5月6日(月)

昨日の子供の日は、鬱陶しい曇空が一日中続いた。
一転して今日は、コルリ日和だ。朝から快晴、昼過ぎても快晴。はれほれの職場から標高1000mのブナ林が、とお〜くに見える。今ごろ、メタリックグリーンの輝きを放ちながら、コルリ♂が飛び回っているんだろうか?。
午後2時過ぎに仕事が納まりかけたので、お先に失礼する事にした。自責の念に囚われつつ、顔は笑っていたようだ。
早速、としお〜んに出撃メールを入れ、二人で、WRC峠へ向かう事にした。


<4つぐらい奥の山にコルリがいる>

さて、KR峠に到着したのは、午後3時30分頃。既に、日は傾き始め、雲が広がり、何となく肌寒いのだ。飛ばないと判断し、ひたすらブナの新芽をルッキングする。時期が一週間程早すぎたようで、茶色いままの芽が多い。それでも、広がったものやネジれた美味しいものも少なくない。
早速、としお〜んが1ペアを新芽からゲットする。相変わらず凄い!。スイーピングするが、ゴミと外道しか入らない。やれやれ、またもやボ〜ズなの?。
ブナの新芽をルッキングする中で、オトシブミを見つけてしまった。ブナの小枝に小さな文が沢山付いている。スイーピングしてみたら、てんこ盛りで入ってしまった。


<ウジャウジャ>

最初は擬死しているものの、30秒ほどして生き返り、のこのこ歩いてから飛んでいく。


<なんてマッチョな前足>

酢酸エチルで〆て標本にしようと考えたが、これから小さいながら立派な文を作る彼らの事を考えると、不憫になり止めてしまった。けど、名前は何なんだろう?。ビロウドテナガオトシブミ?。


<君の名は?>

ちゃんと標本を作って、データを蓄積して、同定して記載する。ムシ屋の基本ですね。
そんな訳で、登山道周辺のブナを諦め、林道を下りながらルッキングを開始した。

あっ、いた。


<お〜今期新芽初採集>

目の前の幼木の新芽に居るじゃないか。採集そっちのけで、映像を撮ろうとしたら、としお〜んがネットを下に入れてアシストしてくれた。サンクス。
♂は新芽から這い出して、小枝を移動し始めている。よ〜やくAFがそれを捕らえた。小さい相手だから大変だ。


<確かにコルリ>

はい、はい。近づいてもう1枚。ワイルドの写真は、どことなく品があって、凛々しくて良いですね。大好きです。
午後5時になりましたので、これにて撤収であります。

採集結果
キンキコルリクワガタ  1♂

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