8月30日(木)

新規開拓@ヒメオオの第3弾は、としお〜んを誘って、石川県加賀地方PCHに出向く事になった。これまた、地形図で探し出した場所である。標高、地形、植生共に申し分ない場所である。さて、新規開拓の第1弾は、岐阜県奥美濃にて惨敗、第2弾は、石川県加賀地方ZFにて55mmの勝利で1勝1敗の五分である。今回の第3弾も勝利したいものである。
いつもの様に、JR福井駅でとしお〜んを拾い、一路、石川県に向け、パサートを走らせる。今回の林道走りは、パサートには負担が大きく、途中でリタイヤせざる負えなくなった。林道退避スペースに駐車する。標高は、まだ900mに満たない状況である。身支度を整えフル装備で歩き始めるが、まだ、スギの植林地帯であり、先が思いやられるスタートである。滅入った気持ちで歩くものの、林のオープンスペースには、ヤナギがそこそこあり、ルッキングを開始する。天候は、曇であり、非常に見難いコンディションである。それでも、怪しい場所にしばらく目を凝らしていると何かが見えてくる。
「あ、いた。」何やら黒い塊がヤナギの枝にへばりついている。すぐにとしお〜んにも確認してもらう。黒いクワだ。雨が降りそうなので、予め持って来たコンビニパラソルをクワの落下地点へ持っていく。としお〜んが、クワのネットインを試みるが、入ってくれない。仕方なく、コンビニパラソルへの落下を試みる。はれほれの目の前を別の♀クワが落下していく。ウッ、これは諦めるしかない。首尾よく黒いクワ♂がコンビニパラソルに落下してきた。


<越冬個体50mm>

立派な50mmの越冬♂個体である。オオアゴの先端が極端に磨耗している。今日は、この様な2人の共同採集が続く事になる。見つけたクワは、絶対に逃がさない、まさに2重の備えである。それと同時に、お互い安心して採集できるメリットもある。
さて、黒いクワがいることがわかった。第3弾としては、ボーズは免れたわけである。あとは、サイズと数である。目標のポイントまで標高差400mもあり、ここまで延々とルッキングを続行する。


<2頭目を求めて>

なかなか、2頭目が採れず、お互いだんだん焦ってくる。そんなおり、たまにクワを見つけて、ネットインすると。


<久しぶりの姿>

赤いクワである。
ブナ林は、立派であり、ヤナギもけっして少なくない。標高1100mになった所で、ランチにすることにする。一息入れないと、見えるものも見えなくなり、無い物が見えてきてしまう。


<パラソルの凄い威力>

ランチが終わり、歩き始めて3歩、「あ、いた。」と、としお〜んが黒いクワを見つける。無事、ネットインすると2頭目のオスでした。

  
<としお〜んのグローブ>


<さっきまでいた場所>

ヤナギの小枝をかじっていたようだ。う〜ん、雰囲気出てきたみたいだ。

続けて、としお〜んがペアをネットインする。急にクワの姿が濃くなってきたので、辺りを見渡すと、あるある、巨大ブナの立ち枯れが。これらが発生木なのだろうか?確かめようと思って(確かめようがないのだが)薮をかき分け、太い幹に目をやると、またまた出ましたルリ産卵マーク。


<う〜ん、美しい>

としお〜んもはれほれも、見るのは2回目のマークである。早速、削り始める。はれほれは、作法がわからないので、としお〜んに任せることにする。


<ガーバーで削る>

ほんと、浅いところに食痕が走っている。コルリと比べると乾燥している材だ。こつこつととしお〜んが食痕を追いながら削っていく。

  
<3齢幼虫と蛹>

幼虫と蛹を出す。蛹は、複眼に色素が形成され、オオアゴがよく解かる。もう1〜2週間で羽化だろうか。残念なことに×になってしまった。ルリの材削りは非常に難しいようだ。
さて、リフレッシュしたところで、先を急ぐことにする。としお〜ん「あ、いた。」 はれほれ「あ、いた。」と、こんな感じで採れ始める。ヤナギの樹液に来ているものが多い。


<ここはサイズが小さい?>

目標としていたポイントに差し掛かった。随分ワイルドな場所である。ブナの幼木が多く。としお〜んが好きなコルリの新芽採集ができそうである。おまけに、ブナの立ち枯れ倒木を再び調べてみると、黒いクワの幼虫食痕や蛹部屋らしきものが確認できる。う〜ん、ビンゴのようだ。
また、採れる。ところが、これからという時になって、雨が降り始めた。予想通りの展開ではあるが、ちと、悔しい。本降りになるまで採集しよう。
いよいよ、その本降りになったので、30m先のヤナギまで行って、本日終了する事にした。20m手前で、大きな黒い塊を確認してネットインする。ペアだ。としお〜んはここで52mm♂をネットインする。人生こんなもんだな〜と変なところで納得してしまった。
さあ、撤収である。雨の中、ひたすら歩いてパサートに戻る手前で、やっぱりアニマルウォッチングだ。子ずれのニホンカモシカである。驚いた子供が母親と違う方向に逃げたので、母親は鋭い声を出して子供を呼び戻している。非常〜に緊張感のある呼び声だった。
としお〜んご苦労様でした。付き合ってくれてありがとう。
第4弾は、何処にしようかな?

採集結果(2人分)
アカアシクワガタ(成虫)   1♂(リリース)
アカアシクワガタ(成虫)   2♂♂
ヒメオオクワガタ(成虫)   7♂♂(35〜52mm)3♀♀(34〜37mm)

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