8月9日(金)

めんそ〜れ。
お目出度い事に、はれほれ家の夏の家族旅行決行の日がやってきた。昨年は、紀伊半島一周であったが、今年は、沖縄本島である。ムシ屋にはたまらない場所なのだが、何せ家族旅行である。本分をわきまえた行動が求められる2泊3日である。
ほな、採集兵器を忍ばせて、荷造りを始めましょう。
ちなみに、はれほれは沖縄県のクワがど〜なっているのかは無知に近い状態である。

  
<小松空港からこいつで2時間だ!>

連日35℃の北陸から、海洋性気候の那覇空港に降り立ち、いかに31℃が快適なのか実感する事になった。『いや〜、沖縄は涼しいね〜ぇ。 』が、第一声とは情けない限りだ。


<サービスします>

しっかり、リゾートホテルに連泊である。このホテルの駐車場の外灯に獲物が来るかと淡い期待を抱いたが、無残に砕け散ってしまった。ムシの苦手な人々が集うホテルに、虫は集まらない。植物だけの実に静かなホテルであった。
それで、レンタカーを使って、あっちこちのお約束の場所をまわり始める。


<海の豚だよね>

ホテルへの帰宅途中の国道より脇道にそれ、30分ほど、クワ採集をさせていただく事にした。しばらく、走ると、霊園に出る。う〜ん、イシガケチョウ、シロオビアゲハ、ナガサキアゲハが飛んでいる。ムシが濃い場所か?。照葉樹林内に倒木が見られるので、材割りで勝負する事にした。乾燥した場所なので、ヒルよりアリやヘビが怖い。早速、足元に落ちている落枝を割り始める。乾燥が激しい物には、アリが巣食っている。オットいけない、薮蚊の攻撃が始まっている。化学兵器で、防御と応戦をする。そんな中、居たじゃないか?。


<お〜、感激!>

コクワでも良かったんだが、コクワでなくて良かった。ヒラタだ、沖縄だからオキナワヒラタかな?。


<けっこう赤いね>

更に、ガンガンいくがアリばっかりである。それにしてもヤッパリ暑い。
場所を変えて倒木や樹液を探してみた。


<赤い材だ>

赤材を発見!、ネブトが採れるのか?、けど、沖縄のネブトもマツ材なのだろうか?。とにかく探してみよう。ムシを出さないことにはお話にならない。
ありゃ〜。


<何でやねん?>

やっぱり、沖縄のカメムシは福井と違う。トロピカルやね〜。
あ〜、赤材を割ってもゴキブリしか出ない。沢沿いの黒材を割っても、ゴキブリしか出ない。


<クワガタのシーサがあってもおもろい>

予習不足、時間不足、集中力不足では、クワは採れませんね。
しかし、遠い存在の沖縄が身近に感じた家族旅行でありました。自宅から4時間後には、ヤンバルにてクワ採集ができるのである。これは新たな発見です。ま〜、次のチャンスにお任せして、今月はライトトラップに励みましょう。

採集結果
オキナワヒラタクワガタ(成虫)    1♂

 

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