7月14日(土)
ここ3日間は、夕方より凄まじい雷雨のためライトトラップどころではなかった。その割に、日中は天気がよすぎて、34℃の猛暑続きである。あ〜、クワを拝みたい。真昼間から楽しくクワ採集ができるのはアカアシだろう。さて、お馴染みのアカアシポイントへ行ってみよう。
ここのポイントは、はれほれが中学生の頃から通っていたチョウ採集ポイントである。ずいぶん林が切られ寂しくなったが、まだまだムシがいっぱいいる場所である。
自宅から、パサートで1時間かけて到着する。昨夜の雨がまだ残っていて、雲行きが今一怪しい。こんな、梅雨の晴れ間にチョウ達は、満を持して活動する。林道を歩き始めると、チョウ達が乱舞していた。
<コムラサキ♂の吸水>
アカアシポイントだから当然、ヤナギ林がある。となると、コムラサキも生息している訳で、びゅ〜ん、びゅ〜んと飛び回っていて、気になって仕方がない。ヤナギの枝をクワ眼でルッキングしている時、こいつが現れると、クワ眼がチョウ眼になっていまい、クワを見つけられなくなってしまう。
<カラスアゲハ♂の吸水>
ミヤマカラスアゲハが多いポイントなのに、珍しくカラスアゲハが吸水していた。画像では解からないが、腹部より盛んに放水している。
<こっちはミヤマカラスアゲハ♂>
<こんな感じで集団を作る>
やっぱり、ミヤマカラスアゲハの方が美しい。国蝶を決めるとき、候補として、オオムラサキの他にギフチョウとミヤマカラスアゲハが入っていたと、何かの本に書いてあったような。とにかく、こいつらもばんばん飛び回っている。
アカアシピンポイントに到着して、青空にヤナギの枝を透かしてみる。お〜、今年もいるやないか〜ぁ。
<動きが激しい>
小枝を忙しそうに歩いている。落ち着ける場所を探しているようである。では、アミで採集しましょう。ボトッ!ネットインどぇ〜す。
<お〜美しい>
なかなか立派なアカカシ♂です。う〜ん、アカアシくんは、上品ですね。何回採集しても感激です。
<今度はシータテハ>
場所を移動しながら、ヤナギをルッキングする。発生の初期なのか個体数は少なめのようだ。けど、ポイント・ポイントにはペアでおります。
<あんまり採り過ぎるのも?>
ミヤマも採れるのだが、今日はまだお会いしていない。アカアシのみの採集が続く。小型のルアーケースが一杯になったので、ボチボチ撤収である。
<クロコムラサキじゃあ〜りませんか>
クロコムラサキが吸水していたのでネットインする。う〜ん、これも品があるムシだ。映像だけ頂いてリリースする。劣性遺伝するクロコムラサキ、ここでは、2割程度でしょうか?
<行く末が心配なクロシジミ>
帰り道になって、クロシジミ♀が現れた。幼虫は、アリに育てられるという一寸変わった生活史をもつチョウである。昨年はもっと個体数が多かったのに、今年はこれ1個体のみの確認である。行く末が心配なチョウである。
チョウの話が多くなってしまった。・・・反省。
採集結果
アカアシクワガタ(成虫) 9♂♂(30〜47mm) 7♀♀(26〜33mm)