9月1日(日)

遂に9月になってしまった。
オニをやっつけてから、ヒメオオ採集に行くはずだったに、今年はオニが採れずじまいである。とても心残りではあるが、ヒメオオ採集に出かけよう。
昨年の採集記をもう一度読み直してみた。昨年のはれほれは立派だ。よく頑張っている。下調べが充分であり、ガッツもある。結果も出しているじゃないか。
今年も昨年の様にあやかりたいが、どうなる事やら。今回は、昨年の採集地のなかで、ヒメオオの採集個体数の少ない富山県DGに行く事にした。ここでは、まだ1ペアしか採集出来ていないのである。追加が欲しいわけだ。
台風15号は、朝鮮半島を直撃した後、日本海へ抜けた。低気圧となり勢力を弱めたものの、強い南風が日本列島に吹き込んで、北陸地方は朝からフェーン現象である。この風が気に入らない。


<フェーン現象の朝は何か変>

南風のお蔭で、高速クルージングは快適だった。あっという間に富山ICに着き、林道を登って、DGのブナ林に到着する。
おかしい?
標高1300mだというのに暑いじゃないか。おまけに、風がヤッパリ強い。はたして、ヒメオオは御出勤しているんだろうか?。不安がいっぱいのまま、最初の小道に入ってみる。おいおい、何か付いているじゃないか。おまけにデカイよ。


<これは、50mmオーバーだ!>

拡大してみると。


<でかすぎる♀だ!>

すぐさまネットインしてみると、あ〜〜〜〜、カブチンだ。やっぱり。
今日の採集を不吉な影が横切るどころか、一気に、テンションが下がってしまった。


<バイバイ>

気を取り直して、目的の林道に突入する。標高といい、地形といい、ヤナギといい申し分ないのだが、肝心のブナの立ち枯れ(発生木)がない。延々と2時間ばかり黒い影を探すのだがボ〜ズである。それにしても暑い、ヒメオオ採集でこんな暑さは滅多にない。おまけに、運動不足で足元がふらついている。残念だが、諦めて昨年1ペアーを採集した林道に向かう事にする。


<昨年の採集現場>

再び炎熱地獄のような林道歩きである。これじゃ〜、クワもこの暑さで参っているに違いない。おまけに、風が強く、大きく枝がしなる。ここでもボ〜ズである。
今日は、手も足も出せない。この時期では、材割りしても幼虫しかいない。ブナ林に分け入り、巨大な倒木をルッキングするが、都合よく、オニやツヤハが居る訳でもない。そー言えば、去年もボ〜ズから始まっているから、まっ、いっか。
早々に引き上げ、富山IC近くのタンタンラーメンに舌鼓打ちながら、今日の最高気温を調べたら、富山市で38.3℃であった。9月としては記録ものらしい。道理で、DGでもあんなに暑いはずである。今日のボ〜ズの原因を38.3℃の所為にして、来週はど〜しましょ?。やっぱり、ボ〜ズ覚悟で新規を開拓しようかな?。

採集結果
久しぶりのボ〜ズです。

 

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