3月26日(火)

突然であるが、異動である。移動ではない。
11年間勤めた職場を後にして、新しい職場へ向かう。


<サヨナラ駅裏の進学校>

今までの職場は、パサートで10分もあれば到着したのだが、新しい職場は、遥か彼方である。お〜、見えてきた、ここか〜ぁ。


<新しい職場>

はれほれにとっては、殆んど初めての場所なので、ワクワクしてしまう。高校生物教師をするには、もって来いの環境だ。早速、正面に回り、駐車場に入ってみる。


<ゆとりのあるスペース>

広くて大きくゆったりとした校風なんだろうか?。未熟なはれほれでも受け入れてもらえそうだ。さて、仕事をしなくてはいけない。ご挨拶をして、書類、打ち合わせ、申請等、etc・・・。ど〜も、この手の仕事は苦手である。明日からここが、はれほれの職場だ。身を粉にしてがんばりませう。
お仕事が終了した。
ミタビ、若狭ブナ林へアタックする。今日は、気力充分、やる気満々、コルリの成虫を割り出すまで帰らないつもりだ。今朝のズームイン朝の占いで、天秤座は黄色がラッキーカラーと言っていた。はれほれの出で立ちは、黄色上下のレインスーツに黄色いゴム長だ。必ず出してやる!


<目的のブナ林>

いつもの様に、急斜面を登っていく。稜線付近のブナの木に、大きな鳥が止まった。トビはあんな所には止まらない。猛禽類には違いない。フクロウにしては大きい。再び飛び立ち、はれほれの目の前を通過する。尾羽が杓文字のように丸く大きい。黒と白の縞縞模様だ。大きさから言って、何だろう?。クマさんorハチさんあたちだろう。あ〜、ビックリした。
まだ先が長いが、そろそろ材でも割り始めよう。1本目の材からいきなり出てしまった。こんな時は後が続かないもんだ。


<先ずはお尻>

直射日光に当てて、様子を見たら、動き始めた。何時でも、新芽に向かって動き出せるようだ。


<出て参りました>

高湿度の環境にいた事が、体に付く水滴より判断できる。この材をよ〜く見ると、2匹目がいる。樹皮のすぐ下に蛹室を作り、即、脱出できるようだ。


<難なく2つ目>

ナント、あっちにもいるではないか。


<這い出してきた3つ目右>

いきなり、1本目の材から♂を3つも出してしまった。こんな時は、後が続かないもんだ。


<3つ目のお尻>

予想通り、この後、材や<・>はあるものの、成虫はおろか幼虫すら出なくなってしまった。あそこがポイントだったんだろうか?。
標高700mでは、採集が不可能となった。


<根元から解ける残雪>

寒い、ハッキリ言って寒い。おまけに風通しが良すぎる。これ以上登ってもムダのようだ。引き返そう。


<積雪30cm>

さて、昆虫採集の鉄則の1つに、「同じ道でも、往路と復路では採集品が違う。」てなのがある。今のところ、3♂♂、幼虫2exsである。用心しながら材を捜して下山しよう。♀と幼虫が採れるはずだ。

  
<何故か幼虫ばかり>

予想通り、<・>のない古い材から幼虫が次々と出る。ポイントが絞りにくいブナ林だ。広く薄く分布しているのか?。
♂を割り出した場所近くにて♀を割り出す。

  


<三連射>

う〜ん、まだまだ材割テクニックが未熟のようだ。もっと、森を見て、斜面を見て、風を感じて捜すとイインだろうか?。


<まだまだ出ます>

いや〜、成虫が出てよかったが、あの2本だけが成虫入りの材だった。チト寂しい気がする。あれだけの規模のブナ林だったら、5〜6本の成虫入り材を見つけてもおかしくない。やはり、未熟な腕なんだろうか?。だったら、修行いたしませぅ。
とにかく、成虫が出せて大満足だ。新芽採集まで、待ちきれまヘンな〜ぁ。

採集結果
キンキコルリクワガタ(成虫)    3♂♂ 1♀
キンキコルリクワガタ(幼虫)    10exs

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