日でした。
採集結果
ひさびさのボ〜ズです。