6月22日(金)

今週も、としお〜んと一緒に、ライトトラップである。
先週は、低温と遭難騒ぎのおかげで、クワ採集どころでなかったので、今週は、越前海岸の照葉樹林を狙う事にする。全く、下見もせずに、1/25000の地形図を頼りに決めたポイントである。何が採れてもおかしくないし、何にも採れなくてもおかしくない。とりあえず、無謀にも、トライする事にした。
としお〜んを拾って、パサートを走らせて、トンネルをくぐると、イカ釣り漁船の集魚灯が見える。


<ポイントを攻めるイカ釣り漁船>

ゆっくり辺りを伺い、トラップ場所を選定する。谷川のほとりに、工事事務所があり、この広場にて張る事にする。気温は、21℃もあり、既にパサートのヘッドライトに外道たちが群がり始めている。風なく、雨なく、月なく、申し分ないコンディションである。2人とも気合い充分である。さらに、はれほれトラップに、今回から、誘蛾灯(20W×2本)を追加した。活躍が期待される。


<20:05スタート>

夕食を頬張りながら、虫を待つ。みるみる外道が集まり始めた。まず、ドウガネブイブイくん。

  
<ドウガネブイブイ>                  <マツモムシ>


<オオゾウムシ>

マツモムシが、異常に多く飛来する。カゲロウ、トビゲラは全く来ない。蛾が多く飛来し、賑やかなライトトラップになる。
突然、黒くて大きな個体が飛来する。クワ♀とばっかり思っていたら様子が違う。
大きな触覚、大きな複眼、発達したオオアゴ、特異な形の前胸板、おまけに、ダニが付着している。シデムシ?オサムシ?見た事がないムシだ。
とりあえず、としお〜んの殺虫管におさまる。


<きみは、だ〜あれ>

21:30ごろ、哲ちゃんが来た。彼は、雑甲虫の専門家であり、早速、吸虫管で、1〜2mmのムシを吸い始めた。


<恐るべし吸虫管>

哲ちゃんによると、さっきのムシは、クロシデムシとのこと、かっこえ〜やないか。
それにしても、肝心のクワが1個体として飛来しない。これだけ外道が飛来して、クワが来ないのは、なんでやねん?諦めム〜ドが漂い始める。
おまけに、はれほれの懐中電灯が2つも壊れる。こりゃだめだ。


<今期初めてのオオミズアオ♂>

残念ながら、23:00撤収である。下見の不十分さが敗因でしょうね。あ〜、残念。

次週も気合を入れて、イージーなライトトラップはしないぞ、狙うは、ネブト。。

採集結果
3週連続、ボ〜ズだよ〜ん

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